5/9 国産ランチ3


ランチではありませんでした。ビーフシチューごはん。

三回目の農水省。
GWを挟んだためか、時期も時間も押し、何とも不思議な時間に開催。

実際の業務には直接的には影響しないのですが、
関わった人(というか施設)ということで
介護食品に関する論点整理の会を傍聴しています。

介護食品。つまり、シルバー向けの(加工された)食品というものが
その名を指すものだと思いますが、皆様はピンときますでしょうか?
その一部として、ドラッグストアなんかで
ユニバーサルフードなるレトルトパウチの食品を見たことが
ある方、それ、シルバーフードです。
ベビーフードなら、お母様たちならわかると思います。
味覚形成もこれから、歯の形成もこれから、というベイビーたちに
食べやすい形状に加工された食品が、それ。

高齢化し、咀嚼嚥下の機能も低下し、消化吸収能力も低下し、
おまけに在宅で暮らす中、調理能力も低下したシルバーたちが
食べやすい(というより、食欲をそそり、食べたい気持ちをアップする)食品が、それ。

ただ、ニーズはベビーフードよりも多岐にわたり、
ベイビーたちよりもさまざまな疾患を抱えているのがシルバー。
疾患別にしても、咀嚼嚥下レベル別にしても、膨大になってしまうため、
製造販売するメーカーも、それを利用したいと思っている消費者(つまり
介護者を抱える家庭)も、どこをどう整理すれば
必要とする人にスムーズにその食品を届けることが出来るのかが
課題になっています。

私が勤める福祉施設なんかでは、我々専門職が必要なものを
選別し、必要とする方に提供することが出来ますが、
在宅だと、それはかなり難しい。
だって、どこに売ってるかすらわからないでしょ?

コンビニエンスストアでは、一人分の調理済食品
(ポテトサラダとか煮物とか)が人気を集めています。
それがどこにあるかもわかるし、どういったものかもすぐわかります。

シルバーフード。何も知らない人にとっては、
それだけではなんのことかわからないし、どういう時に
どういう使い方をすればいいのかもわかりません。
どこに売っているかも、どういう状態の時に
どんなものを選べばいいかも、きっとさっぱりです。

ただ、これからやって来る超・高齢化社会。
みんながみんな老人ホームのようなところには
入れるわけではないし、在宅で最後まで暮らしたい、また
暮さざるをえない人も大勢出てきます。
そんな中、シルバーフードのような食品はとても
重要な栄養源になってきます。

食に絞った高齢化社会の話ではありますが、
憧れの先生が言った言葉
“豊かに老いるためのビジョン”を国民一人ひとりが
きちんと描けるように、国が仕組み作りを
早急に行うべきだと思います。

でも、話を聞いていると、
早急に…は難しそう。
そうこうしている間に、介護するほうもされる方も
力つきてしまいそうですが…。






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