保守層の中で自民党がすくい取れない部分。
行き過ぎた国家主義者は参政党。
行き過ぎた新自由主義者は維新がそれぞれすくい取っている。
今現在の自民党は公明党と割と政見が似ている宏池会が総裁派閥であるから、ことさら生活弱者の意見を、公明党支持層からすくい取らなくてもいいわけだ。
新自由主義者が跋扈している国は、必ず貧困層は極右、そして富裕層は行き過ぎた新自由主義政党を支持する。
よって、参政党と維新の台頭は、それを裏書きしているというわけだ。
さて、話はがらりと変わるが、国民分断だなんて面白いことを言う人たちがいるが、元々新自由主義思想そのものが、ホッブズ流の万人の万人による闘争を競争原理に置いている。
そもそも新自由主義を導入した頃はやった、勝ち組と負け犬という言葉で、階層制を導入しよう企み、こんな言葉を作って民に注入したのであるから、仕掛け人は、その時点で、国民を分断しようと企んでいたわけである。
そんな思想を受け入れた人たちが、小泉ー竹中路線を支持し、それでうまい汁を吸ったネット成金が、割と維新に近いことを言っているのである。
維新が自民党と連立政権を取った時代。
すなわち高度に労働強化された社会。すなわち、顎に杖棒をついた老人や心身が不自由な方々が、「健常者」の人々に陰口をたたかれなからも、痛ましく働くなんともいえない社会ができるあがるのである。
日本型新自由主義のチーフイデオローグである竹中平蔵は、生活保護と老齢そして障害年金を打ち切って、それを軍事費に回し、老人や障害者をこき使うとうそぶいている。
つまり障害者手帳が意味を持たない社会を作ろうとしている。
そんな社会ならば、障害児を教育する学校、そして障害者を認定する病院も役所もいらないであろう。
そして働いて儲けたお金は税金と国営カジノでまたまた上級国民に還流させる。
あー、それだもの上級国民と呼ばれる人たちが、自民党清和会や維新を推すのはあたりまえで、「無能」の烙印を押されて会社を首になった人々は感情劣化して、セックスやギャンブル、そして強き言葉を吐く国家主義者たちに入れあげ、極右政党を支持するであろう。
アメリカのプアーホワイトと呼ばれている人たちがそうであるように。
そんなわけで、維新が政権を取った地域では、学校と病院が統廃合され、ギャンブル施設が乱立するわけである。
また左翼政党の幹部は、労働組合の組織票や、思想的に偏った人々の固定票で議席を維持できるので、見当外れなスローガンを掲げても、選挙に勝てるわけである。
ほんと馬鹿みたい。
そろそろ寝るか。
それじゃ皆さん、おやすみなさ~い。