1/16 給食のオニ。

 見ました。今日のNHKプロフェッショナル。

 管理栄養士って、地味だし、(料理人やフードコーディネーターと違って)注目されることのない職種。最初に職場のケアマネさんから職業として取り上げられることを聞いたときは驚いたけど、内心かなりワクワクしてました。

 北海道置戸町の学校栄養士、佐々木十美さん。40年もの間、子どもたちの未来をつなぐ「味覚を鍛える」仕事に携わってきた姿は、ものすごくまっすぐでかっこよかった。

 一年のうち、一度として同じメニューはない。
 大変だとしても、妥協はしない。手間をおしまない。
 嫌いなものも敢えて献立に取り入れる。
 子どもに媚びず、本物の味にこだわる。
 地元のもの(食材も食器も)に出来るだけこだわる。
 予算250円の壁はもちろんクリア。

 一日のうちのたった一食だからといって、妥協はしない。単に栄養価を満たすだけの献立ではなく、体や心が成長する上でも育てることが大事な「味覚」を鍛える、「美味しいと感じる」幅を広げることに注力したメニューの数々。それをほおばる子どもたちの嬉しそうな顔といったら!

 施設のへんなしがらみや、事なかれ主義の風潮にうんざりし、仕事へのモチベーションがなくなりかけていた今日この頃。いい刺激になりました。

 私の対象は、子どもたちではなく高齢者で、目的や過程は少し異なりますが、それでも目指すところは同じ。

 出来ることを、同じ★が見える人たちを巻き込んで頑張ってみようと思います。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 愛知・岐阜 器... 2/5 人生の終... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。