母さんが 最後に仕込んだ 梅・・・
最後まで 干すことができなかったのか 樽の中で 梅酢に漬かってた。
二年越しになったが 母さんの作った 梅を干した
干してたら やっぱり 思い出すよね・・ ついつい泣けて 顔がぐちゃぐちゃになりながら 干してたよ。
思わず 一粒 崩れたの つまんで 舐めてみた
そしたら それは あたしが覚えてる 母さんの梅干しの味だった
昔から 知ってる 母さんの味だった・・・。
同じに 作ってるのに あたしとは 違う どこが違うんか あたしのも不味いとは思ってないけど、
母さんの方が 味が丸いんだ~。
母さんの 梅干しの方が 悲しくなるくらい あたしのより 美味しいよ。
久しぶりに 母さんの味にあえたら 涙とまんなくなっちゃった

。
お盆さんだから まあそれもいいかね。
大事 だいじだね この
梅干し
今となっては すごーくありがたい 母さんからの贈り物だもんね。
母さんに会いたくなったら この梅干し ほんの少しだけ 口にしようかな。