2/25 人間の優越感
盲導犬の話を書いたけど、
あのキリみたいもので刺された盲導犬はその後どうなったのだろう?
ご主人も気がつかないほど、犬は堪えた。
普通の犬では考えられないことだ。
動物は人よりはるかに迅速に相手の気持ちを読み取る。
すごい能力だよね。
昔、うちにはパメラというバイリンガルのボクサー犬がいた。
パメラは訓練されていて、一緒にいると心強かった。
彼女の話はこれまでもした。
ゴミ回収の人が彼女の前で、悪口ともとれることを言った。
彼女はその時は何も言わなかったのだけど、
幾日か過ぎてその人が再び来たとき、追いかけまわした。
パメラのもうひとつの話。
ちょうど表に出ようと中庭に入る木戸を開けたら、
よく来る人がちょうど来て、パメラを見て「大丈夫かな?」と言ったその途端、
パメラはその人に飛びかかった。
彼女には挙動不審に写ったのだ。
幸いリードがついていて何もなかった。
でも誤解されないように言う。
パメラは猫が大嫌いで、目の敵にしていた。
散歩に行ったとき、
私が駄目と言ったのに、猫を追いかけて猫パンチを鼻にくらったときがあった。
おかげで、ちょっとひるんだパメラを捕まえることができた。
でも子猫を数匹入れた箱をみつけたときのことだ。
すごく子猫を心配して庭だったら、
子猫を自分のハウスに運んだかもしれない。
私はパメラの優しさ、母性愛に感動した。
鳥も同じだ。
もし、犬に声をかけるように鳥に声をかけて
コミュニケーションが取れたら、
鳥に興味を持つ人がきっと大幅に増えると思う。
ちょっとやってみてください。
でも鳥は犬や猫よりずって用心深くて、
そう一両日で愛想をふりまくようなことはしない。