主よ。私の心は誇らず、
私の目は高ぶりません。
及びもつかない大きなことや、くすしいことに、
私は深入りしません。
まことに私は
自分のたましいを和らげ、静めました。
乳離れした子が母親の前にいるように、
私のたましいは乳離れした子のように、
私の前におります。 (詩編131篇1節2節)
この詩はダビデが書いたと推測されています。
ダビデは古代イスラエルの王でした。
まだ、少年と呼べるような若い時に、
神はダビデを王として召されたのです。
じっさいのデビューは、
ペリシテ、イスラエル戦争で祖国が苦戦しているときに、
ペリシテ人の戦士ゴリヤテを小石一つで打ち負かし、一躍
イスラエルの英雄になるという華々しさでした。
彼の治世の間に、古代イスラエルは王国として盤石になるのですが、
ダビデ自身は苦労と試練の人生を送りました。
苦労の中で、ダビデは謙遜を学び、
ますます、神の前にひざまずく神のしもべとなって行ったようです。
興味のある方は、
ダビデの生涯にシフトした旧約聖書・サムエル記Ⅰ,Ⅱをぜひお読みください。