2004/05/02 (日) Ganguro Girl/Fredrik Saroea

昨日のショックから立ち直れないまま、メイドに追い出され仕方なく朝食へ。
午後はオーゲさんと待ち合わせをしていたので、それまでにチェックアウトの準備をする。

 オーゲさんよりも早くレセプションに来ていたのは、ベルゲン大学の学生だというJan(以下ヤーン)くんでした。大学でKristinのもとで日本語を学んでいるという彼は、ゆっくり言葉を考えながらオーゲさんが来るまで自己紹介などをしてくれた。しばらくしてオーゲさんがやってきてホテル近くのカフェへ。そこで友達と談笑しているソンドレ・ラルケ君を発見。普通のお兄ちゃんの彼を横目に3人で談笑。その後、近くのベルゲン近代美術館へ。何でもそこに併設しているカフェで会わせたい人と待ち合わせしているんだとか。

 待ち合わせの時間まで、その美術館の中を見てまわる。丁度美大の学生の卒業制作の展示をしていて、その奇抜な作品の数々を談笑しながら(時に実際に触ったりしながら)見ていると、丁度その彼が現れた。彼の名前はFredrik Saroea(以下フレドリック)。DJでありプロデューサーであり、また「DATAROCK」(日本ではエスカレーター・レコードから音源がリリースされてます)というバンドのリーダーを務めているのだそう。アルゼンチン人なみの顔の濃さとつながった眉毛(ひきよせられて目が離せなくなるほど)が印象的な彼は、最近では「キャプテン・カリバー」というノルウェーのユニットのアルバムでもミックスを担当(マグネットも1曲ボーカルで参加してます)していて、最近のノルウェーの音楽事情をいろいろと話してくれました。

 この前も書いたけれど、ノルウェーはやはり小さい国で、各アーティストがいろんなところで他のアーティストと絡んでいる事が多く、クレジットを見ると、知ったメンツが勢ぞろいという事もしばしば。大げさなコラボレーションではなくて、それもごく自然の流れで。一つのバンドに所属していたとしても、他のメンバーとの活動は自由。昨夜Larsにもらった「ROTOSCOPE」もそういう流れなのだと。ノルウェーの現在の音楽シーンは本当に自由だと思った。ヤーン君やフレドリックがDJをするという事もあって、8月に行われるテクノフェスでもまわすから来てくれよ、と言われるものの、苦笑い。なんでもノルウェーの皇太子も奥様との出会いはそのテクノのイベントだったとかなんとか。というわけで皇室を始めいろんな世代やジャンルも自由に行き来できるこの国で、Jagaのような音楽が幅広く受け入れられるという事に妙に納得してしまったのでした。
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