つれづれな日々のつぶやき♪

ドラマや映画、展覧会や写真展の感想をぽつぽつと
日々の暮らしの中でふと感じたことなども

朗読×アニメ×ドラマ『怖い絵本』ストーリーと感想

2025-03-03 | テレビ/ドラマ/DVD
NHK Eテレで、朗読×アニメ×ドラマ『怖い絵本 』を観ました。
ざっくりとストーリーと感想を備忘録として書き残しておきます。


※ネタばれがありますのでご注意ください。
※敬称は省略させていただきます。





【ストーリー】
■その23「ちょうつがい きいきい」
【絵本×アニメ】
玄関の扉を開けると響く「きいきい」という音。その音の正体を確かめた僕は驚愕する。扉の蝶番に、黒いクモのような小さなオバケが挟まって苦しげに叫んでいたのだ。身の回りのあらゆる「きいきい」という音には、オバケたちが挟まれ「いたい。いたい。」と苦しんでいた!
【ドラマ】
ひどい耳鳴りに苦しめられている男(塩野瑛久)が診察に訪れる。頭の中で「きいきい」という音が鳴り続け眠れないという。

■その24「おんなのしろいあし」
【絵本×アニメ】
強気な僕は、友だちが怖がる学校の古い倉庫も怖くないと言い張る。雨の夕暮れ、ひとり倉庫に入り、そこでぼんやり立つ「おんなのしろいあし」を見つける。僕はその足を叱りつけて倉庫を出た。帰り道でふと迷い込んだ廃屋で響くのは、不気味な足音「ぺた、ぺた、ぺた」。
【ドラマ】
少年(齋藤潤)は、友人(近藤華)と受験勉強中。こたつでお互いの足が触れ合うたびにドキドキ。黒い本を読み終えた少年が見たものとは?

■その25「おめん」
 【絵本×アニメ】
嫌いなあの子を不幸にしたい、そんな暗い思いが心に浮かぶとき、目の前に現れるのは不気味な「おめん」。おめんをかぶると、誰かを呪う力が手に入る。「きれいなあのこのかお みにくくなればいい」少女は次々と呪いを現実のものとしていく…。
【ドラマ】
会社で働く女性(芋生悠)は新入りの後輩(尾碕真花)や干渉好きな先輩(岩本えり)と仲良さげに会話しながら、陰で彼女たちへの不満などをSNSにつぶやいていた…。

 
【感想】
Eテレの人気シリーズ『怖い絵本』、こちらも好きでず~っと観ていた。
絵本は子供向けというのも固定観念だと思うし、絵本を大人が楽しんだっていい。特にこの『怖い絵本』シリーズは人気作家が腕を振るい、雰囲気のあるアニメ、ドラマも同時進行する仕掛けがよい♪

■その23「ちょうつがい きいきい」
隙間にはさまって「きいきい」痛がるオバケは怖いというより、かわいそうな存在にも思えてくる。でも、実際に見たらびっくりしてしまうだろうな~。いないけど。

■その24「おんなのしろいあし」
白い足だけの女は怖い。本当に怖いのは自宅までついてくることが怖い。
裸足の足で「ぺたぺた」とどこまでもついてくるのは怖いな~。

■その25「おめん」
この話はオバケや幽霊ではなくて人怖。よくあることだけに寒々とする。
後味が悪い話ではある。


【余談】
■その23「ちょうつがい きいきい」の作者 加門七海は霊感が強く、白狐さまが憑いて守護されていると、『視えるんです』の作者 伊藤三巳華が自作で描いていたけど、本当なのかな~。気になる。


【リンク】
『怖い絵本』NHK
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ドラマ『ゴースト・オブ・レディオ~バチボコ怖い心霊バスツアー~』ストーリーと感想

2025-02-20 | テレビ/ドラマ/DVD
WOWOWライブで放送された『ゴースト・オブ・レディオ~バチボコ怖い心霊バスツアー~』を観ました。
ざっくりとストーリーと感想を備忘録として書き残しておきます。

※ネタばれがありますのでご注意ください。
※敬称は省略させていただきます。





【ストーリー】
実際に人気ラジオ番組として生放送されている「三四郎のオールナイトニッポン0(ZERO)」。
この番組の心霊バスツアーを舞台に、過去への想いを抱える三四郎のマネジャーを主人公に、個性豊かなリスナーや番組スタッフたちの想いが交錯するノンストップエンターテインメント。


