からすま日記

マンガ家挫折者、食いしん坊、の
マイペースな日記です。

天狗の台所

2023年10月11日 22時48分00秒 | 今読んでるもの
最近ハマっている漫画です。
食べ物漫画…の部類に入るんでしょうか。
最近は食べ物漫画も多岐にわたっていますねー。
天狗の末裔の兄弟の、ロハスで美味しい田舎?生活漫画。
天狗と言ってもファンタジー要素は香り付け程度で、美味しい食べ物と兄弟の交流が主に描かれています。

あらすじは…
ニューヨークで両親と住む飯綱(いづな)オン少年。
ある日母に
「あなたは天狗の血を引いている。14歳の一年は人目につかず生きよという一族のしきたりがある。アホらしいけどとりあえず従うことにしたので、来月から日本で兄と暮らしなさい」
と告げられます。
オン少年は「天狗!?クール!」と最初は喜び日本へ行きますが、
待っていたのは田舎(だが東京)の、日本むかし話のような生活。そして生まれてから13年会ったことの無い兄、基(もとい)とのややギクシャクした生活。
兄は寡黙でいまいち掴めない変わり者だし、期待していた天狗パワーは何ひとつなく、ガッカリしたオンはナイショで帰る事も考えます。
一方、おやつひとつ作るにも手間ひまかける事に喜びを感じる兄。


ガッカリしていたオン少年でしたが、
風呂上がりの兄の背に小さな翼を発見して大興奮。



自分にも翼が生えてこないかな!?と天狗パワーを諦めきれない14歳。
さらに一緒に暮らす犬のむぎの言葉が分かるようになり、「俺の天狗パワー増して来てる!」とますます期待が高まります…。

天狗というファンタジー要素をうまく折り込みながら、
ファンタジーに偏りすぎることはなく、兄との交流が深まっていく様子や
美味しそうなご飯の絵を見せてくれます。


焼き芋のポタージュは真似出来そう。
自分でも作れそうな食べ物を描いてくれるあたりも嬉しい。
(最近はそういう漫画、多いですね。昔の美味しんぼとかミスター味っ子は「そんなん無理やでー」というのが多かったですが)




↑この冬真似してみようかと思っているホットアップルサイダー。

この漫画、料理やロハスな田植え、稲刈りなどの描写もいいんですけど…
私がハマったのは、兄弟関係の歩み寄り?が描かれている部分です。
あまり物おじしないオン少年ですが、一緒に暮らし始めても長い間、兄の事を「あのひと」と呼んで少し距離を置いていました。
生まれてから一度も会った事が無いのですから、仕方ないですね。
兄の基も感情をあまり表さないので余計に親しみにくい。
その兄弟間の見えない壁が、少しずつ少しずつ崩れていくさまが微笑ましく、ほっこりします。



クリスマスにプレゼント?を贈りあうシーン。
この靴下カバーウチにもあったわ!と懐かしくなりました。



山菜採りでケガをしたオンをおぶって医者に連れて行くシーン。
基は背中に羽があるので少し気を遣いながら、そおっと頭をもたせかけるオン。
なんか好きなシーンです。
オン君はやや落ち着きはないものの、基本的にとてもいい子なんですよね。
それが分かるシーンも随所にあって、にこにこしながら読める漫画だと思います。


ちなみにこの漫画の事はSpotifyの
みどり・ひろみの好きなことしか喋らへん!というラジオ番組で知りました。
映画と漫画を紹介している番組です。感謝。












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スキップとローファー

2023年08月24日 21時13分00秒 | 今読んでるもの
そう言えばこの漫画については書いてなかったなぁと思いまして。
確か賞も取ったし、アニメにもなったのでそこそこ有名ではないでしょうか。

少女漫画…になると思います。
田舎から都会の進学校に上京してきた、頭は良いけれどちょっと天然な女の子みつみとその周りの人間模様を丁寧に描いています。

こう書くと全然面白さが伝わりませんね…。

劇的な事が起こるわけではありません。
現在は恋愛関連の話になってますが、恋愛中心でもない。だから甘々な恋愛漫画を求めている人には向かないと思います。
基本はイケメンの志摩くんという男の子と、主人公のみつみのお話ですが、
彼らを取り巻くクラスメイトや家族についても掘り下げて描いています。
外見と内面のギャップと周りの自分の扱いに悩む綺麗な女の子や、
その美人を最初ギャルと思って避けていた地味目の女の子、
努力して可愛くなり、今は学校でうまく立ち回るように常に計算している女の子
…などなど。
副主人公の志摩くんも、一見気さくで明るいイケメンですが
モテすぎてトロフィー彼氏として扱われてきたことや
子どもの頃母親に寄り添ってもらえなかった事、
ハイスペックである事で天狗にはなったりしない性格から、自分に自信が持てない一面があり、内面は結構ネガティブです。
そんなこんなをじっくり丁寧に描いている漫画だと思います。
女子や男子のわちゃわちゃした会話もあり、そこも読んでて楽しい。
個人的に男子達の会話のシーンが結構好きです。アホっぽくて。


