化粧品のオルビスから毎月、hinami[ひなみ]という小冊子が送られてきます。
今月号の恩田陸さんのエッセイ、「この世は少し不思議 6」を読んでいたら、あぁ~私だけじゃないんだなぁ。。などと思って
>駅前のいい場所なのに、しょっちゅうテナントの変わっている店というのがある。いつも建て替えられて新装オープンしており、あれ、ここ前は何だったっけと思う。あるいはぽっかり更地になっている場所で、毎日前を通っているのに、そこに何があったか思い出せない。あれは、場所の力の濃いところは広く感じたり、空気に緊張感があって、なぜか足を留めたりする。
長く人が住んできた土地にはそれなりの理由があって、「この場所、いいな」と思ったり「なんとなくここはいやだな」と思ったりする場所は皆同じだ。場所の力と人の営みの力が合わさると、更に力は増す。新しく開発された土地がなんとなくスカスカで淋しい感じがするのは、どちらの力もまだ弱いからだろう。
一人で読みながら、うんうん。。と頷いてしまいましたわ。
なんかあるよね~こういう感じは。どこがどうという風にきちんと説明はできないのだけれど、なんだか嫌な感じがするとか、いいなぁ。。と感じるところとか。
何がしかがあるんだろうな。。きっと。
スピリチュアル系に興味はないんだけれど、そういう土地にまつわる「気」のようなものってあるよね。。と思ったのでした。