光文社文庫 エドガー・アラン・ポー 小川高義 訳 『黒猫/モルグ街の殺人』を読了しました。
あらすじと感想をざっくりと備忘録として書きます。
※ネタばれがありますのでご注意ください。
※文中の敬称は省略させていただきます。
【目次】
黒猫
本能 vs. 理性ー黒い猫について
アモンティリャードの樽
告げ口心臓
邪鬼
ウィリアム・ウィルソン
早すぎた埋葬
モルグ街の殺人
解説 小川高義
年譜
訳者あとがき
【あらすじ】
パリの架空の街に無惨な母娘殺人事件が起こる。由緒ある名門の末である探偵デュパンが、警察も見落としていた証拠を探し、推理を組み立て、見事に事件を解決していく。
捕まったあまりにも意外な犯人とは‥?
【感想】
八編の短編集だが一番面白いのは、『モルグ街の殺人』(1841) The Murders in the Rue Morgue だと思う。推理小説の元祖として名高く、後の作家に多大な影響を与えた作品だといわれているし。
サー・アーサー・コナン・ドイル『唇のねじれた男』(シャーロック・ホームズの冒険)に似たシュチュエーションがみられる。
推理小説のクラシックとして楽しめる作品。
【余談】
中高生の頃に読んでいるので再読。読んでいると内容を思い出す。それまではわりと忘れているんだが。