NBA史上2人目の日本人選手、渡邊雄太に全米熱狂!
10/9(火) 7:30配信 ・クーリエ・ジャポン
田臥勇太以来、NBA選手を14年間輩出していなかった日本バスケットボール界から、ついに新たな日本人選手が誕生した。
テネシー州のメンフィス・グリズリーズと2ウェイ契約を結んでいる渡邊雄太(23)が10月6日、プレシーズン出場2試合目で11得点を上げ、チームの勝利に大きく貢献したのだ。
渡邊は1994年、香川県で生まれた。県内の尽誠学園高校を卒業すると、バスケットボールのNCAA(全米大学体育)ディビジョン1である強豪ジョージ・ワシントン大学へ進学。彼が大学2年生だった2015年、米紙「ニューヨーク・タイムズ」は彼のことをこう取り上げていた。
「痩せ型のワタナベは、もっと堂々とした態度を身につけるべきだ」
しかし206cmの身長を持つ彼は、4年生時には東海岸のディフェンス選手トップ10に選出された。
2018年6月のドラフトでは指名こそされなかったが、NBAグリズリーズの下部チームに所属して、一定期間昇格が可能な2ウェイ契約を結んだ。
本人はそのとき、「NBA(のレギュラー)に入るためなら、とにかくどんなことでもする」と話した。また米「CNBC・スポーツ」によれば、「もし僕がNBAに入ることができれば、日本の若い子たちのアメリカへの道が拓ける。そんなパイオニアの1人になりたい」とコメントしていた。
6日の試合ではダンクを決め、さらに終了間際に3ポイントシュートを成功させると、ゲームを延長戦に持ち込んだ。プレシーズンのため空席が目立った会場内も、このときばかりは大歓声に包まれる。流れに乗ったグリズリーズはこのまま勝利を収めた。
NBAが運営する「NBA.com」では、渡邊の3ポイントシュートが「今日のベストプレー10」で堂々の2位に選ばれた。さらに、NBAが試合での渡邊の特別映像をYouTubeで公開すると、わずか1日足らずで14万回も閲覧された。
渡邊の活躍ぶりを、スポーツ専門オンラインメディア「ファンサイデッド」も絶賛。試合終了直後から、次のような言葉が記事に並んだ。
「ワタナベ・ユウタは宣伝のためのスタントマンではなかった」
「ただの2ウェイ契約のルーキー選手に、観客は輝きを見せつけられた」
試合後のインタビューで、渡邊は「コーチがプレーの戦略を立ててくれたから、どんなディフェンスをされてもシュートを打とうと決めていました」と話した。
どのくらいリラックス状況だったかと訊かれると、こう答えた。
「昨日のNBAデビュー戦では、コートに入ってからたった10秒後くらいで相手にダンクを決められてしまい、最悪といえる登場の仕方になってしまいました。だからもう今日は、失うものは何もない、という気持ちでいました。心地よく、楽しくプレーできているし、チームメイトやコーチがいつも声をかけてくれるので、とても感謝しています」
10/9(火) 7:30配信 ・クーリエ・ジャポン
田臥勇太以来、NBA選手を14年間輩出していなかった日本バスケットボール界から、ついに新たな日本人選手が誕生した。
テネシー州のメンフィス・グリズリーズと2ウェイ契約を結んでいる渡邊雄太(23)が10月6日、プレシーズン出場2試合目で11得点を上げ、チームの勝利に大きく貢献したのだ。
渡邊は1994年、香川県で生まれた。県内の尽誠学園高校を卒業すると、バスケットボールのNCAA(全米大学体育)ディビジョン1である強豪ジョージ・ワシントン大学へ進学。彼が大学2年生だった2015年、米紙「ニューヨーク・タイムズ」は彼のことをこう取り上げていた。
「痩せ型のワタナベは、もっと堂々とした態度を身につけるべきだ」
しかし206cmの身長を持つ彼は、4年生時には東海岸のディフェンス選手トップ10に選出された。
2018年6月のドラフトでは指名こそされなかったが、NBAグリズリーズの下部チームに所属して、一定期間昇格が可能な2ウェイ契約を結んだ。
本人はそのとき、「NBA(のレギュラー)に入るためなら、とにかくどんなことでもする」と話した。また米「CNBC・スポーツ」によれば、「もし僕がNBAに入ることができれば、日本の若い子たちのアメリカへの道が拓ける。そんなパイオニアの1人になりたい」とコメントしていた。
6日の試合ではダンクを決め、さらに終了間際に3ポイントシュートを成功させると、ゲームを延長戦に持ち込んだ。プレシーズンのため空席が目立った会場内も、このときばかりは大歓声に包まれる。流れに乗ったグリズリーズはこのまま勝利を収めた。
NBAが運営する「NBA.com」では、渡邊の3ポイントシュートが「今日のベストプレー10」で堂々の2位に選ばれた。さらに、NBAが試合での渡邊の特別映像をYouTubeで公開すると、わずか1日足らずで14万回も閲覧された。
渡邊の活躍ぶりを、スポーツ専門オンラインメディア「ファンサイデッド」も絶賛。試合終了直後から、次のような言葉が記事に並んだ。
「ワタナベ・ユウタは宣伝のためのスタントマンではなかった」
「ただの2ウェイ契約のルーキー選手に、観客は輝きを見せつけられた」
試合後のインタビューで、渡邊は「コーチがプレーの戦略を立ててくれたから、どんなディフェンスをされてもシュートを打とうと決めていました」と話した。
どのくらいリラックス状況だったかと訊かれると、こう答えた。
「昨日のNBAデビュー戦では、コートに入ってからたった10秒後くらいで相手にダンクを決められてしまい、最悪といえる登場の仕方になってしまいました。だからもう今日は、失うものは何もない、という気持ちでいました。心地よく、楽しくプレーできているし、チームメイトやコーチがいつも声をかけてくれるので、とても感謝しています」