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人の体と心は、ほんとに不思議です。
突然、首がほぼ左右に180度動くし、手もほぼ真上に上がるようになりました。
私があわてて、お医者様に行かないのは、このような経験をなんどもしているからですね。
健康番組などを見ていると、いろんな症状と重篤な病気の可能性が紹介され、
心配をふやすのですが、もう、そんな時期も過ぎたのでしょう。
誰でも弱い箇所があり、全身のすべてが完全に「健康」なんて幻想だと、
70年も生きてきたら、わかります。
私の若いころですが、亀井勝一郎という評論家が人気でした。
当時の世相を反映して、ちょっと左翼寄りで、良心的な論を張る方でした。
あるとき、彼がどこかで、
「エゴイストとは、自分の心と体の心配ばかりしている人だ」と書いていたのです。
彼の真意は、社会の矛盾や、社会変革など、外の問題に目を向けないで
自分のことばかり心配しているのは、エゴイストである、ということだったのでしょう。
それで、自分は、時折、社会問題にも目を向けているから、エゴイストでないと
思ったような気がします。
彼が、今生きていたら、なんというのでしょう。
社会問題は、それなりに目が向けられていますが、
人間が自分の心と体を心配する、その影響を受けるという、人間の宿命はいっこうに変わらない。
ある日、具合が悪くなり、また、ふと、平常に戻る。
このような気まぐれな人間が、平静でいるためには、
神がおられるという事実を認めることが、
いのちにとって、一番確かだったと、気が付くこの頃です。
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