老舗でも潰れる会社は、自分の我利ばっかり通して客の言い分を聞かない。
創業百年だろうが、二百年だろうが、ユーザーフレンドリーの考えをなくした会社は、次の不況で痛い目を見て、そんでも目を覚まさないと、その次の不況ではひどい目に遭っている。
逆に新参者の会社でも、ユーザーフレンドリーに徹した会社は繁盛する。
もちろん、利益を独占しない限りは。
IBMはPC/ATの規格を解放し、ハードの差を吸収するMS-DOSを導入したからこそ、パソコン業界の覇者になれた。
利益を独占しようとしたのか、アメリカ公取委にいちゃもんをつけられる前に逃げたのかは知らないが、自社のみにしか奉仕しないOS/2やマイクロチャネルなる規格を出したら、そっぽを向かれた。
逆にマイクロソフトは、USBインターフェイス技術の公開や、Windows-APIの公開で、ハード屋さんやソフトハウスに利益をもたらしたのである。
皮肉なことだ。
欲に溺れる我利我利君は左前になり、ほかの仲間にも利益を与える会社は栄える。
いけもとも我利我利君じゃいけないなあ。
反省しなきゃ。
以上、管内ワシントン州レドモンドでいけもと。(嘘です)