こんな感じ。
上の少年はちょっとお調子者の山田くん。
あーこういう子ってクラスにいたかも?と思います。
一見こんな感じですが私は結構好きです。彼は実は気が利く人なのです。

今9巻まで出てますが、1番好きなのは8巻の公園のシーンです。





みつみと志摩くん。
ここだけ載せても知らん人にはなんのこっちゃ?でしょうが、
この前に彼が世間における自分の価値についてくらーく考えてるシーンがあり、
そこを読んでからのこの場面なので…とても良かったんです。
ひねた事を言えば、みつみがこのタイミングでこのセリフを言うのはご都合的かなとは思いましたが。
このシーン以外にも好きな場面が色々あるんですが、長くなるので割愛。
映画っぽいシーンが結構多いなあと感じます。


「どうせイケメンが地味目の主人公と都合よくカップルになる話でしょ?」
と思って読んでない人がいたら
まあ試しに、一度ネットカフェででも読んでみてー、と申し上げたい漫画です。
次回も楽しみです。









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やまとは恋のまほろば

2023年08月04日 11時23分00秒 | 今読んでるもの
「お久しぶりです。
アホみたいに暑い日々が続いておりますが、皆様体調崩してませんかー。

さて久しぶりにハマって読んでるものを紹介します。
「やまとは恋のまほろば」
少女漫画です。
古墳✖️大学のキャンパスライフ✖️ぽっちゃり女子の恋模様?
というちょっと変わった組み合わせです。
舞台が関西圏なので、作中では関西弁が多用されており、その点好みが分かれるかもしれません。
ざっくりしたあらすじは…
ぽっちゃり女子の三和穂乃香は、一緒に入学した親友が大学デビューして綺麗になっていくことに引け目を感じ、また新しく友人になったゆるふわ美人女子と親友ばかりが仲良くなり、自分は「ごまめ」(みそっかす?よく分からない)だと卑屈になっていた。
ゆるふわ女子から合コンに誘われて出席するが、あからさまに男性陣にはガッカリされ
「あれはないわー」と噂されているところに出くわし、
「耐性あるんで。前方後円墳呼ばわりされるくらいが通常なんで」
と淡々と述べる穂乃香。
彼女は大学のサークルの古墳研究会に入っているのでこのセリフが出てきます。
その研究会には2人の男子が所属しており、うち同期の飯田くんの事を好きになるのだが…という感じです。

正直4巻までは特段面白く思って無かったです。
ちょっとモノローグの使い方が独特で、「これ今どういう感情なのかな??」と分かりにくいシーンもあり、古墳にもそれほど…って感じでしたので。
それが5巻で主人公とは異なる人物に視点が変わり、それまでのシーンの見方がガラッと変わりました。
5巻を読んだ後、1巻から読み返したのですが、
「あーこの時こんな風に感じてたのかー!」とグッと来る事度々。
思うに、かなり細かい所まで作者さんは考えて描いてたのかなと思います。
なんか話の進め方がミステリー小説に似てる気がしました。
4巻までで見切ってしまった人もいるかもしれませんが、もしいたら、5巻を読んでみてーと言いたいです。


4巻、サークルメンバーで古墳公開に訪れた時のワンシーン。
なんとなく好きなシーンです。
なんか、リアルにいそうなんですよね。この人達が。


4巻まではぽっちゃり女子がイケメンに都合よく思われて…またその手のご都合漫画かなぁと思って読んでいましたが、まあ多少その傾向はありますが、5巻を読むと私は少し納得できました。そういう理由で惹かれる事はあるかもなと。
あと私は今関西弁が恋しくなっており、この漫画の柔らかい関西弁(奈良弁?)がとても響いたのも身びいきにつながってるかもーと自己分析しております。

