つれづれな日々のつぶやき♪

ドラマや映画、展覧会や写真展の感想をぽつぽつと
日々の暮らしの中でふと感じたことなども

東京ハートブレイカーズ 『サイレント・フェスタ』

2013-04-29 | 舞台/DVD

吉祥寺 STAR PINE'S CAFE で、東京ハートブレイカーズ『サイレント・フェスタ』 4.28(日)開演17:00を観てきました。

※ネタばれがありますので、ご注意くださいませ

【作・演出】ほさかよう[空想組曲]
【キャスト】
粟根まこと[劇団☆新感線]:矢沢(ベース)
みのすけ[ナイロン100℃]:古頭(ドラム)
岡田達也[キャラメルボックス]:楽(トロンボーン)
曽世海司[Studio Life]:御手洗
萩野崇:牧野
上山竜司:奏
西山宏幸[ブルドッキングヘッドロック]:中平(ベース)
須貝英[箱庭円舞曲]:柴田
石川よしひろ:車田(ギター)
首藤健祐:音也(ボーカル)
【ストーリー】
早くに両親を亡くし、音也、楽、奏は兄弟三人で暮らしている。長男の音也はバイトしながら売れないバンドのボーカル、次男の楽はサラリーマン、三男の奏は晴れて早稲田大学に入学。
ところがある日突然、奏は聴力を失ってしまう。前途洋々だったはずの奏は部屋に籠り、本を読む毎日。ときどき、自分の妄想世界で高校時代の友人、柴田と中平と会話するだけ。
そんな姿の奏をなんとか元気づけ、立ち直らせようとする音也と楽。高校時代の担任の牧野もなんとかしてあげたいと行動するが、それすらも受け入れることができない奏。
やがて、そんな兄弟たちにも変化が訪れる。。

公式サイトはこちら → 東京ハートブレイカーズ


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開場後の入場は整理番号順で最後。後方席はスツールで椅子としての座り心地はさすがにちょっと厳しいものがありました。あと、ライブハウスなので、段差や勾配がなく、後方席はどうしても観づらかったですね。仕方がないんですけどね(苦笑
舞台はライブハウスのステージをそのまま使用。後方に楽器やアンプ。その手前に木製のスツールが3脚。
客入れの音楽はありません。
ライブハウスを使った舞台の観劇は初めてでした。小劇場系のちんまりとして、閉じた空間に似ているように感じましたね。結構、好きです♪この感じ。
客席の真ん中にある人ひとり分の通路もフル活用。何度も役者さんたちが舞台から客席後方へ、客席後方から舞台へと移動します。

誰もがみんな奏を思っていて、心配していて、でも、変えられない現実に苦悩していて。。 奏は奏で「なんでなんだよ?!」と自分のおかれた状況に怒り、苦悩し、諦め、自分の殻に閉じこもっていて。。 ラスト近く、妄想世界の柴田が発した言葉に自分を見つめ直すようになっていく奏。ラストのライブシーンで奏をみんなで勇気づけるところに泣けました。
冗長感が全くなく、スピード感があり、説明調な台詞もないのにきちんと状況がわかる脚本と演出。パワフルで、笑えて、その間を縫うように表現される心情にぐ~っと引き込まれていく。。そんな素敵な作品でした。もちろん役者さんなのにみなさん演奏も上手いです。今も首藤さんのシャウトした歌声が頭の中でリピートしております。
ほさかようさんの脚本と演出もさることながら、演じている役者さんの楽しげで真摯な姿がよかったです。
客席からあちらこちらで泣いているらしい気配がしておりました。席が一緒になった方も「リピーターが出るのわかる!」とおっしゃってましたし。

