じつは、神学校の宿舎はちょっと古めかしいのです。
テレビは今どき奥行きのあるレトロな形ですし、ドアの鍵は鍵穴に突っ込んでまわすシャーロックホームズ・タイプです。
いちばん期待していた無線ランの設備がないのです。少なくとも、宿泊施設にはないということです。
どっしりしたりっぱな建物ですが、新しい設備を着ける余裕はないのかもしれません。
「ネットを使うなら、うちに来てください」と吉原先生のありがたいお申し出に甘えて同じ敷地内のお宅にお邪魔しました。
朝のコーヒーをいただき、メールをチェックさせていただきました。
さらに、奥様のお言葉に甘えて、洗濯物までお願いしてしまいました。
写真・宿舎を遠望する。4階から上が見えています。
レトロなテレビと大きすぎるワードロープ
職員住宅、二軒分です。ほかの場所にもあります。
★★
午前十時過ぎ、いざ、バギオの町へ。
とあるショッピングビルの駐車場へ車を入れて、ビルの中の中華料理屋さんへ。
まる一日何も食べていないさとうを気遣って下さったのでしょうか。
チャーハンやスープ、野菜炒めは、見た目も味も、中華料理と言うよりフィリピン料理?
食べてもおいしくありません。まだ、お腹が本調子ではないようです。
誰にも言えなかったのですが、その朝から、今度は、下痢が始まっていたのです。
食事のあとは、キリスト教書店に案内して下さるとのことで、別のビルに入っていきました。
フィリピンはキリスト教国ですから、キリスト教書店があってもふしぎではありません。
英語のキリスト教書物を買うのはしんどいですが、目当てはお土産になるようなグッズです。
例えば、しおりとか、御言葉(聖書のことば)カードとか、御言葉を書いた壁飾りなどです。
目指す書店は、なんと真っ暗です。広い店内は、ろうそくが積み上げた本の間などあちこちに立てられているのです。
「停電」でした。
昼間とはいえ、災害でもないのに商業ビルで停電があるのもちょっと驚きでしたが、めげずにろうそくを立てて営業しているところが、フィリピンスタイルと感心してしまいました。
日本なら、電気が止まったら、大騒ぎになって店は閉めてしまうでしょう。
でも、おかげで、その日しか買い物に行けない私たちは、お土産になるグッズをたくさん買うことができました。
午後は吉原先生の奥様が、マーケットに連れて行って下さる約束だったのです。
買い物で心は弾むのですが、どうもお腹の調子が良くないのです。
はて・・・。
新鮮でした。この写真一枚で ワクワクしてきます。
シャーロックホームズタイプとかかれていたので 昔観ていた 江戸川乱歩シリーズに出てくる館を想像しましたが
まあ なんて素敵なお宅なのでしょう。
体調が悪くて大変でしたね。私もあれだけの強行軍でしたら まさこさんと同様 寝込んでいたと思います。
大事にならず良かったですね。
心身ともに壮健でたくましくないと…と反省。ちょっと手遅れかなあ。でも、楽しかったのです。もしチャンスがあればもう一度と腕まくり。
シャーロックホームズ・タイプの鍵穴は良かったですね。
誠に風情のある景色が浮かんで参ります。
シャーロックホームズだけにロックと駄洒落ってみました。
日本でも、古い格式高い(あまり好きではありませんが)旅館などでは、其のタイプの部屋の鍵がありますよね。
箱根の富士屋ホテルの旧館などもそうですし、奈良ホテルなどでもそうですよね。
感じの良い場合もあれば、まるでお化け屋敷のような感じもあり、複雑ではあります。
バギオはやはり都会ですね。
いや、準都会というべきでしょうか。
とまれ、帰国が迫ってくると取り急ぎ・・・元気になってくるものです。
それも又、旅の面白さと割り切りつつ使命が無事に終わらんとするその喜びが感じられます。
ロックですか。それにしても、旅館にも、植物にも、音楽にも造詣が深そうですね。