ウェブの更新が楽しみです。


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黒武御神火御殿

2020年03月15日 23時38分51秒 | 今読んでるもの
「三島屋百物語シリーズ」第6段。

江戸の袋物屋「三島屋」が、
人にはそうそう打ち明けられないけれど、ひとりでは抱えきれない話を持つ客人から、
「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」。
その場限りの話として聞いてお終いとする、一風変わった百物語を行うというこのシリーズ。

物語の聞き手が女性から男性に変わったからでしょうか。
「黒武御神火御殿」は、ずーんと暗くて堪える話が多かったです。
でも、暗くても「面白い」が勝ってどんどん読んでしまいました。
さすが宮部みゆきさんです。
個人的には、「あんじゅう」みたいなほのぼの話も読みたいのですが
聞き手が男性のうちは重めのものが多いのかな?




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ラブリィ!

2020年01月18日 21時08分39秒 | 今読んでるもの
児童書またはヤングアダルトになります。
主人公の中二男子がアホなんだけどいい奴で
読後感が良かったのでお勧めします(*^_^*)

あらすじは・・・
井出拓郎は映画制作研究会の中学2年生。
映像コンクールに応募した作品が審査員特別賞を受賞したが、
主役には学校一ブスと言われている田沼涼子を起用していた。
賞を取ってから拓郎は「見た目」について考え始める・・・。

「オレたちって、どうして見た目をそんなに気にするんだ?」

拓郎自身は、自分の容姿が世間から見てそこそこイケてる事にも気づかないくらい、
他人の容姿にもそんなに頓着していません。
女子がよくする「恋バナ」にもピンと来ず、
自分がそんな話をするのは、生まれ変わっても無理な気がする、
と考えるくらいの幼さがあります。
でも、すごく気持ちのいい奴です。
涼子が見た目をクラスのボス的男子にいじられていたら、
さり気なく?フォローしたりもします。
涼子とは彼女がわりと寡黙なこともあり、あまり話をしませんが…。
拓郎がアホの子なおかげでお話がシリアスになりすぎず、テンポよく進みます。
NHKあたりでドラマ化してくれんかなーと思いました。




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さよなら、田中さん

2019年06月20日 17時14分58秒 | 今読んでるもの


中学生の作家さんが書いた小説です。
(多分今は高校生かな?)

この作家さんの事は知ってはいたのですが、
「異様に若いから、少し文章が上手いのでもてはやされているだけでは?」
とイヂワルな姑目線で見て、読んだことはありませんでした。
が、
この表紙の折り返しに
「もし死にたいくらい悲しいことがあったら、とりあえずメシを食え」
と本文から抜き出したセリフが載っていて、
それを見て読んでみたいと思いました。
読み進めていくうちに、
この作者、精神年齢もしかしたら30代くらいなんじゃないの・・
と思い始めました。
なんだか妙に内容が老成していたからです。
理由は上手く言えませんが・・・。


本の内容ですが、2編入っています。
母子家庭の小学5年女子の田中さん目線で見た周りの人の話と、
その田中さんのクラスメイトで、田中さんにほんのり恋をした男子目線のお話。
本のタイトルは後半のお話からでした。
文章はとても分かりやすいし、
話のテンポもよく、登場人物も概ねカラッとしていて、8割方はスラスラ読めました。
後半はちょっと辛くなって、流し読みしてしまいましたが。
(悲惨なお話ではないです。悲しい感じ)
三上くんのその後のお話が読みたいです。










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鹿の王 水底の橋

2019年05月25日 13時21分59秒 | 今読んでるもの


上橋菜穂子さんの著作「鹿の王」の続編です。
鹿の王に出てきた副主人公?医師のホッサルが、こちらでは主人公になっています。

物語のあらすじは・・・
アカファの施療院で医師の仕事をしているホッサルと助手で恋人のミラルは、一緒に働いている青年の姪の病を診るため、彼の故郷を訪れることに。
そこで次期皇位継承のはかりごとに巻き込まれ・・・。
という感じです。
ネタバレになりますが、皇位継承のゴタゴタはお終いの方だけで、医療についての描写の方が多かったと思います。

ホッサルとミラルが好きだったので、その後の2人のお話が読めて嬉しかったです。
護衛のマコウカンが、2人が仲良く仕事しているところを微笑ましく見守っていたり、2人の将来について考えてため息ついたりしていて、まるで母親のようで可笑しかった(*^^*)
やっぱり上橋菜穂子さんの書く物語は、出てくる人達がとても生き生きしています。
ごはんやお菓子の描写も相変わらず美味しそうでした。