上山竜司さん、爽やかでしたね。繊細な奏が苦悩する姿を好演。スツールに座り、背中を丸めた後ろ姿だけの演技がちゃんとそのことを語っていました。
岡田達也さん、弟思いのお兄ちゃんを好演。ラストのシーンで、キャラメルボックス『容疑者Xの献身』の湯川をちょっとだけ思い出してしまったのは私だけでしょうかね。。?
首藤健祐さん、考えてなさそうで考えている、でもそれが相手に伝わりづらい不器用なお兄ちゃんをパワフルに好演。本当にパワフル!
みのすけさん、先日観たばかりの、ナイロン100℃『デカメロン21』の父親役とは真逆のさらり感。ドラムも上手いです。席の関係で、ほとんど叩いているお姿が観られなかったのが少々残念。
石川よしひろさん、ごついのに、ぼそっとおもしろいことを言ったり。台詞の音量と間が秀逸。
須貝英さん、西山宏幸さん、萩野崇さんもいい感じでした。特に、西山さんのなんともいえない身体表現がおもしろいです。
曽世海司さん、どなたかの感想で読んだのですが、「エレガントなキモかっこいい」をそのまま採用させていただきます。 あ、褒めております♪ この身体表現といい、目線の色気といい、すごくおもしろいです。そういえば、同じ劇団の岩崎大さんも『ドリームジャンボ宝ぶね』のときかっ飛んでおりましたっけ。ただの偶然ですかね(笑
粟根まことさん、安定の粟根さん。おもしろいです。ベースを弾くお姿はかっこいい♪

カーテンコールは3回。
1回目、演奏。岡田達也さんもトロンボーン。この成り行きはこちら → 「達也汁~たつやぢる~」 トロンボーン
2回目、ひとりずつご挨拶。須貝英さん、すべって凹んでました。
3回目、首藤さんおひとりで登場。他のメンバーは着替え中なので出てこれませんとのこと。


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フライヤーの表。




裏。




当日パンフ。




パンフレット、800円也。キャストさんたちのモノクロ写真、「あなたにとってのサイレント・フェスタ」へのアンサー。


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私信です☆
同席していただいたSさん、ありがとうございました。いろいろとお話ができて楽しかったです^^ また、どこかの劇場でお会いできるとよいですね♪





    

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三國連太郎さんが亡くなられました。。

2013-04-16 | つぶやき

先日、三國連太郎さんが亡くなられました。 シアターガイド 演劇ニュース 2013/4/15
燻し銀のような枯れた演技や、お茶目な演技もできる素敵な大御所の俳優・役者さん。
私はこの方は、器用で演技が上手い役者さんなのだとずっと思っておりました。ところがどうやらそうではなかったようで、以前に息子さんの佐藤浩市さんが話されていたのを聞いて驚いたことを思い出しました。
三國連太郎さんはとても不器用な方で、なんでもすぐにすっとできるわけではなく、ひたすら努力の人だったと。役について調べて、考えて、こつこつと役を作っていかなければ演じることができないのだと。そして、役者ができるのではなくて役者しかできないのだと。
三國連太郎さんは役者として生きて、最後まで役者として凜としたお顔で旅立たれたそうです。

ご冥福を心からお祈り申し上げます。

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NYLON100℃ side session #12 『ゴドーは待たれながら』

2013-04-15 | 舞台/DVD

東京芸術劇場シアターイーストにて、NYLON 100℃ side session #12 『ゴドーは待たれながら』 東京千秋楽 4月14日(日)開演14:00を観てきました。東京芸術劇場×キューブ共催公演、ナイロン100℃結成20周年企画第二弾という公演です。

※ネタばれがありますので、ご注意くださいませ。

【作】いとうせいこう
【演出】ケラリーノ・サンドロヴィッチ
【出演】大倉孝二
【声の出演】野田秀樹
【音楽】鈴木光介
【美術】BOKETA
【照明】関口裕二
【衣装】宮本宣子
【ストーリー】※フライヤーより
サミュエル・ベケットの20世紀を代表する戯曲「ゴドーを待ちながら」を下敷きに、待たれている男の一人芝居を描いた、いとうせいこうの92年の傑作「ゴドーは待たれながら」。
ケラリーノ・サンドロヴィッチが10年以上にわたり大倉を口説き、今芸劇で伝説の舞台が蘇る。

