目覚めた孔雀。独り言三昧。

目覚めた孔雀の独り言です。

研究の手引き。もう何本目かは、俺は忘れたわい。

2020-11-12 11:07:31 | いけてつオタク話
田舎の中学校の同級生だった女の子。(その子は、遠縁の女性に当たるのだが。)が、卒業文集に、なぜ自分は外人に生まれてこなかったんだろうと言っていた。
その子はませた子で、何やら美容のことで外国人の容姿が欲しかったようである。

私はこの国に生まれてよかったと思っている。
私のような気性では、ほかの国に生まれていたら、きっと何かの争いに巻き込まれて、二三十回は命を落としているだろう。

だが、そんな私でも、ウィキペディアとかで偉人の話を読むと、前に書いた遠縁の女の子とは別の意味で、外国が恋しくなることがある。

なぜなら、ニコラ・テスラにしても、フォンノイマンにしても、発想が人間離れしているからだ。

おそらくわが国では、このような人間は、育ってくる間で、その優秀さを去勢され、つまらない人間に成り下がってしまうだろう。それぐらいならまだいいが、失意のどん底に叩き落さて、面白くない最期を遂げるかもしれない。

くどいようだが、エジソンは言っているのだ。
天才とは、一パーセントのひらめきと、九十九パーセントの汗。

実は、一パーセントのひらめきは、誰にでもできるのだ。
ただ、ものにするまでの九十九パーセントの努力を惜しむか、それ以上に、自分の天才的なひらめきを信じられずに、自らそのひらめきをお蔵入りにしてしまうのだ。

能ある鷹は爪を隠さないと食い詰め、出る杭は打たれる。
残念ながら我が国は、大乗を変な意味で理解している。
大乗仏教は、一人の成仏で、ほかの人がみんな成仏できるのだ。
だから、菩提寺の坊さん一人の出家で、みんなが出家したことになる。
だからありがたいのだ。

巷で言われているような、みんな一緒に涅槃にわたる乗り合いバスではなく、ましてやどうせ沈むなら、みんな一緒に沈む泥船に乗って、みんな一緒にとも滅びになろうなどという、いやらしい乗り物なんかでは全然ないのだ。

一億総玉砕だなんて、言い出した奴が一人で玉砕せよ。
一億総懺悔だなんて、言い出した奴が一人で懺悔せよ。
巻き込まれなければ殺すだなんて脅かして、無理に人を巻き込むのは、もう、一回こっきりでやめてほしいものだ。

さて、現実に、エジソンの白熱電球の発明は、エジソンの家一軒を照らしたわけではなく、電気のある家ならば、すべてその恩恵にあずかれる。

どうせなら、偉人の卵を大事にして、人間離れしたアイデアを思いつくような人を、わが国でも出そうではないか。

ただ、それをやったら、外国から細菌学を学んだ直後に、梅毒トレポネーマを発見してみたり、栄養学を学んだ直後に、ビタミンB1を発見して、脚気撲滅をするような努力家はゴロゴロ出てこなくなるかもしれないが。

どっちがいいのであろうか。
私にはわからない。


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