5月31日日曜日。FBで連続7日間ブックカバーの写真をアップするというチャレンジがあって、バトンを渡されたので、やってみた。何にしようか迷ったが、好きな、というより誰もあげないような自分が影響された本を選んだ。それもめでたく満了したので7冊以外の本も混ぜてここにも載せてみる。
怪盗ルパンシリーズ・奇巌城 モーリス・ルブラン著 南洋一郎訳 ポプラ社。なんと280円。
このシリーズの10番目、「七つの秘密」を印刷会社に勤務していたお向かいさんに頂き、夢中になってしまった。南さんの翻訳の力が大きいのだと今になって思う。文字通り読み漁った。
ノックの音が 星新一著 講談社文庫
本屋で偶然見つけてタイトルの面白さに目がとまり、その薄さと安さと短編集の読みやすさで買うのを決めた。これが大正解。ショートショートの面白さにはまり、この時期に出ていたものは読破したと思う。そういえば教科書に「鏡の中の犬」が出てたよね。あとから著者が同じだと気づいた。
ジャイアンツは負けない つかこうへい著 角川文庫
実名の人物がいかにもで登場。あのころのジャイアンツを知ってれば想像してしまう。広島の描写は実物でもやってほしいぐらい、ぴったりはまったなー。ありえない話なのに光景が目に浮かんでしまう。
或る「小倉日記」伝 松本清張著 新潮文庫
短編集。そのなかの「菊枕」。高校のときのレポートの参考文献として読んだ。だが、どう書いたらいいかわからず、結局レポートには書いてない。今なら書けそうな気がする…(;'∀')
高熱隧道 吉村昭著 新潮文庫
ラジオドラマで衝撃を受けて読んだ。同じく塩狩峠(三浦綾子)も。ラジオドラマ、もっとやってほしかったな。
破戒裁判 高木彬光著 角川文庫
そのころ推理小説しか読んでいなかった。何気なく読んだこの本から「破戒」(島崎藤村)を読み、「橋のない川」(住井すゑ)へと続くきっかけとなった。こういう風にだんだん広がって次へ進んでいくのが読書の醍醐味だと思う。こういうことってけっこう多い。
バムとケロのさむいあさ 島田ゆか作 文渓堂
言わずと知れた絵本。このバムケロシリーズは親も虜にしてしまう。最新作の「バムとケロのもりのこや」は子どもがもうとっくに絵本を卒業してるのに、私が欲しくて買ってしまった。
追加3冊
1冊読んで気に入るとその作家を続けて読むくせがあるのだが、けっこうこだわりもあり、読まず嫌いもあったりする。だいぶたってからそういうのを読んで後悔したり。でもやっぱり三つ子の魂百まで、推理小説好きだな~