公式サイトはこちら → 『ゴドーは待たれながら』


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客入れは吹き荒れる風の音。
美術はシンプルですが、細部にまでこだわって作られていて繊細でリアル。中央奥には、フレーム状の古びた木材の構造物が少し斜めに傾いてあります。その上部に小さな開口部と窓。開口部からは大きな梁が客席側に向かって突き出ています。この斜め具合といい、張出し加減といい、不安な気持ちにさせられます。
舞台前面にも同様のフレーム状の構造物があり、下手側にはドア。ハンドル状のドアノブは錆て茶色に変色しています。構造物の下部は所々素材が剥がれ落ち、蔦が絡んだ跡が見受けられます。
今回、最前列のセンター席だったので、かなり細部まで観てとれました。ほとんどの観客席からはここまでは観えないだろうと思われるのに、ここまでリアルな質感を再現してあるこだわりに脱帽。
窓からは、ぐるぐると渦巻く雲が映像で映しだされています。よく西洋絵画で見かけるような色合いと雰囲気の雲です。この雲がなんとも言えない不安や焦燥感を煽っておりました。
中央に大きな古びた蓋付きの木箱。その手前に同じく古びた木製の椅子が1脚。上手にマンダラゲ(実際には枯れた?エンゼルストランペット)の大鉢。
衣装は黒いフェルト帽、黒いジャケット、黒いパンツ。基本、裸足ですが、ダークブラウンの革靴もあります。どれも見事に埃で白っぽくなったり、ほつれたりしています。ゴドーというと連想するいでたちそのものです。

大倉さん演じるゴドーは延々と大きな声で、この家から出て行けない、行かない、出られない、出る気がない言い訳を言い続けます。おかしなリアクションをしたりして笑いを提供しながら。
そのうちに段々と空想から妄想へと変わっていき、焦燥、不安から狂気に変容していきます。このくだりがなんとも言えない気持ちになるのです。こちらまで不安と焦燥感に煽られるような。。 歯車が微妙に微妙に、少しずつ少しずつ、噛み合わなくなっていくような、居心地が悪い感覚。
「待つこと」の希望。「待たれること」の焦燥と絶望。「待たれること」は「待つこと」よりもっと絶望的なのだと。
ラストシーンで椅子に座り、足を組み、顎に手をやり、無言、無表情で固まったような姿のゴドーはもはや仙人のようでした。

大倉さんは心身共に酷使した熱演でした。白髪にするための化粧品の白い色が汗で流れて、首筋に何本も白い筋を作っておりました。休憩を入れて2時間、出ずっぱりしゃべりっぱなし、動きっぱなしの一人芝居。たった一人で板の上で戦っている姿に感動しました。

声の出演だった野田秀樹さん。子供という設定とはいえ、無邪気なきょとんとした声の調子がゴドーと対照的で、笑いを誘いながらもゴドーの狂気さが際立つようでした。声だけでニュアンスを表すのは難しいと思います。野田さんもすごいな。。と。

カーテンコールは2回。1回目は大倉さん登場。2回目はケラさんが客席側から登場。以下のようなお話をされました。記憶のみを頼りにして書いているので、記憶違いはご容赦のほどを。
ケラさん「え~大倉は今、袖で死ぬ前の力石になっていて。ちょっと待って。楽屋見舞いが病院見舞いみたいになっていた」
大倉さん登場。
ケラさん「やり終わってよかった?」
大倉さん「それほどでも。。」
というような、壮絶だったであろう公演のお話をされておりました。本当にお疲れさまでした。


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フライヤー その1。




フライヤー その2。




ケラさんの、「ゴドーは待たれながら」御来場のお客様へ。




当日パンフ。今後の予定など。




本のようなパンフレット、1600円也。インタビューや寄稿、いとうせいこうさんの戯曲(絶版)も載っております。お得♪

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オリジナル・ミュージカル 『私のダーリン』

2013-04-13 | 舞台/DVD

シアタークリエにて、オリジナル・ミュージカル『私のダーリン』 4月12日(金) 開演19:00 を観てきました。

※ネタばれがありますので、ご注意くださいませ。

【作・演出・振付】玉野和紀
【装置】松井るみ・石原敬
【照明】高見和義
【衣装】鈴木美夏
【キャスト】
黒木瞳:橘夢子/ルレーヴ
石川禅:小谷仁/ヴェット
坂本健児:竜崎龍二/ドラゴン
愛音羽麗:竜崎麗香/グリッター
町田慎吾:浅井良雄/グッド
古川雄大:立石大輝/ブライト
村井良大:青木悠真/トゥルー
大河元気:森本隼人/ファルコン
愛原実花:吉岡美咲/ラブリー
玉野和紀:隅田川虎衛門(橘純一郎)/アーザー
福永悠二:"LOVE FATE”の店員
藤原桂香:"LOVE FATE”の店員

