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蔵馬ウケネタ、日常のことなど思った事を綴る。

氷から見えました-/生き様/5月の話

2019年02月11日 23時56分40秒 | フィギュアスケート



フィギュアスケート日記です。

今回の四大陸選手権、いろいろなものが見えました。

いろいろ感想はあるのですが、
男女混ぜて一気に書きたいと思います。
ちょっと溜まってしまったので…。

まず、女子。
ちょっと前に、三原舞依ちゃんが言った言葉「自分がどうしたいか
わからない」と言うのを引用したのですが、
その気持ちわかるなと思いました。

それで、三原舞依ちゃんがフリーで、大丈夫かな大丈夫かな、
三原舞依ちゃんのスケートが好きなので、気になっていました。

そして、ヒヤヒヤしながら観たフリー。

まいちゃんの、ステップシークエンス、
ちょっと硬い感じがしました。ガブリエル、もう少しスピードに
乗っているときを見たことがあったので余計に、「まいちゃん緊張しているのか」と思ってしまいました。
はじめのジャンプ、減点……。
ほかも、プロコトル見ると、もっと加点がほしいかなと思ったり…。
沈み込む腰の深さも、きれいで好きな三原舞依ちゃん、まいちゃんが報われるときがきますように。
三原舞依ちゃんのエキシビションも見たかったよ…頼むよ地上波…。
スパイラル、ありがとうまいちゃん。


それから、坂本花織ちゃん。とても素晴らしかったですよね!
スピードに乗るジャンプ、しなやかな飛び方。でもステップシークエンスちょっと指先が粗いかな。
表現がまだ甘いわねというユーロ解説がよくわかります。
フィギュアスケートはジャンプだけではないので、これからそれが伸びていくといいな。かおちゃん。
それにしても、ダブルアクセルの飛距離すごいね。
  
紀平さんおめでとう。


アメリカ、テネル。
テネルはステップシークエンスのとき、
腰があまり下がらないところとか、勢いまかせな
感じの動きが気になっていましたけど、良くなった気がする。
ジャンプもいいね。

トゥルシンバエワ。
まだ安定しないジャンプがあって、不安定さがましてしまったのかな。コーチ…。
______
男子

宇野昌磨。
本当に、こんなに苦しい演技は初めてだっただろうと言う感じのフリー月光。ちょっと乱れた部分は
あったのですが、苦しいステップ部分も、集中して一つのプログラムを作りきった!深く沈み込む腰の、
足先がしっかり支えているあの姿が好きです。

世界選手権終わったら休んでほしい…。


ボーヤンジン

おかえり、と思わずTWITTERで叫んでしまったのがボーヤンジン!ボーヤンの気迫こもったステップ大好きだ!
ボーヤンは最近不調だったし大変だろうし、ありがとうと思った!

あと、どうしてキーガンメッシングのショートやってくれなかったんだ!

ところで、韓国のジュナンくん、すごいね。クリケットで、一緒だからか、飛び方の軽やかさが、オーサーチームって
言う感じがする。
ステップもきれいだし。背中がまっすぐだよね。

_____

5月に出す本、ちょっとずつ進んでいます。

蒼月哀夜の、続きと、
PinkyPinky再販、

飛蔵結婚話です。飛蔵結婚話は、まだ出来ていません。でも、がんばります。飛蔵だからこその、
二人の結婚式だけど、ベタあまではないです。
だけど、「ふたりの絆」をしっかり描こうと思います。