【感想】
特に三四郎のファンというわけでもないのだが、タイトルがおもしろそう~と観てみた。うん、おもしろかった。テンポもいいし、俳優陣もよいし。
設定のオカルトというかなんというかは、突っ込まなくてよし!
こういうドラマは肩の力を抜いて楽しんだほうがよいのだ。


【余談】
ファンじゃないので(ファンのみなさま怒らないで~)「軍人」とか「軍人化」の意味がわからなくてGoogle先生にお尋ねした。理解したよ。
ファンじゃないと(しつこい)わからないこと多いよね~。音楽や演劇、お笑い、アイドルでも。
そのへんが部外者から見るちょっと怖いし、敷居が高くて近寄りがたいのが正直なところ。なので、現場には近づかず、TVやPCの画面越しに観るのが安全安心な気がする。




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おもしろかったドラマ・バラエティ*2024

2024-12-30 | テレビ/ドラマ/DVD
2024年に観たドラマ・バラエティの中で印象に残ったもの。備忘録として【あらすじ】【感想】をざっくりと書いておきます。
視聴はリアルタイム、録画のいずれかで。

ネタばれがありますのでご注意ください。
文中のお名前は敬称を省略させていただきます。





【あらすじ】
女性たちが困難な時代に立ち向かい、道なき道を切り開いてきた法曹たちの情熱あふれる姿を描く。

【感想】
女性の生きる道が恐ろしく限られていた時代に生まれた女性たち。時代に翻弄されても抗い、戸惑い傷つきながらもそれぞれの生き方を貫いていく姿に感動する。
毎回のように涙していて、朝からどっと疲れていた記憶がある。
現代もこの時代とあまり変わっていない現実に呆然としつつ、少しずつでもよい方向に向かっていって欲しいと願うばかり。
キャストのみなさんがよい♪ 役にぴったりとはまり安心してドラマを楽しめる。





【あらすじ】
その20「あずきとぎ」
僕は夏休み、おじいちゃんの田舎に遊びに行く。何もないけど自然がいっぱいで楽しい。
でもそこで「しょきしょきしょき」という音が聞こえてきて…。

その21「こっちをみてる。」
私はなんだか熱っぽくて保健室へ。保健室の先生はなにかとおしゃべりしているみたい。
でも誰もいないのに…。

その22「かくれんぼねこ」
りんちゃんは縁側でお人形遊び、庭に猫がやってきて「りんちゃんかくれんぼしよう♪」と誘う。鬼は猫、りんちゃんは猫から逃げる逃げる。
捕まる!と思った瞬間…。

【感想】
シーズン1からずっと見続けている『怖い絵本』。絵本がアニメーションになっている不思議な映像がぞわぞわしつつも好きだ。
この絵本は子供向けではあるけど大人も楽しめる。子供も大人も怖いもの(現実に起こらなければ)ぞくぞくしつつ楽しいのだと思う。ホラー映画やドラマ、落語、舞台の題材になって連綿と続いているのはそういうことなのだろうな。





【あらすじ】
露伴邸の近くにひっそりとオープンしたイタリアンレストラン。その店を訪れた露伴(高橋一生)と京香(飯豊まりえ)が出会ったのは、供する料理で客の体の悪いところを改善させる不思議な力を持ったシェフのトニオ(Alfredo Chiarenza)だった。
トニオは露伴に、どんな病気でも治してしまうという伝説のヒョウガラクロアワビを手に入れようと密漁を持ちかける。実はトニオには、重い病気を抱えたフィアンセ森嶋初音(蓮佛美沙子)がいたのだ。

【感想】
第一期からずっと観ているこのシリーズ。ほどよい不気味さがあるブラックファンタジーがお気に入り♪
高橋一生演じる岸辺露伴のエベレストよりも高いプライドと傲慢な面倒くささ。ほかに演じる俳優が思いつかない。
また続きが観たいな~♪





