私の部屋の窓に、ヒヨドリがよく来ます。
そのヒヨドリ、私の部屋の窓をくちばしでつついてえさをねだります。
私はそのヒヨドリが、あまりにも私になれているので、このヒヨドリ、私の近しい人の生まれ変わりかと思ってえさをあげました。
それだけでも不思議な話なのに、このヒヨドリ、私が散歩に行くと、自分のテリトリー内ならば、電柱や街路樹に止まりながら、ついてきます。
そして私が自分のテリトリーから出ると、追ってくるのをやめます。
そしていつの間にか、私住んでいる家の周りにある林に戻っているのです。
こんな話、ネタだと思って誰も信じないでしょうが、実話です。
まじめな話、私はこのヒヨドリが、私のご先祖様か夭折した友達の生まれ変わりだとしか思えないのです。