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赤い恋色/飛蔵小説/

2019年02月11日 00時44分47秒 | 蔵馬受けblog内小説

以前ブログに書いたものを、少し長く直して小説にしてみました。
あらすじだけバーッとブログに書いたものを、組み立て直してみました。



・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥



深々と降る雪は、白い肌をさすようだった。

「はあ…」
息を吐けば白く消えた。肌が震えてるのがわかっていても、いつもの速さで歩けず幾らも進めない。
寒さでは気持ちも落ちるばかり…。自然、ゆっくりになっていく。夜の八時も過ぎ、空気は冷たさを越して
氷になったような気さえした。
(会いた
いな…)
最近は残業続きで、言えと会社を行き来するだけ。帰ったらベッドに身体を投げ出す…そればかりだった。
こんな日々が続いて、ふと浮かぶのはあの人のことばかり。凍るような空気の中、積もる雪は、エントランスを
埋めていた。オートロックでも、キーを挿す入口には雪が落ちていて。ため息を吐くしかなかった。
靴でそれを蹴ると、蔵馬は白い息を吐いた。
魔界はどうなっているかな…。
魔界にも雪なんか降っているのかな。よく考えたら…魔界に生きていたのが遠い昔で、よく思い出せない。
そう思うと、笑えてきた。長く生きてきた割には、覚えていない。武術会で戻ったときには…意識も記憶も戻った気が
したけど。
そう思うと思い知る、今、こんなに人間界に馴染んでいる。

魔界が遠く感じる。確かにそこに住んでいたはずなのに。ふと蔵馬はマンションの前に外灯を見た。
「飛影……」
魔界に戻って、あのひとについていけるのだろうか。迷っているわけではないけれど。人間の時間に慣れてしまっている。
それでも、この先同じ時を過ごしたいのはあのひとだけだ。


「冷えるぞ」
背中から降ってきた声に、びくんと、肩が跳ねた。
この声!
「えっ…」
バサッと、蔵馬を包む音。黒衣が、黒髪を包んでいた。呆けた瞳をした蔵馬に、飛影は黙っていた。バッと
振り返ったのは蔵馬だった。





「風邪をひく」
眉を寄せた飛影の機嫌が悪いのは、明らかで。ぐいと、飛影は蔵馬の手を掴んだ。
「来い、気をつけろ」
「えっ……」
来いってどこに、と言う言葉は、消えた。気付けば飛影の黒衣の中。ふわりと、蔵馬は腕の中に抱き込まれていた。

ハッとすれば、そこは見たことのない花の広がる丘だった。
「なに、これ……」
赤い花が、蔵馬の周りを取り囲んでいた。そっと蔵馬のからだを置くと、飛影は囁いた。
「触れて見ろ」
この空気…人間界の空気はない、魔界の空気。なのに人間界のような街。ベージュの屋根が並ぶそこは…石畳の続く、
海辺の街のようだった。その海辺に、赤い花が咲いていた。
「あったかい……」
花びらが、暖かかった。
「この花は熱を持っている」
海辺に赤い花が広がっていた。その中に伏せた蔵馬の、からだを飛影が包んでいた。黒衣の中で抱きしめられて、
蔵馬は花に触れた。
「ここは、偶然パトロールで見つけた」
海辺なのに、真っ赤な花が咲き誇っている。
「一年中、咲いている花だと聞いた」
花畑の中で…蔵馬のからだを抱いた。抱きしめられて、口の中に…飛影の口の中に何かが見えた。


「あっ……ん」
後ろから、抱きすくめられて蔵馬の唇に何が触れた。飛影の唇。蔵馬の顔をうしろ向かせて、飛影が口づけていた。
花を含み、飛影の唇が蔵馬のそれに触れた。暖かい…花びらが暖かかった。熱を含む赤い花びらは蔵馬の口へ伝い、
そして舌に重なった。じゅる、と言う音がして蜜が広がる。
「んっ……」
ごくんと、蔵馬の喉を通るもの。花びらが喉を落ちていく。それは熱さのまま、蔵馬の喉を温もりに染めていく。
「……っ」
後ろから抱きすくめたままで、蔵馬はぐっと首に力を入れた。熱さだけ口に合って、一番触れたい者が、ない。
「ひ。え……」
もっと、飛影の腕を感じたい。
「寒くないだろ」
「そ、だけど……」
そうじゃない。
不意に訪れた飛影と、予想できなかった温め方に、蔵馬の胸に火がついていた。
「もっと…あっためて」

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