【あらすじ】
美貌で男を虜にし、やがては取り殺す。それが飛縁魔(ひのえんま)の女。
江戸の町で夜な夜な発見される黒こげ死体。誰がどうやって大の男を燃やしたのか?色町で評判の白菊(小島聖)なる仕業との目撃情報もあるが…。おぎん(小池栄子)にまで疑いをかけられ、ついに動きだす又市(渡部篤郎)たち。
同心・田所(遠藤憲一)の家に転がりこんだ謎の女おきく、白菊を待ち続ける大店の金城屋。白菊の正体とは?複雑に絡んだ謎の真相やいかに。

【感想】
時代劇娯楽作品として楽しめた♪ ちょくちょくしつこいくらいに入るギャグ的な演出に見覚えがあるな~と思っていたら、やはり堤幸彦監督作品だった。『ケイゾク』『TRIC』『SPEC』とかの香りがほんのり~としたし。
夏といえばやはり京極夏彦作品が恋しくなる。CS時代劇専門チャンネルでも怪談作品が新旧問わず多い。録画して午後の時間帯にアイス片手にぼ~っと観るのはよいな♪





【あらすじ】
コロナ禍で中止が続いていた花火大会だったが、昨年、満を持して開催。それを機に、花火職人として仕事へのやる気にみなぎっていた望月星太郎(高橋一生)だったが、現在は、自室に引きこもる生活を送り、望月煙火店は開店休業状態に。自堕落な生活を送る理由は、花火大会後に星太郎に殺到した取材と、子どもの頃からの彼の性格が関係していて…?
一方で、住み込みで働く星太郎の弟子・水森ひかり(本田翼)は他店で花火職人としてバイトに励んでおり、そのことで改めて望月煙火店の技術のすばらしさに気付いたと星太郎を諭すのだった。同じ頃、久しぶりに望月航(橋爪功)の幽霊が2人の前に現れる。やる気のない星太郎の姿を目の当たりにした航は、煙火店を畳んでしまえと毒づくが、それを受けた星太郎は、航の本心に気付き、ひかりに婚活の相談を…!?
そんな時、謎の女性・野口ふみか(宮本茉由)が突然、望月煙火店にやってくる。なんと彼女は、星太郎に弟子入りを志願するばかりか、いきなり結婚を申し込んで――?

【感想】
前回からの続編。恋愛ものじゃないドラマに恋愛要素が入ってくると、途端に話がつまらなくなりがちなので少々構えていたがおもしろかった。
星太郎、航、水森のトリオは息もぴったり♪ 後から入った野口も可憐な容姿なのに残念な感じがよい♪ 花火のレシピを盗むのはだめだけど。
目が泳ぐ高橋一生、ひょうひょうとした橋爪功、さばさばな本田翼の演技がよいな~。ドラマは脚本、演出も大事だが俳優の力は大きいと改めて思う。
続編希望♪




【あらすじ】
強固な警備でガードされた外国の病院に、黒マントを羽織った怪しげな男が現れた。彼の名はブラック・ジャック(高橋一生)――法外な治療費と引き換えに、どんな手術も成功させる無免許の天才外科医だ。人目を忍んで彼を呼び出したのは日本の法務大臣・古川正文。実は、息子の古川駿斗が旅行中に危険ドラッグ運転で事故を起こし、あらゆる臓器が激しく損傷。今しがた発生したドナーから臓器をすべて移植し、駿斗の命を救ってほしいのだという。そんな古川に、ブラック・ジャックは「息子さんの命はいくらですか?」と尋ねた上で合意。極秘手術を引き受けるのだが…。
ほどなく日本へ戻ったブラック・ジャックは研修医・長谷川啓介と出会う。実は啓介、服役中の友人・後藤一馬が自殺したと知らされるも納得がいかず、骨壺の中に入っていた“あるもの”を頼りに、ブラック・ジャックにたどり着いたのだ。だが、知らぬ存ぜぬの態度で啓介をあしらうブラック・ジャック。ますます一馬の死に疑念を募らせた啓介は、ブラック・ジャックにつきまとい…!
そんなある日、ブラック・ジャックにサラリーマン・六実明夫から依頼が舞い込む。かつての美貌は跡形もなく…。顔面が恐ろしく変形する奇病=獅子面病に苦しむ妻・六実えみ子(松本まりか)を治療してほしいというのだ。の“かわいい笑顔”を取り戻したいと必死に訴えつつも、提示された莫大な治療費には尻込みする明夫。そんな夫の姿を目の当たりにし、えみ子も治療を諦めようとする。だが、自らの見目形に複雑な思いを抱えるブラック・ジャックの助手・ピノコ(永尾柚乃)は、えみ子の秘めたる思いに共感。治療を引き受けようとしないブラック・ジャックに食ってかかり…!?
直後、えみ子は以前から世話になっている医師・キリコ(石橋静河)に連絡を入れる。ところが何を隠そう、キリコは“安楽死”を秘密裏に請け負う人物。しかもブラック・ジャックの宿命的ライバルで…!

