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蔵馬ウケネタ、日常のことなど思った事を綴る。

わかり合う甘い傷 飛蔵の話/傷を通して甘く溶ける恋

2019年06月12日 00時17分56秒 | 蔵馬受けblog内小説


11月の本の話を考えていて、
中々ちゃんと骨組みがうまくいかなくてどうしようかずっと
なやんでいます。

*:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..*:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..

最近瞼が重いなあと思っていて、
ニッケルアレルギーがあるから、
アレルギー用のアイシャドウを使っていても影響あったのかなあと
思ったのですが――
結膜炎でした。

硬めの瞼が重いのって結構一日中途半端でもどかしいですね。

長い文章を打つのもちょっと疲れたので
「サイトを更新したいな」と思いつつ、
中々出来ない感じでした。

はじめアイシャドウで痒くなった用の薬を塗っていたんですけど
中々よくならないまま、だったので病院を変えたら
結膜炎でした。
ちょっとだけ治ってきました。
ちょっとだけ――。

*:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..*:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..

11月、なんか、「この場面は使いたい」って言う場面があるのですが
その前後が決まらず――。
そろそろ話を決めないと駄目だなと思っているんですけど――――。

私、蔵馬が飛影を心配する場面って凄い好きなんです。

心配って言わないで
心配する感じ。

飛影が腕に大きく傷をつけて戻ってきたとき、包帯を巻きながら飛影の腕にすり寄って
「飛影――――」って言ったりして。
そう言う、さりげない、切ない感じの場面が好きです。

赤い一筋の線のような傷、それを見て慌てもせず
包帯を巻いて、そしてその腕に頬をすり寄せる蔵馬。
「飛影――――」
と言う声が、ゆっくりと響く。

小さな小屋の中で、蔵馬の声だけが聞こえる。
飛影の鼓動も速くなって、「悪かった」とだけ言う。
でも飛影は闘う生き物だから、蔵馬のために生き方を変えることは出来ない。

と言う――。

一応「心配ばかりで悪かった」という言葉はあるんだけどね――。

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紫陽花の花、蕾から花開いた恋

2019年06月09日 23時35分30秒 | 蔵馬受けblog内小説
最近、紫陽花を見るたびに写真撮っています。

ちょっと朝露を含んだような紫陽花の色が好きです。





こう言う色、蔵馬に似合いそうです。

蔵馬の髪に花を挿して、
その黒髪を撫でて、そして一房口づける飛影。

ノスタルチュアリィを出したとき、結婚をテーマに
したので、
ちょっと甘いバージョンで、考えてみると…。

ベールの中に、薄紫色の花を挿した黒髪の蔵馬がいて、
その花が、ベールから透けているの。
ベールを取る飛影が、花に触れて小さく笑う。こんなにきれいなひとが、
正式に自分だけのものになる。

弾む鼓動を否定できない飛影。

ゆっくり飛影を見つめる蔵馬が、笑っていた。

あまり見ないで、と小さな声。

そんなの無理だろと、小さく飛影も返した。無理だろう、こんなにあどけない
表情で、しあわせそうに自分を見つめる蔵馬から目をそらすなんて出来るはずがない。
全てを悟ったようないつもの蔵馬ではなく、澄んだ、心全て掴めそうな瞳が
飛影を捉えて離さない。その感覚も、甘い酔いのようだった。だから、飛影はそっと口づけた。
触れるだけのキス。

それだけの、小さなことにも蔵馬は、はにかんでいた。小さな口づけ…。
足りないと、もっとしっかり見て口づけてと、いつもなら言う蔵馬が今は大人しい。

不思議な初めてのときめきが、二人を包んでいた。


カチャ、と音がした。
「時間だぞ、皆待ってる」
そろそろパーティだぞ、とコエンマの声だった。
はいと言った蔵馬と目があって、コエンマは息を止めた。
綺麗だ。蔵馬はまるで、待ち続けた蕾が花開いたような…。
飛影の、瞳が優しかった。こんな飛影を見たことはなかった。

幸せが、コエンマに映っていた。



こんな感じで、ノスタルチュアリィとは違う甘い結婚ネタを考えてみました。


ノスタルチュアリィ、ほかスパコミの新刊、boothにもありますので、
よかったら読んでいただけたら幸いです。

触れ合って、お互いを大事に思い、お互いを好きでいて、すれ違って
闘いで傷ついた蔵馬を抱きしめて、愛の告白をする話です。


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月の口づけ 飛蔵小説

2019年06月06日 23時14分14秒 | 蔵馬受けblog内小説


唐突ですが
私、蔵馬の髪は絶対黒髪!!!で書くのですが‥。

黒髪と飛影と言う組み合わせ好きなんですよね。

*:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..*:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..

