つれづれな日々のつぶやき♪

ドラマや映画、展覧会や写真展の感想をぽつぽつと
日々の暮らしの中でふと感じたことなども

「この世は少し不思議 6」

2011-09-30 | 言葉/エッセイ

化粧品のオルビスから毎月、hinami[ひなみ]という小冊子が送られてきます。
今月号の恩田陸さんのエッセイ、「この世は少し不思議 6」を読んでいたら、あぁ~私だけじゃないんだなぁ。。などと思って

>駅前のいい場所なのに、しょっちゅうテナントの変わっている店というのがある。いつも建て替えられて新装オープンしており、あれ、ここ前は何だったっけと思う。あるいはぽっかり更地になっている場所で、毎日前を通っているのに、そこに何があったか思い出せない。あれは、場所の力の濃いところは広く感じたり、空気に緊張感があって、なぜか足を留めたりする。
 長く人が住んできた土地にはそれなりの理由があって、「この場所、いいな」と思ったり「なんとなくここはいやだな」と思ったりする場所は皆同じだ。場所の力と人の営みの力が合わさると、更に力は増す。新しく開発された土地がなんとなくスカスカで淋しい感じがするのは、どちらの力もまだ弱いからだろう。

一人で読みながら、うんうん。。と頷いてしまいましたわ。
なんかあるよね~こういう感じは。どこがどうという風にきちんと説明はできないのだけれど、なんだか嫌な感じがするとか、いいなぁ。。と感じるところとか。
何がしかがあるんだろうな。。きっと。
スピリチュアル系に興味はないんだけれど、そういう土地にまつわる「気」のようなものってあるよね。。と思ったのでした。

 

 

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暑さ寒さも彼岸まで。。

2011-09-26 | つぶやき

台風が過ぎ去って、残っていた残暑も、一緒に持って行ってくれたような感じがする今日この頃。
「暑さ寒さも彼岸まで」とは、よく言ったものです。
夕方、お庭と散歩中に見かけた秋を♪




お庭のウッドフェンスにいた、多分、メスのカマキリ。お腹が大きいです!




同じく、お庭にいたカマキリ。性別不明(笑




夕陽を背に受けて。。赤トンボ~♪




巨人のような。。長~い影♪ 秋分の日も過ぎたことだしね。

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『なくもんか』

2011-09-19 | 映画/DVD

日本映画専門チャンネルHDで放映された映画、『なくもんか』を観ました。

2009年作品
<監督>水田伸生
<脚本>宮藤官九郎
<出演>阿部サダヲ、瑛太、竹内結子、塚本高史、皆川猿時、片桐はいり、鈴木砂羽、カンニング竹山、高橋ジョージ、陣内孝則(特別出演)、藤村俊二(友情出演)、小倉一郎、伊原剛志(友情出演)、いしだあゆみ ほか
<あらすじ>
祐太は8歳のときに両親が離婚、父親と一緒に「デリカの山ちゃん」の店主夫婦にお世話になる。
しかし、父は店の売り上げを持って失踪。祐太は店主夫婦に育てられることになった。
祐太は恩返しとばかり、よく働き、いつも誰に対しても同じ笑顔の「善人」になっていった。
ある日、店主の娘の徹子が痩せて美人になって帰ってきた。祐太は突然にプロポーズをする。
また、テレビの取材でやってきたお笑い芸人の雄介が、生き別れた弟であることがわかる。


宮藤監督と主演が阿部サダヲさんなので、正直、疲れるかなぁ~と思って観始めました。
「ホームドラマを映画で作りたい」と、いうことから始まった企画とのことで、確かに、商店街のセットといい、演出といい、かつての久世光彦氏のドラマを観ているような錯覚さえおこしました(笑
基本的にかつてのTBSホームドラマ風でして、いろんな人たちの関わりや感情がストレートに描かれ、涙あり、唐突に挿入される笑い(結構、シュール)ありの楽しめる作品でした。
こんな人(祐太)はいなだろうぉ~と、突っ込みながらも、この人に似た感情を抱えて、似たような生き方しかできない人はいるだろうなと思われ。。

