スコットランド国立美術館『美の巨匠たち展』を東京都美術館で観てきました。
感想を備忘録として書きます。
※文中の敬称は省略させていただきます。
※文中の敬称は省略させていただきます。
【展覧会構成】
プロローグ スコットランド国立美術館 01-04
1 ルネサンス 05-16
2 バロック 17-32
3 グランドツアーの時代 33-55
4 19世紀の開拓者たち 56-92
エピローグ
【感想】
巨匠たちの小品から大作まで一挙に展示してあり、バランスのいい展覧会。
エル・グレコ 「祝福するキリスト」
手足も体躯も細長く、顔色の悪い人物はエル・グレコの特徴。ここでもキリストはその姿で描かれている。頭の輪郭が白い線で覆われているのは光輪かと思われる。
ディエゴ・ベラスケス 「卵を料理する老婆」
この圧倒的なリアル表現が、若干19歳の少年が描いたのかと思うと眩暈がする。天才とはこういうことなのだな…。
レンブラント・ファン・レイン 「ベッドの中の女性」
聖書の一節を描いているらしい。女性の表情が実に複雑で、観るものによって様々な感情が読み取れると思う。
「恐怖」「期待」「不安」「悲しみ」どれも正解のような気がする不思議な絵画。
アンソニー・ヴァン・ダイク 「アンブロージョ・スピノーラ侯爵の肖像」
もともと全身像だったらしいが、今は半身像の肖像画になっている。きりりとした面立ち、艶光りする黒い甲冑。素敵な肖像画だと思う。
ジョシュア・レイノルズ 「ウォルドグレイブ家の貴婦人たち」
この展覧会のポスターやフライヤーにもなっている作品。三美神をモチーフに理想的な貴族の三姉妹をい描いている。
透きとおる白い肌、薔薇色の頬、高く美しく結い上げられた髪、真っ白なモスリンのドレス。どれをとっても美しく眼福♡
フランシス・グラント 「アン・エミリー・ソフィア・グラント ウィリアム・マーカム夫人」
ほぼ等身大の若い女性が雪景色の中、立ってポーズしている。モデルは画家自身の娘で、この作品は生涯手元においていたという。
若さと聡明さが感じとれる素敵な作品♡
フレデリック・エドウィン・チャーチ 「アメリカ側から見たナイアガラの滝」
大きな風景画。壮大なナイアガラの滝、あがるしぶき、しぶきにかかる虹が美しい♡
【余談と画像】
閉幕まであと少しということで、慌ててチケットを取って行ってきた。閉幕前の土曜日、これは混むだろうな~と。当日、空いてはいなかったけど、激混みではなかったのが意外。
そういえば、チケット購入画面でも[〇]がついてましたっけ。
東京都美術館 入口付近。
アートなオブジェ♪ 映りこみが素敵なのでカメラで撮りたい♡
館内の大きな柱にポスター。ど~ん!
パンフレット。あらら、ピンぼけだ~。文字が読めないね。
照明の関係でスマホと手の影が入っているのはご愛敬♡
フライヤー。
気になる展覧会のフライヤーをもらってきた♪ 『マティス展』。
まだ、マティス単体の展覧会は行ったことがないので行ってみたいな~♪
購入した公式図録 2500円。
公式図録の誤字脱字表。けっこうな間違い多し。
最近の出版物全般にいえることだけど、本当に誤字脱字が多いのはいかがなもの? ちゃんと校閲しているのかな~。
照明の関係でスマホと手の影が入っているのはご愛敬♡
音声ガイドも借りて聴きながら鑑賞。600円。
天海祐希の凛々しいお声が名画をご案内♪
10:30-11:00 に入場のチケットだったので、ゆったりと観終わったらランチのお時間。ランチは2Fのカフェアートでハヤシライスとコーヒー♪うまうま♡