ノアの小窓から

日々の思いを祈りとともに語りたい

アヴェ・マリア、グノー

2014年12月11日 | 歌う





       学びの薗 出た日のためにとシャンソンを 教えてくれし 尼(ナン)のような師

       オー・ソレミオ アベ・マリア モルドゥ 惜しげなく歌って見せし 師の眼差しよ

       三曲の アベ・マリアの絶唱に 音楽室が熱くもえた日
 


                     

 

    シューベルトの美しいアヴェ・マリアを聴くと、もう一つのアヴェマリアが思い出されます。
    グノーのアヴェ・マリアです。

    高校時代、選択科目で音楽を取っていました。講師のT先生は六十歳くらいに見えましたが、
    グレイの髪を引き詰めにして、化粧気はいっさいなし。
    質素でいくらかくたびれた黒や灰色のジャケットとタイトスカート、どっしりした革靴。大きな丸いメガネ。
    まるで、修道女のようでした。
    しかし、その声量はすばらしく、生の声は四階の音楽室から三階二階の教室にまで聞こえてくるのです。
    
    聞けば上野の音楽学校の声楽家を首席で卒業され、当時も、
    音大を受けるような方が自家用車(当時はそういう言い方があったのです)差し回しで、
    教えを乞うくらいの格の高い先生だとか。

    先生は発声の基礎から、音楽の聴き方などを何気ない話として教えてくださいました。
    また、シャンソンを教えてくれたり、
    ザ・ピーナッツのハーモニーのすばらしさを話題にしたりとおよそ、音楽については
    もし、時間があれば、いくらでもお話しができる感じでした。

    印象に残っているのは、先生のご自身の独唱です。ピアノの弾ける生徒に伴奏させて、
    シューベルトのアヴェ・マリアとグノーのアヴェ・マリアと、ブラームスのアヴェ・マリアを
    歌い比べてくださいました。
   
    その圧倒的な歌声は、いまだに脳裏にたたまれています。

    グノーのアヴェ・マリアをU-tubeで見つけました。

    



バッハ~グノー 「アヴェ・マリア」




Diana Damrau ~ Ave Maria (Bach/Gounod)










口笛

2014年12月04日 | 歌う




          今年のクリスマス礼拝は12月21日の日曜日です。
          欧米では25日はたいてい祝日ですから、クリスマス礼拝は12月25日ときまっています。
          日本では、25日が日曜日と重ならないかぎり、その前の一番近い日曜日に行うのです。

           礼拝のあと、ポットラックパーティ(一品持ち寄り食事会)があり、
           そのあと、祝会。
           心覚えのある有志が一芸を披露します。

                                 
                 

         ライブ活動をしている教会員によるポップなゴスペル、クラシック唱法での独唱、
         ギターの合奏、聖書箇所をまるまる一章分暗誦する人。
         漫才や手品が披露されることもあります。

         さて、今年は?  

                         

          もしかして、私もなにかできるかしらと、
          パフォーマンスが苦手なさとうも考えてしまいました。

          で、子供の頃吹いていた口笛はどうかしらと思ったり・・・。
          何十年も吹いていないんだから、ムリムリとひっこめたり。
          何しろ、ショウワのお話です。
          口笛を吹くだけでも何となく不謹慎な時代。
          まして女の子が吹くなと叱られたのです。
          ジェンダー差別がけっこうあった? 

       ちなみに、U-tubeを見て驚きました。なんと、口笛が立派な「芸」として通用しているらしいのです。
       しかも、かわいらしい女の子や、美しい女性が人前で「演奏」しているのです。

       うわあ! じょうず!と、ただ、驚きました。やっぱりやめよう?!



      【TOKYO 女の選択】世界一の口笛奏者 分山貴美子さん








「神の御子は今宵しも」 讃美歌111番 O Come All Ye Faithful

2014年11月26日 | 歌う





「神の御子は今宵しも」 讃美歌111番 O Come All Ye Faithful




        現在、
      世界には
      たくさんの賛美歌、聖歌、プレイズソング、ワーシップソングと言われるものがあります。

      いまも日々新しく作られているので、どれほどの数になるのか想像もつきません。

      古典的な讃美歌、聖歌といわれるもの、
      ロック調で手拍子、足を踏み鳴らして歌うもの。

      カントリー風、フォークロア調、
      演歌風のものまであって、覚えきれません。

      でも、クリスマスには古典的な讃美歌がいいですね。
      クリスチャンでなくても、ハモることができる曲は、やはり名曲です。

      「神の御子は今宵しも」
       このタイトルをお借りして、短篇小説をひとつ発表しています。

      左のブックマークから、
      「さとうまさこ現代小説集」をクリックしてご覧くだされば感謝です。
      心を病んでいる母親とともに生きる青年の話です。   








      

秋空

2014年11月13日 | 歌う






           子を集め 秋陽の網で掬い取る 神の手わざに 舞える紅葉

           天高く 地は頼もしく光満ち もみじもけやきも歌うか 晩秋

           弁当で満腹 おやつでふくらむ頬笑い 立ち上がって跳ね 駆け回って跳ね

           舞台よし 観客もよし 台本は 神なる指の書かれた如し





            数年前、教会の子どもクラスの子どもたちと相模原の
            
            麻溝公園へ行ったときの情景を詠んだものです。

            真っ青な秋晴れの空と、紅葉と、からりとした微風、

            その中で、歓声を上げて遊びまわる子供たちの様子が、
            
            いまもまぶたに残っています。









萩の花

2014年09月22日 | 歌う



                        


                          秋きぬと 目を驚かす 赤紫

                          秋日降る ひぐらしが鳴く 彼岸頃