【感想】
原作が好きな読者だけど「ん?」みたいな違和感は感じなかった。一部の方々がドクター・キリコが女性になっていたことで炎上していたようだが、そんなに違和感はなかったかな~。むしろ柔らかい感じがしてよかったと思うのだが…。
若く美しい女性の顔が変形していく病気に罹患し、治癒の見込みがない現実とどう向き合って生きていけばいいというのだろう?
ドクター・キリコを呼んだ気持ちは察するにあまりある。ありすぎる。
主演の高橋一生は相変わらずよい。複雑な人間性、表には出さないが秘めた想いを表現できる素敵な俳優だと思う。
ピノコが可愛かった♪ 「アッチョンブリケ!」
ドクター・キリコ役の石橋静河もよい俳優だと思う。繊細で透明感があって。
彼女も最近多い二世俳優で「親の七光り」どころか「十四光り」。そんなことを感じさせないところがすごいな~。
余談だがほかに「十四光り」には趣里がいるけど、彼女も全然感じさせないのがすごいと思う。

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おもしろかったドラマ・バラエティ*海外編2023

2023-11-20 | テレビ/ドラマ/DVD
2023年にリアルタイムや録画などで観た海外ドラマ・バラエティのうち、おもしろかったな~♪というものをざっくりと備忘録として書き残しておきます。

※ネタばれがありますのでご注意ください。
※敬称は省略させていただきます。



2022年にフランス、ベルギー、スイスで放送された、予審判事であるマリアンヌの活躍を描いたコメディタッチのミステリー。
主人公のマリアンヌは南仏の町トゥーロンの予審判事。マリアンヌは歯に衣着せぬ物言いと型破りな行動で知られている人物。警察のパストール警部や裁判所書記官イヴと協力し、人生経験と共感力を武器に予審を進めていく。離婚経験者で現在は1人暮らし。心の友はペットのフェレット“シラノ”。
そんな彼女の心に影を落としているのは、8年前未解決に終わった娼婦殺害事件。被害者レナは顔見知りであり、遺児ザカリーをかわいがるマリアンヌは、事件の再捜査を心に誓っていた…。


 
日本には予審判事という司法職は存在しないので、ピン!とこないのだが、判決裁判機関での裁判を行うか否かを決定するのが仕事ということだ。証拠不十分と判断される場合には免訴の決定を下すこともできる予審判事は、大きな権限を持つとされている。 
マリアンヌのビジュアルはぽっちゃり体型でふわふわなウェーブヘア。よく変わる表情が愛らしい♡ 女性版コロンボといった感じ。
フランスミステリーが好きなのは、イギリスほど重くなく(イギリスミステリーも好き)、アメリカ(アメリカミステリーも好き)ほどがちゃがちゃしておらず、ふんわり~と軽くおしゃれなところ。特に住まいやインテリアがおしゃれ♪
まだ、娼婦殺害事件は解決していないのでどうなるのか気になっている。続きが観たいな~。



犯罪資料局で働く自閉症のアストリッドは、警官だった父親の影響を受け子供の頃から刑事事件の調書や謎解きに人一倍興味を持っていた。そして、犯罪学者や監察医並の知識も兼ね備えている。ある日、医師の自殺を調べている警視のラファエルに的確な資料を出したことでラファエルに才能を見出され、ラファエルは医師が動機もなく自殺した3件の事件を一緒に調べてくれとアストリッドをスカウトする。
論理的で几帳面、犯罪捜査のデータベースのようなアストリッドと、思いつきで行動する猛進型だが、おおらかで誰に対してもフレンドリーなラファエルという正反対の女性二人。しかし、アストリッドは自閉症を周りから理解されない苦悩を抱え、一方、ラファエルは愛息の親権を失う悲しみを抱えており、お互いの苦悩と孤独を理解しあい、事件を解決したいという情熱を共有することで、徐々に距離が近づき、最強のバディとなっていく。
シーズン3に続くシーズン4。