月の口づけ

それは、武術会も終わった…数日後のことだった。
もう人間界は深い夜に染まっていた。
青いカーテンが揺れて、そっと、後ろから飛影は蔵馬を抱きすくめたのだ。

「傷んでる」
一房、髪を取り、飛影が言った…耳元で蔵馬を後ろから、抱きしめながら。
「は?」
まさかと、僅かに蔵馬は後ろを向いた。
気付かなかった。毛先ではなく、きっと少し上の部分だ。
いつだったか「この髪が好きだ」と言ってくれた飛影を思いだし、きゅっと唇を噛んだ。
ふわりと流れる髪が、自分でも好きだったのに。
「少しだけだ」
そう言って飛影はその一房を咥えてみた。冷たい髪が、飛影の口に入っていく。
「パサパサじゃないぞ」
くす、と笑う声が、後ろから聞こえた。
ふっと、蔵馬は後ろを振り向いた。途端、重なる視線。
「気づかなかったのか」
「…うん」
髪を梳いて、飛影は首を撫でた。
肩にかかった髪を撫でる手が、優しかった。
「すこしだけだ」
そんなこと気にならないくらい…蔵馬の髪は柔らかかった。
甘い香り。
「でも、変わらずキレイだ」
愛でるように撫でると、飛影は首筋に口づけた。 
はっと、蔵馬の首筋が打ち震えた。あっと、一瞬声を出しそうになった…言えないけれど。

「俺が、髪まで洗ってやる」
蔵馬の頬が、赤くなった。

*:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..*:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..


なんかね、飛影が蔵馬の髪を持つという図が大好きなんです、艶っぽい感じがして…。
飛影の燃える瞳が蔵馬の黒髪を柔らかく見つめる。
くすぐったそうに蔵馬が身をよじる、と言う図も。

だからちょっと書いてみました。
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陰から、それでも誓う恋  飛蔵小説

2019年06月05日 23時44分52秒 | 蔵馬受けblog内小説
久しぶりに、飛蔵プチ小説を書いてみました。

_______

カランカランと、大きな音がした。
「あっ」
蔵馬の声に、飛影は立ち止まった。人間界の繁華街の
裏通り…
レストランが並ぶ道に、白い教会がある。
ピンクの花々が教会の脇を彩り、赤い絨毯が、前に
広がる。
ワア、と言う喜びの声に、柱の陰に蔵馬は体を隠した。
「なに、隠れている」
言う飛影に、シッと口元に指を立てる。
「見て」
結婚式だよと、蔵馬が飛影の耳元で囁いた。
フラワーシャワーが、舞い散ったところだった。
「結婚式?結婚とは何だ」
小さく訊いた飛影の瞳に、巻いた髪を弄りながら笑う女が見えた。
隣の男を見ると、ガチガチな顔をした男が、白いドレスの女を
見て笑っていた。
「うーん…から」
一言で、いい言葉が浮かばない。
人間界とは違う基準で生きる飛影に伝えたいもの…。結婚式の意味…。
「お前に」
訊きながら、飛影が口を開いた。答えを要求しているのか、していないのか。
「似合いそうじゃないか、あれ」
指差す飛影が何を言っているか分かる…蔵馬は飛影に背を向けた。
「…もう」
ばか。
ふわりと広がったドレスと長い手袋、それを指しているのだ。 
「結婚って…誓う儀式だよ」
ずっと一緒にいて、ずっと寂しくない…それを誓うことだと、蔵馬は言った。
「何だ。お前も、ああ言うのが好きなのか」
からかうような、飛影の声だった。
「……そうじゃ、ないけど」
なんと言うのが良いのかわからない。好きと言えば好きだけど、そう言う感じとは違う。 
「やってもいいぞ」
くっ、と笑って飛影は言った。
「お前が着るならな」
…小さく、飛影を睨んだのは蔵馬だった。
「からかわないでよ」
「からかってないぞ」
柱に、蔵馬の体を押し付けた。
えっと、蔵馬は飛影を見つめていた。
蔵馬は背中を柱に預ける形になっていた。
「…誓ってもいいぞ」


_____

たまに、調査アマイ飛蔵を書こうと思うときがあって、そう言う波が来たので、書いてみました。
飛影をキザにするのが好きなので、
強引に強めにしてみました。

ノスタルチュアリィを作ったから、結婚ネタが好きになりましまた。

ノスタルチュアリィは

「お互いがお互いを思うあまりすれ違い、お互いが居なくなって寂しさを知る。
飛影は蔵馬を求めて、生きる意味をなくす。
再会したふたりだが、キズついた蔵馬を抱え、とある教会へ行く。
そこで、手当をして、飛影は蔵馬に熱いプロポーズをする。」
と言う話です。

boothでも売っています。

5月の新刊です。


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