【ストーリー】※フライヤーより
日々の生活を活動的に送る夢子は、売れない恋愛小説家の夫を支えて、「便利屋」の仕事を営んでいる。夫は家計の足しにと、エッセイやコラムを書きながら恋愛小説を執筆していた。その題名は「夢子の秘密」。その小説は自分たち2人の思い出を基に書かれてあった。その書きかけの小説を見た夢子は、夫のためにと思い出の再現を始める。
それは次第に想像・理想・妄想・空想へと広がり、隣の獣医の独身男や隣の仕事が謎の夫婦・夫の出版社の編集者・便利屋の従業員を巻き込んで、夢と現実と過去を行き来しながら数々のシーンが目まぐるしく展開していく。果たしてその結末は。。

公式サイトはこちら → 『私のダーリン』


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玉野和紀さんの舞台、『DOWNTOWN FOLLIES』シリーズが大好きでしたし、NHKの舞台のようなドラマ、『ママさんバレーでつかまえて』の黒木瞳さんのコメディエンヌぶりも好きでしたので観劇に♪ あと、便利屋の若手さんたちも観たかったし♪

客入れは静かなピアノ曲。
舞台美術はいたってシンプル。上手奥にクラシカルな街灯。中央奥に大きな噴水(実際に水が張ってあります)。下手奥に生バンド(ここで生で演奏されます)。暗転後、これらの前方に、天井高ほどの窓や二階の寝室、キッチンが現れます。

冒頭から黒木さん演じる夢子と玉野さん演じる純一郎の出会いのシーンで、2人で噴水に落ちて全身ずぶ濡れに。この後も同様のシーンがあります。
実際に噴水の中に水を溜めてずぶ濡れになるとは。。黒木さんのアイデアだそうですがびっくりです! 
直後に出てくる錦鯉ダンサーズには、客席は笑っていいのかどうなのか戸惑い気味の様子でしたね。おもしろかったんですけどね~ちょっとびっくりしたのかも、元タカラジェンヌ娘役トップ 愛原実花さんまでが満面の笑みで麗しく踊っておられたので。
ほかにも、便利屋3人組に玉野さんが「テニスのサークルやってたんだって?」から始まるテニミュネタやら、日替わりらしい玉野さんの無茶ぶりコーナーやら、ショッカーの衣装でライダーポーズする便利屋3人組(正確にはこのうち2人)やら、元タカラジェンヌ男役 愛音羽麗さんの便利屋3人組にレクチャーするホストの振る舞い方やら、そこから発展して元タカラジェンヌ娘役トップ 黒木瞳さんとの『ベルサイユのばら』やら、小ネタが満載です。
ちなみに、この日の玉野さんからの便利屋3人組に対するお題は、「しゃくとり虫とだんご虫の戦いゲーム」でした。大河さんが審判役、だんご虫役が村井さん、しゃくとり虫役が古川さん、リアクション大のいい戦いっぷりでした。勝者は古川さん。でも、しゃくとり虫の意味を間違えておられたようですけど(笑
石川禅さん、坂本健児さんは言わずもがな歌唱力! こじんまりとしたクリエに朗々と歌声が響き渡ります。
元タカラジェンヌの3人による歌とダンスシーンにはうっとり。。♪ よいものを観させていただきました。
玉野さんのタップは圧巻! さすが第一人者の方はすごいです。