シーズン4では人間関係がふたりの恋愛を中心に描かれていて、もどかしくもあり、微笑ましくもあり、事件よりもそちらのほうが気になる。アストリッドがテツオとの関係をもう一歩踏み出そうとしているのだが、留学中のテツオは奨学金を打ち切られてしまい、日本に帰国しなければならなくなった。まだそのことをアストリッドは知らされていないのだ。
シーズン5があるのなら、どうストーリーが続いていくのかが気になるところ。



舞台は19世紀のロンドン。イライザ・スカーレットは聡明で美しいが、周りを困らせるほどお転婆なところがある快活なお嬢様。ある日、探偵社を営んでいた父が急逝してしまう。家計を支えるため、依頼人には父が他界したことを内緒にし、父のもとに来た調査依頼を引き継ぐが…。
父から譲り受けた探偵に必要な知識と洞察力、そして、持ち前の行動力と機転で、幼馴染でハンサムな刑事ウィリアムと事件を解決していく!



19世紀のロンドンは男性優位の社会、女性というだけで偏見を受けるイライザは、今シーズンもさまざまなことに四苦八苦する。幼馴染の警察官ウィリアムはパートナーとして、イライザに迷惑をかけられたりしながらも支えている。なんだかんだで仲良しな二人。
イライザの意地悪な同級生アラベラも登場して、ウィリアムとの恋愛も絡んで心中穏やかではなくなるイライザ。うん?好きなんだよね、ウィリアムのこと。素直じゃないな~イライザ。
イライザの父・ヘンリーの死の謎も深まるばかり。次のシーズンが楽しみ♪



犯罪資料局で働く自閉症のアストリッドは、警官だった父親の影響を受け子供の頃から刑事事件の調書や謎解きに人一倍興味を持っていた。そして、犯罪学者や監察医並みの知識も兼ね備えている。
ある日、医師の自殺を調べている警視のラファエルに的確な資料を出したことで才能を見出され、ラファエルは医師が動機もなく自殺した3件の事件を一緒に調べてくれとアストリッドをスカウトする。
シーズン1.2に続くシーズン3。



シーズン3はアストリッドの恋、警察官試験など、彼女の成長が見どころ。
相変わらずアストリッドはガラス細工のように繊細で可憐。ラファエルの正義感全開な猪突猛進さも変わらず。
ただ、いつも海外ドラマに出てくる日本人役の方がそう見えないのがちょっと…。いや、本当に日本人の俳優かもしれないが。「タナカ テツオ」という名前とか、むやみに合掌しながら頭を下げて挨拶するのとか、なんとかならないものかと思ってしまう。
こういう認識なんだろうな~。「日本人」って。苦笑。
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おもしろかったドラマ・バラエティ*日本編2023

2023-11-20 | テレビ/ドラマ/DVD
2023年にリアルタイムや録画などで観た日本のドラマ・バラエティのうち、おもしろかったな~♪というものをざっくりと備忘録として書き残しておきます。

※ネタばれがありますのでご注意ください。
※敬称は省略させていただきます。



原作は、実写ドラマ・映画化され話題となった『深夜食堂』をはじめ、『四万十食堂』など数多くの食に関する作品を生み出してきた、安倍夜郎の同名作。昼は俳優、夜は酒場へと繰り出す日々を送る主人公・北見優作は、訪れる店で酒を酌み交わす魅力的なマドンナ達に毎度心惑わされながら、食って、呑んで、ふられて、呑む…!
悩める五十代・優作が繰り広げる“たそがれ”ストーリー。



微妙に売れているようないないような脇役俳優、北見優作を演じる北村有起哉がいい❢ すごくイケメンというわけではないのに(失礼。。)、色気があり可愛らしく、なんだろう~この魅力は。語彙力が足らなくて言語化できないが。
主題歌のドレスコーズ『最低なともだち』がラストに流れると泣きそうになる。なぜかな。。
登場するお店はどれもおいしそうで、空腹時に観るのはおすすめできない。どこも一度は行ってみたくなる。



