私的音楽雑記帳
FOLK ETYMOLOGY
Ingebrigt Haker Flaten Quintet / Quintet
もーメチャメチャかっこいい!Cato Salsa やCrimetime 、The Thingよりもです。きっとこういう音を待っていたのだと思います。
彼名義でのクインテット初となるこの作品。ギター、ヴァイオリン、サックス、ドラム、そしてウッドベースからなる、・・・想像していた以上に私好みなものでした。
Flatenというと、男気溢れるゴリゴリの上記3つ以外にも、AtomicやらFree FallやらScorch TrioやらClose Eraseやら、あまりにいろんなトリオ、グループ、プロジェクトの一員になり過ぎていて、我々リスナーの手におえないほど活動がパワフル過ぎるので有名。サウンドカラーも様々で、とりわけ彼自身のソロは、レーベルのせいもあるのでしょうが、ほんとにベースだけでインプロを展開し、ちょっと理解不能でぐったり疲れてしまう・・・なんてこともあったり。
けれど、このQuintetは、理屈ぬき、難しいことなしにすんなり楽しめる!Klaus Holmのサックスがバリバリブロウするのは予知できるのですが、まさかヴァイオリンがこんなにうねるだなんて。ギターはAnders Hanaということもあり、なにかムチャクチャやってくれそうな気はしたものの、(しつこいですが)まさかここまで?という驚きが一番なのです。
ロックにも通じるへヴィなサウンドのベースとなるのが、ドラムと彼のウッドベース。見えないけど、ベースにかぶりつきで弦を弾く彼の姿が容易に想像できてしまうほど。そんなリズム隊の上にさっきの3楽器が思いのままに音を解放してしまえば、聴き手のテンションは否応なしに上がってしまうのです。とはいえ、へヴィな面ばかりではなく、とてもメロディアスで耳なじみのよいサウンドも上手く展開されています。
満員の最強線の中でも踊れるぜ!? しばらく手放せない1枚になりそうです。
Ingebrigt Haker Flaten Quintet
『Quintet』
Jazzland Acoustic
Jazzland Rec 060249859312
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