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右手にミミズク

2019年02月19日 10時50分06秒 | 今読んでるもの


児童書です。
テンポがすごく良くて、一気に楽しく読めました。
たまにこんな「アタリ」があるので、児童書はやめられません。

あらすじは…
小学6年の丈(たける)は慌てると左右の区別がつかないけれど、今のところそれ程困っていない。
ちょっと気の強い転校生の女子、実里(みのり)が何か悩みを抱えているのではと、手にマジックで印をつけてもらったことをきっかけに、アレコレ関わろうとするのだがー…。

主人公が左右の区別がつかないというくだりを読んだ時、
「この障害についてイヤな思いをするけど、仲間のおかげで前向きになるのかな?ちょっと説教ぽいのかな」
と安直に想像してましたが、そんなベタな展開ではありませんでした(^_^;)

この本の作者さん、すごく人物描写がうまいんじゃないかと思います。
あんまり説明くさくないというか。
主人公はちょっとアホの子かしらと思ってましたが、序盤のエピソードで
「何ちゅう気のつく優しい子だ!」
とガラリとイメージが変わりました。

最後のシメ方がぶつ切り気味で余韻があまりなかったことだけ、惜しかった。

個人的に、オススメの児童書です。

















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メタモルフォーゼの縁側

2019年02月04日 16時39分35秒 | 今読んでるもの


マンガです。
(「このマンガがすごい!オンナ編 2018」の1位になってたので、
ご存知の方も多いと思いますが)

どこかのほほんとしたおばあちゃんと、本屋でバイトしている、人見知りで髪の毛ボサボサの女子高生がBLコミック(ボーイズラブ)を通して友達になるというお話です。

このおばあちゃん-市野井雪さん-が、とても良かったんです。

雪さんは、外が暑くて涼もうと入った書店で、ひさびさに見たコミックコーナーに並べられていた「キレイな表紙」の本をなんとなく購入します。
自宅で読みすすめていくと・・・あら?この展開は・・
男の子同士がキスするところで口に手を当て「あら~…」。
これ、「あら~…(*_*;ハシタナイ」ではなく、
「あら~( ´艸`)キュンとしちゃう」というところがスゴい。

このコミックのファンである女子高生とも、本屋でのやり取りを通して友達になってしまいます。
私が雪さんと同い年であれば
「こんなおばあちゃんと話をするのは、若い人には退屈だろう」
と、変に気を使ってしまいそうですが、雪さんの軽やかなこと。
(マイペースとも言える?)
コミックについて話したいから、お茶飲まない?と女子高生を誘います。
逆に女子高生の方がスゴく気を回してぐるぐるしています。

一方で、「ああ、やっぱりお年寄りなんだなあ」という描写も妙にリアルです。
かぼちゃが切れなくて「こんなことすらできない」とうなだれたり、
お風呂で高めの椅子に座ってシャワーを浴びたり、
急に膝の力が抜けてしまうシーンは、作者さんの身近にお年寄りがいらっしゃるのかなと感じました。

ただ、膝の力が抜けちゃっても、かぼちゃが切れなくても
雪さんは持ち前の楽天的な性格でその事を引きずりません。

雪さんのようになれたらなあ、と思いますが、
私の性格的に無理な気もするので(^。^;)
年をとっても「わくわくするもの」を見つけられたらいいなと思います。








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みさと町立図書館分館

2018年12月04日 00時14分07秒 | 今読んでるもの


ちょっとぼやけてますが(^-^;
最近では珍しく「この作家さんの書いたもの、他に出てたら読みたいな」
と思った本です。
(年くったせいか、好みがヘンクツになってきて、なんでも読めなくなりました(^_^;))

めっちゃ面白いとかではないんですが、文章がすんなり頭に入ってくる作家さん。

お話は・・・・
青森の田舎町で図書館の契約社員として働く30代前半の遥(はるか)。
数年前に母を亡くして、父と二人暮らし。
図書館で特に大きな事件が起こるということもなく、父との日常生活の様子や、同僚とのやり取り、母への後悔などが、わりと淡々とした文章で綴られています。

盛り上がりと言えるのは、最初ただの職場の同僚で存在感があまりなかった人たちが、
後半少し恋愛がらみ?で急接近してきたところでしょうか。
ちょっと急な気がしてびっくりしましたが。
終わり方にモヤモヤが残ったものの、
言葉の選び方が好きな作家さんなので、既出の本を読んでみようと思います。
あと内容とは全く関係ないのですが、
遥が時給700円なことと、りんご5個100円の記述にもびっくりしました。
長野でも5個100円は・・・あるとこにはあるのかな。



