前回からの続きです♪
上映後のアフタートーク。
司会はぴあのディレクター荒木さん。足を骨折されたとかで松葉杖姿でした。お大事になさってくださいませ。
登壇者は2名。[プロデューサー]孫家邦さん、[キャスト]宮本慎一郎役:宇野祥平さん。
メモと記憶だけを頼りに書きますので、記憶違いはどうかご容赦のほどを。
以下、荒木さんを荒木D、孫家邦さんを孫P、宇野祥平さんを宇野と敬称略で表記させていただきます。
孫P:『まほろ駅前多田便利軒』は原作を読んでいないままプロデュースした。
『舟を編む』の原作は読んだらおもしろかった。
企画を書いて自画自賛。原作者の三浦しをんさんのところには、映像化の話が20社くらいきていたがうちがとれた。
石井監督に「スケジュール空けとけ!」、龍平に「本を読んどけ!」と連絡した。
”がんばっている人=馬締”に対する”贈り物=香具矢”
この作品は馬締と香具矢のしがらみとかは出てこないフォークロア。
*辞書は仕事=継承
*下宿屋=贈与
この世界観には、親に恵まれない石井と龍平が合っていた。
宇野:西岡役がやりたかった。でも、この役にはオダギリさんしかいないと思う。
孫P:原作ではイケメン設定だが、宮本役はぴったり。
黒木華の「紙と髪」のギャグはカットした。
俳優は大事。映画制作には大人の事情が。。
小林薫さんは初めオファーを断っていたが、「飲みに行こう」と誘われ、OK!をもらった。よし!これで大丈夫!だと思った。
プロデューサーの仕事は経験が役に立たない。技術はないし、携帯のみでいける。
荒木D:素直でない人たちとの仕事ですからね~
孫P:俳優は役を生きなければいけないから、その土台を作らないといけない。
日本アカデミー賞に全員呼ばれたのが嬉しかった。
<お客さんとのQ&A>※A:は孫家邦さん。
Q:松田龍平さんの思い出は?
A:『御法度』の脚本を作ったときが出会い。中3のとき。
父の松田優作さんに、龍平との仕事をやらされている気がする。
Q:早雲荘の団欒が素敵♪ セットなのか?
A:表は本郷にある建物。中はセット。
馬締の部屋の本を揃えるのが大変だった。漫画とかでなく、それなりの本を3~4万冊だから。
馬締は純文学からありとあらゆる本を読んでいるという設定。
編集部もセット。
Q:日本アカデミー賞への自信はどのへんでもったのか?
A:下宿屋のセットを見たときに大丈夫!なんとかなる!と思った。
それと、積み重ね。
荒木D:最後に最新作のことをお願いします。
宇野:6月4日公開、前田監督の作品に出ています。
孫P:『まほろ駅前多田便利軒』の最新作を秋に公開。
石井監督は『ぼくたちの家族』が公開。
以上です。なかなか聴けないお話ばかりで楽しかったです♪