IT企業社長 高木明(山中聡)が社長室で遺体となって発見される。持病の薬の過剰摂取が死因とされるが、カリウム製剤などが混入していたことから殺人の可能性が浮上する。刑事課の小川満(濱田岳)、丸山啓子(夏帆)、山根茂之(橋本じゅん)らは捜査に乗り出す。
そんな慌ただしい刑事課に、警察の事務を担う警務課の大川勇治(松重豊)が現われ、刑事たちから煙たがられながらも働き方改革を訴える。実は優秀な刑事だったが、妻を病気で亡くし子供との生活を優先するようになった過去がある。
刑事課に移動したばかりで、捜査に不慣れな小川は、大川に協力を仰ごうとする。始めは、もう刑事ではないからと拒絶する大川だが…。見た目も性格も凸凹な”大小コンビ”が難事件の真相解明に挑む!



文字どおりの“大小コンビ”が軽妙で楽しめる刑事もの。主役のコンビも脇役も実力派揃いで安心して観ていられる。
テレビ東京のドラマはキャスティングや演出に、もやっとしたり、いらっとしたりしないのがよき♪ 役者がみなのびのびと楽しんで演じているのがうかがえてなおよき♪



“グレース”という真紅の愛車に乗って成田に向かった妻。そして、南仏で彼女を襲ったバス転落事故。遺品として残された妻の愛車のカーナビには、夫に内緒で日本各地を訪れていた旅の履歴が残されていた! 
妻の不貞を疑った夫、希久夫はその謎を解くため、カーナビの履歴をたどる旅に出る。 藤沢、松本、近江八幡、尾道、松山・・・・ 美しい日本の原風景を名車でたどる希久夫の前に、次々と現れるかけがいのない人々との出会い。 妻が遺した疑惑のカーナビ履歴。果たしてそれは妻の夫に対する裏切りだったのか、それとも…。



美しい景色と映像に観いってしまう。最近多い、カラーグレーディングをばんばんかけたわざとらしさがないのがよい。
愛と信頼、傷つきと癒し、出会いと別れ。安直な収めかたで終わらせなかったラストが心地よい。
「グレースの履歴」は病気が再発し死を覚悟した妻が、夫に贈った最後の愛のプレゼントだった。ひとりになってしまう夫に、かつて夫と縁があった人々と再会させるために。
「残された者は生きていかなければならない」この言葉が深く心に染みる。
とても良質の大人のドラマだったと思う。



2022年・夏。新型コロナが収束しないため、夏の花火大会は中止となり、望月星太郎(高橋一生)と航(橋爪功)の花火師親子は今年も暇になりそうだ。大規模な花火は上げられないものの、個人がオーダーする花火を始めようと、航は星太郎に何度か提案してきたが、星太郎は難色を示す。しかし、星太郎が個人のオーダーを嫌がる本当の理由は…。
その後、星太郎はいつものように、朝食の片づけを終えてから作業場に向かう。すると、航が倒れており、「すまん」という言葉とともに、息を引き取るのだった。



星太郎だけが見えて会話していた亡き父親の航が、実は星太郎の心が生み出した妄想だったというのが最大のおち。年齢だけはそれなりに重ねているが、心は母親が離婚して出て行った子供のままだ。
高橋一生はこういった役を演じるとものすごくはまる。目が泳ぎ、挙動不審になるところの滑稽で可愛らしいところは、とても魅力的だと思う。現実に身内にいたらば「ごめんなさい~パス~」だが。



絵の具・クレヨン・キャンバスに筆。これら全て、絵画を描くときに必要な道具である「画材」。知っているようで知らない画材の世界を紐解いていきます。今回、アートの冒険に出かけるのは武蔵野美術大学大学院 油絵学科を卒業したアーティスト・タレントのベック。 



フジにしては珍しくうるさくなく、きちんとした構成で安心して観ていられた。いつもがちゃがちゃしてにぎやかしばかりなので、フジは全く観ないのだ。
絵画は観るのも描くのも好きなので、わくわくしながら楽しんで観られた。日本画と西洋画の絵具の使い方が違うとか、初めて知って勉強になったし。
番組で紹介されていた、PIGMENT TOKYO にはぜひ行ってみたい!
後編も楽しみ♡



