訃報の入らない日はないのですが、大ニュースになる方は、それほどいない。
大ニュースになっていても、自分の中でさほどの衝撃のないときもある。
星野さんの訃報は、久しぶりに「えっ!!」と受け止め、ニュースを
わざわざ、はしごしたりしたのです。
もともと、好きなキャラではありませんでした。若い時からアスリート系は、
あまり好きではなかったのです。
あの頃、運動部の男子は、汗臭くて泥臭くて武骨で、しょっちゅう怒鳴り声をあげて走り回っていて、
今なら大問題になりそうなビンタ、パワハラ、いじめもありそうで、わざわざ、
文武両道ということばがあるくらいですから、大体は、「文」のほうはわからない?
自分の能力を横に置いて、そんな風に勝手なことを考えていたりしたものです。
運動選手は、男たちの間では、人気者だったり尊敬の対象だったりしたかもしれないけれど、
あの世界は、あの世界!
ところが、そんな思いが、プロ野球選手によって変えられたのです。
上京して何年かして妹一家と神宮へ(なぜか妹も結婚して東京へ)、阪神ーヤクルト戦を見に行きました。
あちらは、高校時代からの熱狂的な阪神ファン、
私は、東京にいるので、ちょっとばかり故郷に義理立てした阪神ファン。
勝っても負けても、夜スポーツニュースを見るようになりました。
アップになった野球選手はみな、とてもかっこいい。
きびきびしていて、きっぱりしていて、顔もスタイルもよくて、何より、
抜群の運動能力は、運動音痴のさとうでも感激したのです。
★ ★
星野さんのイメージはあまり良くなかった。すぐに、何かを蹴飛ばす、
審判と大喧嘩する、やっぱり運動部!だあ・・・。
顔とスタイルは良さそうだけれど、ワンマンそうだし、
第一打倒巨人とかで、阪神タイガーズを軽んじている風さえある。
その星野さんが、阪神の監督になってくれた時は、「信じられなーい」と思い、
さらに優勝をさせて下さったときは、
「男は、結局、結果だよ」と、のたまう家人に深ーく、うなずいたのでした。
その後、楽天でいろいろ貢献されたようですが、私の中では、「その後」はあまり気にならなくて、
今も、タイガーズの監督をされた星野さんが、燦然と輝いています。
星野さん、
ありがとうございました!
お疲れ様でした。
ゆっくりおやすみください!