ちょっとぼやけてますが(^-^;
最近では珍しく「この作家さんの書いたもの、他に出てたら読みたいな」
と思った本です。
(年くったせいか、好みがヘンクツになってきて、なんでも読めなくなりました(^_^;))
めっちゃ面白いとかではないんですが、文章がすんなり頭に入ってくる作家さん。
お話は・・・・
青森の田舎町で図書館の契約社員として働く30代前半の遥(はるか)。
数年前に母を亡くして、父と二人暮らし。
図書館で特に大きな事件が起こるということもなく、父との日常生活の様子や、同僚とのやり取り、母への後悔などが、わりと淡々とした文章で綴られています。
盛り上がりと言えるのは、最初ただの職場の同僚で存在感があまりなかった人たちが、
後半少し恋愛がらみ?で急接近してきたところでしょうか。
ちょっと急な気がしてびっくりしましたが。
終わり方にモヤモヤが残ったものの、
言葉の選び方が好きな作家さんなので、既出の本を読んでみようと思います。
あと内容とは全く関係ないのですが、
遥が時給700円なことと、りんご5個100円の記述にもびっくりしました。
長野でも5個100円は・・・あるとこにはあるのかな。
以下ネタばれとモヤモヤ少し
岡部さんは結局若いお義母さんへの気持ちが整理できたのか出来てないのか、
どっちやねん、とモヤモヤ。
遥についてきて貰ったということは、いくらかは割り切れたのかと思うけど。
接点の少なかった香山さんも結構面白い人だったし、続編出ないかなーと思います。