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回り道を全力疾走

レガシィとレジェンド

2013-03-21 18:45:51 | 未分類
“その人”がいなくても業務が回る体制がある

組織が良い組織の条件の一つと言われています。

言い換えれば“その人”の代わりが他にいる組織です。



カリスマ的な経営者に頼っている組織、
ワンマンや独裁といわれる体制では、組織としては脆弱です。


"その人"がつぶれれば組織全体が崩れてしまうのですから。









昨日、会社に訃報が流れました。

別の部署の方ですが、私が新入社員だった時、法律関係の研修をして頂いた方です。

仕事上でも新サービスの契約書のひな型作成の際にお世話になりました。



関わったのは3年間でその程度で、あとは顔を合わせたときに挨拶を交わす程度の関係でした。

前々から体調を崩されているとは聞いていましたが、まさかそこまでひどいとは思いませんでした。



今日も会社は普段通りに回っています。
心なしか総務と秘書があわただしいような気がしますが、普段と何も変わらず全社員デスクのパソコンに向かって作業をしています。

あぁ、これが組織のあるべき姿なんだろうなと感心する反面、

ひどく寂しさを感じます。

いや、嘘です!今は感心なんかしてません。
ただ虚しさしか感じてません。


“自分にしか出来ない仕事”をマニュアル化して
“全員が出来るようにする”プロセスが効率化と質の均一化の過程です。

会社の成長や発展のためにはそれが必要で、それが会社の財産の一つです。



それでも、マニュアル化(文章化)できないモノ。
ライブ(生)でしか感じられないこともたくさんあります。

岸コーチはそれを大切にしていて、それで、未だに全国を飛び回ってライブの講演をし続けているんだと言っていたのを覚えています。





マニュアル化できるものを残しつつ、
マニュアル化出来ないすごさを惜しまれるような
そんな人間になれるように、まだまだ頑張りたいです。

おもしろきこともなきよをおもしろく
すみなすものはこころなりけり