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間もなく横浜に台風が接近するという昨夜、帰りの電車を心配しながら“長谷川きよしデビュー40周年コンサート”に行ってきた。 会場は横浜市開港記念会館。90年前、開港50周年を記念して創建された由緒ある建物だ。国の重要文化財にも指定されており、今回のコンサートにふさわしい場所だった。 冒頭の写真は、その会場へ行く途中で撮影した日本大通りでのワンショット。強い風雨のためギンナンがたくさん落ちていた。 そして、それを拾い食いするフラミンゴたち。こんな光景はめったに見られないぞ。コンサートへ行く前に、“マイ”トリエンナーレを楽しんでしまった。 昨夜のコンサートは「ヨコハマ・ジャズ市」の企画によるもので、出演者は長谷川きよし(vo/g)のほか、赤木りえ(fl)、林正樹(p)、海沼正利(perc)だった。 ボーカル/ギターがスゴイのは当然としても、林正樹、この人は長谷川きよしが「若き天才ピアニスト」と紹介したように、感性溢れる情感豊かな演奏をしていた。 フルートの赤城りえ、こちらは東京芸大で鍛えられたクラシック音楽をベースにして、ジャズだけではなく、ソウル、サルサ、現代音楽まで、さまざまなジャンルで活躍しているようだ。 さて、久しぶりに聴く長谷川きよし。59歳になった今、はたしてどんな声になっているのだろうかと、多少の野次馬的関心もあったのだが、どうしてどうして、すばらしい歌唱だった。 艶があり、しなやかで伸びのある歌声はまったく変わっていなかった。もちろんギターテクもすごい。(小学生のときからクラシックギターを習っていたそうだ) 長谷川きよしは18歳のときにシャンソンコンクールで入賞したのがきっかけとなって、あの『銀巴里』で歌うようになり、翌年、「別れのサンバ」で鮮烈なデビューを果たしている。 そんな彼の尊敬している歌手は瀬間千恵だという。だから、長谷川きよしの音楽の基本にはシャンソンがあるのだろう。しかし、それだけではないところが彼のスゴイところだ。 サンバ、ボサノバ、ジャズは言うまでもなく、ときにはクラシックから歌謡曲まで取り入れ、既成のジャンルにとらわれない、独自の音楽をつくりあげている。 その原点は、子供時代の音楽体験にあるようだ。彼自身が喋っていたが、小学生時代はラジオから流れるさまざまなジャンルの音楽を聴いていたという。クラシック、歌謡曲、懐メロ、アメリカン・ポップス…。 この夜も、昭和30年代にヒットした「公園の手品師」をやったが、もと歌のフランク永井よりも、こっちの方がいいんじゃないの。これは ヨコハマ大道芸でも演奏したそうだ。 さらに興味を惹かれるのは、歌唱力やギターテクだけではなく、その歌詞。自作のもあれば、もとのフランス語を忠実に翻訳したという訳詩、そして萩原朔太郎や中原中也の詩まで、こちらもジャンルが広い。 デビュー40周年を迎えたが、まだまだ進化しているようだ。 ![]() コンサート終了後はエントランスホールでサイン会が行われた。私も1枚書いてもらいたかったが、帰りの電車のことが心配で、彼のご尊顔を拝んだだけで会場をあとにした。 【昨夜の演奏曲目】 透明なひととき/別れのサンバ/愛の賛歌/僕のピアノのそばにおいで/公園の手品師/ラ・ボエーム/コムダビチュード~いつも通り~/灰色の瞳/ふるいみらい ほか JRはダイヤが乱れることもなく、意外と空いていた。 シートに座り眼をつぶると、熱い余韻が舞い戻ってきた。 若い頃、私は「別れのサンバ」を弾きたくてギターを始めたのだが、いつまでも楽譜に頼っていて、結局ものにならなかった。しかし、こうして本家の生演奏を聴いていたら、なんだか再挑戦したくなって身体がうずいてきた。 はやる心を抑えながら帰宅すると、超遅い夕食が待っていた。先週、甥が東京湾で釣ったという47匹の鯵とメバルが1匹。 ![]() これは既に解体し、刺身、タタキ、なめろう、ムニエルなどにして食べてしまっているのだが、こんなものが残っていた。 ![]() 解体後に冷凍保存しておいた骨。これに片栗粉をまぶして低温でじっくりと揚げた骨せんべいだ。 ワインを飲みながら食べると、旨いこと、旨いこと…。ビンが1本、空いてしまった。 おかげで、「別れのサンバ」を弾いてみるどころではなくなってしまったではないか。 ギターと楽譜は相変わらず、押入れの中でホコリを被ったままである。 YouTubeにこんなのが出ていた。私が演奏したら、こんな風になるだろうという例だ。参考までに。 クリック→http://jp.youtube.com/watch?v=wSFrDiURf0M ![]() 「ハマる横浜中華街」ランチ情報はコチラ⇒ ![]() |
あまりスタンダード知らないと本人は言っていましたが、既に売れっ子です。
あーまた見たくなってきたなあ。
なかなかいいピアニストですね。
そしてまだ若い。30歳ですか。
これから、どう変わっていくのか、楽しみです。
海を見ながら長谷川さんの歌とギターを楽しむ!
大磯「海の見えるホール」に長谷川きよしさんをお招きし、コンサートを開催いたします。
海一望のホールに響く長谷川さんの歌声をお楽しみ下さい!
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます!!
第2回海の見える音楽会「長谷川きよしコンサート」
出演:長谷川きよし
時間:09年3月1日 13:15開場/14:00開演
会場:聖ステパノ学園「海の見えるホール」
〒255-0003
神奈川県中郡大磯町大磯868
料金:前売 4000円
当日 4500円
※全席自由 お茶菓子が付きます
申し込み、詳細はこちら
http://oisoconcert.seesaa.net/
またそれに先立ちまして、2月7日(土)より大磯 エピナールにて
長谷川きよし氏の8~20歳までの記録をまとめたドキュメンタリー
「若い心の詩」を上映いたします。
「若い心の詩」上映会
09年2月7日(土) 15:00~15:55
入場無料
場所:エピナール
〒259-0111 神奈川県中郡大磯町国府本郷1221
TEL&FAX 0463(73)0948
詳細はこちら
http://oisoconcert.seesaa.net/article/112950532.html
いい歌です。
https://www.youtube.com/watch?v=0DLzaR5NONU