オナニズムの支配する世界。
世界は大きな子宮となり、人々はオナニズムを信奉する胎児たちだけになる。
人々は皆、オナニストであるから、自分だけ良ければそれで良い。
だから、自分の主張する正義のためなら、巨匠が丹精込めて作り上げたマスターピースに絵の具をかけ、台無しにさせても、全く良心の呵責を感じない。
オナニストに対等な他者は存在しない。
だからオナニストたちの恋愛は悲劇に終わる。
ゴールインすることは決してない。
オナニストたちにとって、他者は単なるオナペットだ。
他者は単なるオナペットに過ぎないから、自分の好みのオナペットが現れたら、何の痛痒も感じず、ぽいと捨てる。
捨てられた方は生身の人間であるから痛みを覚えるが、捨てた方はオナペットを処分しただけに過ぎないから、何の痛痒も感じない。
捨てられた方が頭が良ければ、「ああ、相手はオナニストだったんだ。今度は大人を相手にしよう。」と、そうなる。
ここで相手がオナニストであるかどうかを見分けるこつを伝授しよう。
まともな人は、相手の満足が目的であるから、相手の喜ぶことをする。
または相手に痛みを与えないように考える。
が、オナニストは、自分の満足が目的だから、相手がどんなに痛みを感じても意に介さない。
もし相手がオナニストだとわかったら、離れた方が利口である。
以上、管内布田四丁目でικμτ。