やっぱブログだべさ。

 こんなブログタイトルでも…まぁイイんでないかい? 
 まずは「初めに・お約束」をお読み下さい。

スウィーツとマーラーのお話。

2008年01月11日 | Music
 今日からオケは、客演指揮者とリハーサル 3日前までうちの常任がネチネチと(「のだめ」の千秋様よりネチネチです。ネチネチ大好きのChewieのリハーサルもネチネチです)、でもやたら速いテンポで準備リハーサルをしてくれたんだけど、そろそろゲストのEdwin Outwater氏とリハーサルしてもいい頃だよねー、と皆思っていた。

 Outwater氏は、うちのオケのハロウィンコンサートを指揮した人で、その時ちょこっと弾いたマーラー5番がとても良かったので今回のマーラー1番を楽しみにしてました。

 頭から、まずは管楽器の音が全然違う。オケ全体にエネルギーが戻ってきた感じ そして、マーラーのキャラクターをどんどん形にしていってくれました。「これはウィーンの音楽なんだよ。ヨーロッパの指揮者はアメリカでウィンナーワルツを振りたがらないんです、何故かと言うと奇麗(clean)過ぎるから。あなた達も奇麗過ぎるよ」と。

 「ここはね、ウィーンのチョコレートとか、ホイップクリームとか、そういう感じの所だから(と歌ってチョコレートで舌鼓を打つ真似)こう弾いてね。(ウィーンと言えばこの人、の)シュトラウスが『ホイップクリーム』って曲を書いたの知ってる?」と、2楽章のトリオで言われました。 
 そう言われたら、Chewieはザッハトルテが思い浮かび、弾きながら常にヨダレが出そうな状態でした。「甘い物を食べるとキムタク3人に囲まれている様な幸せな気分になる」とこの前お会いしたSさんが科学的事実として教えてくれましたが、マーラーで、「キムタク3人に囲まれている様な幸福感」を味わえちゃいました。ホントです。
 (と言っても、隣はこの前書いた困ったチャンで、見た目もなんですけど。)

 そして、流石ヴァイオリニストのOutwater氏は弦楽器に対する指示がとても良い 表現力豊かな弾き方とか今まで全然知らなかった弾き方を教えてくれました。それにしてもオイシイ...chocolatieなマーラーですなぁ

 
 Outwater氏は色んな事を言葉で説明してくれます。その辺もアメリカ人らしい。ヨーロッパの指揮者が英語でリハーサル(イギリス人を除く)となると、英語はペラペラでもそんなに喋りません。ネイティブの英語は論理立てて喋るモノの様デス。

 
 あぁ~~ザッハトルテ、本当に食べたくなってきた・・・・・・・・・・
  今、夜中の1時前だけど、もう一回マーラーのあの部分を弾くのでもいいから、味わいたいわん


 関係ないけど、今日から教え始めました 教える、というより子供っちの練習に付き合う、practice buddyってヤツです。これはChewieは初めてなので、お母様のご希望に添って頑張りたいと思います。11歳のとてもtalentedな女の子の練習なんだけど、ナンと週に2、3回! この子供っち凄いなぁ。