「簡単に謝るなよ!謝られると許すとか許さないとかそういうことになっちゃうだろ!おれは許さないから!あんたを許さないから!」と、急に死んだと思っていた父が現れたときに、初めて自分の本音を皆の前で吐露したのが、とても印象深く感じました。

余談ですが、小劇場系好きとしては、あちらこちらに小劇場の有名役者さんが出演されていて、いろいろ探しながら観ているのも楽しかったですね♪

 

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『ヴィクトリア女王 世紀の愛』

2011-09-15 | 映画/DVD

ムービープラスHDチャンネルで放映された映画、『ヴィクトリア女王 世紀の愛』を観ました。

2009年作品
<監督>マーティン・スコセッシ
<出演>エミリー・ブラント、ルパート・フレンド、ジム・ブロードベント、ミランダ・リチャードソン、ポール・ベタニー
<あらすじ>
舞台は19世紀のイギリス。
ウィリアム国王はいつ倒れてもおかしくない状態にあり、多くの者が、国王の姪で王位継承者のヴィクトリアを操り、権力を手に入れようと画策していた。
夫の死後、個人秘書ジョン・コンロイと深い仲にあったヴィクトリアの母親ケント公爵夫人は、彼の言うままに、娘に摂政政治を認めさせようとする。
しかし、母から自由になりたいヴィクトリアはそれを拒否する。
ヴィクトリアの叔父でベルギー国王のレオポルドは、甥のアルバートをドイツから呼び寄せると、次期女王の夫の座を狙ってヴィクトリアの元に送り込む。2人は一目で惹かれ合い、ヴィクトリアは彼が手紙を書くことを許す。
国王はパーティーのスピーチで、ケント公爵夫人を列席者の面前で罵倒し、彼女たちからヴィクトリアを引き離し王位を渡そうとする。
メルバーンはヴィクトリアの個人秘書になることを申し出て、自分の地位を固めていくが、アルバートはドイツに帰国し、ヴィクトリアからの手紙の返事を待っていた。
1837年6月20日、国王が逝去し、ヴィクトリアはついに女王となる。
しかし知識も経験もないヴィクトリアは、メルバーンの言いなりだった。
アルバートは戴冠式に出席するためイギリスを訪れ、ヴィクトリアと再会する。女王への求婚は禁止されているため、彼女からの言葉を待つが、ヴィクトリアはアルバートを友人として必要としていた。
そんな中で政権が交代し、メルバーンが失脚する。
ピール新首相はメルバーンの息のかかった女官の交代を注進するが、ヴィクトリアは感情的に拒否する。首相を無視したと世論に叩かれたヴィクトリアは、自分を利用しないアルバートの存在に気づき、彼にプロポーズする。
ついに2人は結婚し、3日間の幸せな結婚休暇を過ごす。しかし2人の前に、最大の危機が立ちはだかるのだった。


美しい時代絵巻といった印象ですね。どの場面を切り取っても、その時代に描かれた絵画を観ているようでした。
「愛」がテーマのようですが、正直、肝心のテーマが描ききれていないように感じました。
ヴィクトリアと母親との確執もを、もっと、突っ込んだ表現をしないと、ヴィクトリアの心情が見えてきませんし。。
この確執こそが彼女を自立や成長へと、結果的に導くことになっていったわけですから。
あと、いかんせん、この映画よりも先に、ケイト・ブランシェット主演の『エリザベス』『エリザベス ゴールデンエイジ』を観てしまったので、エミリー・ブラントが迫力不足に観えてしまったのが大きいかな。。と。

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「美意識というのは。。」

2011-09-11 | 言葉/エッセイ

「美意識というのは、生活必需品で、ぜいたくなものでも、生きるために余剰なものでもありません。
 美意識こそが世界を活性化させる、非常に必要不可欠な原材料であり、原動力なのです。」


とても素敵な言葉だと。。
人は寝食さえ充たされていれば、それでよいという生きものではないものね。

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