以下ネタばれとモヤモヤ少し

岡部さんは結局若いお義母さんへの気持ちが整理できたのか出来てないのか、
どっちやねん、とモヤモヤ。
遥についてきて貰ったということは、いくらかは割り切れたのかと思うけど。
接点の少なかった香山さんも結構面白い人だったし、続編出ないかなーと思います。



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ふらいんぐうぃっち

2018年10月27日 12時48分50秒 | 今読んでるもの


マンガです。
最近、ちょっとサツバツとした気分になっている事もあり、
また老化でしょうか、小難しいものや、読んでてシンドイものは避けるようになりました。

この「ふらいんぐうぃっち」はそういう意味では読んでて肩の力が全く入らなくて済む、
の~んびりしたテイストの漫画です。

内容は、・・・
青森の親戚の家に黒猫と共にやってきた木幡真琴(こわたまこと)は魔女。
外でもホームセンター前でおおっぴらにほうきの試し乗りをしてたりするので、
このマンガの世界では魔女は世間には周知のことなのかな?
と思ったら、後日高校で知り合った女の子に
「秘密にしておかなくていいのか」と聞かれ、
「家族や親戚以外には話さないように・・・あ!」
となっているので、ただのウッカリさんのようです。

この漫画を見てていいなあと思うのは、青森の景色と、家の中の様子です。

↑青森に来て雪にはしゃぐ主人公。
多分本物の景色を見て描いてると思いますが、繊細に描かれていて、個人的に長野を思い出してほっこりします。


主人公が居候する親戚の家。
すごく大きいと感じましたが、農家だそうなので、これが普通なんでしょうか。

あと「魔法」もちょっとずつ出てきますが、
「いかにも魔法!なんでも出来る!」
ではなく、
ちょっと失敗したり、ヘンな生き物が出て来たりと、なんとな~く面白みがあります。
(めっちゃ面白いというわけではない)


こんな生き物とか。
そして廊下、広い!

このマンガ見てると、青森に行きたくなります。






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武士道シリーズ

2014年03月14日 15時13分42秒 | 今読んでるもの
一度読んだことがあったのですが、その時はほとんど飛ばし読みで理解できず終わった作品。
剣道女子高生二人が主人公のお話です。
かたや「五輪書(宮本武蔵の本)」を愛読書とする男勝りの実力派、香織。
かたや足を踏まれても怒りが持続しない「お気楽不動心」のふんわり系、早苗。
対象的な二人で、最初は香織が一方的に早苗に敵意を燃やしていたのですが、
なんやかやあって好敵手に。
(“なんやかや”の部分がいまひとつ理解できなかった・・)

男同士でなくて、女同士で「好敵手」ってところがよかった。
香織の時代錯誤的なところも面白いです。

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海街diary

2014年02月26日 13時51分46秒 | 今読んでるもの
レンタルで幾度か借りた後、手元に置いておきたいと思って購入した漫画です。
鎌倉の古い家に住む3姉妹とその異母妹すずの日常を描いています。
おいしそうな食べ物が時々出てくるのがなんとなく好きです。
梅酒、力餅の面かけまんじゅう、しらすトースト、アジフライ、おばあちゃんの焼きそば。
写真は5巻目。
ものすごい「盛り上がり」はないけれど、スルメのように読み返したくなる漫画です。
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2メートル

2013年09月17日 12時41分35秒 | 今読んでるもの
最近は児童書を主に読んでます。

一言で言うと、友情もの。
ちょっと悪ぶっている主人公の通学時についてくるヤツがいる。そいつが何かと話かけてくるのでかなりウザく感じていたが、話をするうちに段々距離が近づいてきて…というもの。

距離の縮まる様子にほっこりしました。あっさりした終わり方にも好感。
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てのひらの父

2012年02月20日 23時37分28秒 | 今読んでるもの
「ばら色タイムカプセル」の大沼紀子さんの新作です。

女性だけの下宿「タマヨハウス」に大家代理としてやってきたトモミさん。
トモミさんの存在に最初はとまどう住人たち(一部のぞく)だったが
あれこれ騒動が起こるうちに段々トモミさんになじんでいって・・・というお話。

やっぱり大沼さんは、魅力的なキャラクターを書くのがうまいなあと思う。
場面がさくさくと進んで飽きません。
ハチ(ワンコ)がほとんど存在感なかったのが残念だったな~。


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