ストーリーはフライヤーの写真も伏線となっており、最後まで観ると、あぁそうだったのか。。という展開になっております。時間が行き来しますが、ストーリー自体は入れ子式の複雑な構造とかではないので、難しく考えずに素直に観ると楽しめるかと。歌あり、踊りあり、タップあり、笑いあり、最後にほろっとする文字どおりのハートフルコメディです。とにかく、いろんな意味で贅沢な作品でした♪
観終わってから、玉野さんはとてもロマンチストな方なんだろうなぁ。。と思いました。パンフレットにあった黒木さんのお話ではないですが、一家に一人は欲しくなりますね「虎ちゃん」は♪ こんなに優しくて誠実で、寛容な自分だけをず~っと愛し続けてくれる男性はそうそういないでしょうけどね。

カーテンコールは2回。1回目は三方礼、2回目は全員で手をつないで。


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フライヤーの表。当日受け取りのチケットと一緒に折りたたまれていたので、若干、折り目付きです。




フライヤーの裏。




購入したプログラム、1500円也。キャストさんの紹介、スペシャルトーク、舞台稽古風景の写真が載っております。




展示してあった舞台写真 その1。照明が写り込んでしまいましたね。見づらくてごめんなさい。




その2。


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今日の早朝に淡路島で震度6弱の地震がありましたね。被害はいかがだったのでしょう。。大きくないとよいのですが。。 かつての地震を思い出されて、不安になられた方も多いのではないかと思います。ただただ、余震が続かないことを祈るばかりです。


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追記です☆

演劇&エンタメ系WEBマガジン omoshii NEWS & INFORMATION  に『私のダーリン』の記事が載っております♪

2013/3/25 黒木瞳さん、7年ぶりのミュージカル!『私のダーリン』

2013/4/12 『私のダーリン』、4月14日いよいよシアタークリエ千秋楽










 

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友達の飼い猫のこと。

2013-04-09 | 記憶の小箱

春の嵐が過ぎていきました。幸いここではさしたる被害はありませんでしたが、被害が大きかったところも多かったようです。被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げます。

さて、いつも読ませていただいているキャラメルボックスの役者さん、岡田達也さんのブログ 「達也汁」 2013.4.7 『旅猫リポート』 を読んで、同じようなことがあった自分の大学時代のことを思い出しました。
大学2年のときに住んでいたアパートは、みんな同じ2年生で、男女に限らずお互いに行き来したりして仲がよかったんですよ。Kちゃんという女の子が小さな子猫を拾ってきて、彼女の部屋で飼ってました。その子猫は女の子だったので、Kちゃんはその子に自分と同じ「K」と名前をつけて可愛がっていたんです。もちろん、ほかのみんなも「K(子猫のこと)はばかだなぁ~♪」なんて言いながら可愛がっていました。彼女の都合が悪ればほかの子たちが代わりに預かったり、猫缶を買ってきてあげたりして。
ある日、Kちゃんが真っ青になってアパートのみんなに尋ねてまわっていたんです。子猫のKちゃんがいなくなったと。。 みんなも一生懸命探したんですが、いっこうに見つかる気配もなく時間ばかりが過ぎてゆきました。
それから何日か経った頃、Kちゃんかもしれない子猫が大学通りではねられたらしいという情報が入ってきました。Kちゃんはその場所にすっ飛んでいき、そこで変わり果てた姿の子猫のKちゃんと無言の対面をすることになったんです。わずかな救いは、誰か心ある方がKちゃんを道路の端に寄せていてくれたことでした。。これ以上、車に轢かれないようにとの配慮だと思います。
Kちゃん、泣きながら「K~!K~!」って名前を呼びながら、冷たくなったKちゃんを胸にしっかりと抱きしめてアパートに帰ってきたんですよね。。そんな彼女にかける言葉が見つからなかったことを思い出しました。

猫って、車を見つけてもぱたっ!と、一瞬、止まってしまうんですよね。足が早いんだから、そのままささっ!と走ってしまえば轢かれずにすむのに。なんでなんですかね。。 事故に遭う猫が一匹でも減ってくれるとよいのですけどね。。
改めて、Kちゃんに合掌。ありがとうね、Kちゃん。小さな可愛いあなたが大好きでした。

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