もう2年以上前のことになるかと思うと、時の流れのはやさにあきれてしまいますが、SH901で撮影した秀春氏の代表作「クリスタル・アリア」の頭部です。
この時は、身体がつくとは思っていなかったのですけど、頭部だけ見て「すごいなぁ」と感心していました。てっきり「これで完成!」って思い込んでいたのです。
ものごとは「部分」だけ見て早合点しちゃぁいけないっていうことですかねぇ。
もっとも、全体を見せずに全体を想像させることも芸術の仕事であるとおもうのですけど。これってやっぱり日本的発想なのかなぁ?長谷川等伯なんかが大好きな僕にしてみると、あの余白の魅力には抗いがたいのですが。。。
代表作って勝手に僕が言っているんですけど、作家本人によれば「未完成」ということなので、いちファンとしては「はやいところ完成作品がみたい」と思っています。どのレベルまでいけば「完成」と呼べるのか?かなり注意して見ているつもりの僕ですが、いまだに全容が明らかになりません。。。まぁ、作品よりも作っている本人のポテンシャルが高いってことは、これから先に本当の楽しみが待っているということ、だとして、いまは自分を納得させています。
クリスタル・アリア