ικμτ兄弟はNHK教育テレビに子守をされて幼い頃を過ごした。
母親は祖父の看病、叔母は野良仕事。
おばさんが野良仕事をしている間、ικμτは叔母の家でいい子で教育テレビを見ていた。
そしてひらがなや数字を学んで、いらない知恵をつけていた。
妹もそんなようなものだったのではないか?
田舎のアパートでNHK教育テレビを見てやはりひらがなや数字を覚え、妹が熱を出すたびに覆面パトカーに捕まるのを承知で当時一軒だけだった国道沿いのコンビニに深夜コロコロコミックや桃の缶詰を買いに行き、妹に読ませたり食べさせたりしていた。
おかげで俺ら兄弟は、学校に上がる前から漢字も読めたし書けたりもした、妹なんぞは学校に上がる前に買い物の計算をしてくれた。(実に情けない兄である)
そんな感じで昔のNHK教育テレビはよかった。
変にこまっしゃくれた番組がなく、見れば勉強になった。
門前の小僧、習わぬ経を読むというのは本当である。
見ているテレビが弱いものいじめが跋扈する変な番組であればそんな人間に育つが、勉強番組だといやでも勉強が好きになる。
そんなわけで、目から入るもの耳から入るものに気をつけよう。
昔遊んでいた頃お兄さんやお姉さんが言ってた、やめよう、小さい子に教育上よくないという話は本当なのかもしれない。
そんなわけである。