突然撮影が休みになった俳優の1日を、気鋭監督・脚本家たちが描く異色ドラマの第3弾。人気俳優・神木隆之介が自分で自分を演じる8つのパラレルストーリー。



全部、脚本あり~の演出あり~のフィクションなのだが、もしかしたら本当にこんな撮休を送っているのでは?と思わせてくれる、絶妙なさじ加減がよき♪
神木隆之介に続く有村架純版も楽しみ♡



新進気鋭の脚本家 坪田文が書き下ろすオリジナルドラマ。 
1923年に作家デビューを果たした江戸川乱歩。それから100年という節目にお届けする“知られざる江戸川乱歩誕生秘話” 。連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」制作チームがNHK大阪放送局よりお送りするロマンスあり、笑いあり、涙あり、魂の叫びあり、アクションあり、今を生きる人々の心に響く珠玉のエンターテイメント活劇。



こだわり抜いた映像美!一体、このご時世にどんだけの時間と労力をお金をつぎ込んだのか?と首をひねってしまう。さすがNHKだな~民放はもう大手芸能事務所と大手広告代理店のいいなりに成り下がってしまったし。
独特の世界観に浸れる作品♪ 次回作に期待♪



幕末期、江戸を騒がせていた勤皇浪士を自称する者や薩摩藩士による御用盗に対応するため、農民を集めて結成された特殊戦闘部隊「一撃必殺隊」の活躍を描く物語。
舞台は大政奉還直後の江戸。徳川滅亡を図り江戸城下で狼藉の限りを尽くす薩摩藩士に対し、大規模な戦争を避けたい勝海舟は会津藩の武士でも庄内藩の武士でもなく「村の力自慢」や「大男」、「村一番の速足」や「機転の利く小男」などバラエティーに富んだ百姓たちを寄せ集め、私設部隊を秘密裏に立ち上げる。多額の報奨金を目当てに集まった丑五郎(染谷将太)や市造(町田啓太)ら百姓たちは、初めて握る刀に動揺しながらも、元新選組隊士の島田幸之介(松田龍平)に特別な訓練をうけ、日に日に成長。そして初陣。雄たけびとともに威勢よく出陣した百姓軍団の彼らには「一撃必殺隊」という名が付けられた。



「小説『幕末一撃必殺隊』を原案にしたコミック『いちげき』を原作とし、宮藤官九郎が脚本を手掛ける本格青春エンターテインメント時代劇」と銘打っている作品。クドカン作品にしてはお笑い要素が少なめで、階級社会と差別や貧困について考えさせられる。
いつの時代でもそれぞれの立場で正義があり、想いがある。それはなかなか交わることのない平行線のようだ。
キャストの松田龍平の爬虫類ぽさ(褒め言葉)と染谷翔太の死んだ魚の目(誉め言葉)がよい♡ 唯一無二だと思う。



山梨県警本部の強行犯捜査係は3つの班で構成された最強の捜査集団。班長は“冷血”の楠見昌平(松重豊)、“閃き”の村瀬恭一(岸谷五朗)、そして一番の検挙率を誇る1班の“笑わない男・青鬼”朽木泰正(仲村トオル)といういずれも曲者揃いだ。朽木の推薦で1班配属となった若手刑事の矢代勲(風間俊介)は、普段こそ周囲に明るく振舞っているが、実はあるトラウマで心から笑えなくなっていた。
そんな折、厚木北署管内でホームレスが青酸カリで毒殺されたとの一報が入る。朽木は16年前の事件との関連を疑う。それは被害者の息子を騙し、酒に青酸カリを混入させ殺害した未解決事件だ。厚木北署の刑事課課長・安川(神尾佑)の話では、被害者はスズキ(山本浩司)と名乗っていたが身元は不明だという。
だが事件3日前に目撃された、不審者の似顔絵を見た矢代は驚く。サングラス、口ひげ、16年前の犯人とされる似顔絵とあまりに酷似していたのだ。



TBSでも別のキャストで放送されていたので、内容も結末も知っているのだが、よい作品はそんなことには関係なく最後まで見入ってしまう。新作をTBSでは放送しなくなったようなので、テレビ東京にはぜひともがんばっていただきたい!


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