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ノアの小窓から

日々の思いを祈りとともに語りたい

妻逝きて

2013年12月21日 | 日記




        久しぶりに一冊の本を、三時間で読み切りました。

          池上敏也
       揺れ惑いおり、妻逝きて



      末期がんの妻を、自宅で介護し看取った方の物語です。
      張りつめた重い世界――。

      でも、
      そっけない語り口が織りなす世界は、
      静謐で、暗くなく、感傷的でもなく、

      一言で定義するなら、
      きずなの物語でしょうか。

      夫婦のきずなと言った言葉さえゆるい、
      人間同士の根源的なきずな、
      他の誰もが立ち入ることができないたましいのきずなの深みに
      招き入れられて、
      ただ、ただ、吐息をついてしまいました。

       とはいえ、ここまでのきずなは、夫婦でなければ到達できないもの。
      それも、終生添い遂げる長い長い結婚生活です。

       




      

     


 
      
      
      




     




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