それにしても眠れないのだ

日々の眠れない出来事を虚実織り交ぜて

それにしても「M-1の笑い以外の声が集まる部分について考えてみる」なのだ。

2018-12-03 19:03:57 | Weblog
 現在のお笑いショーレースのトップクラスの一つである「M-1グランプリ」の2018年版が放送され、例年のごとく一般人がその過程や結果に文句を言っている。その中で特に大きい物の一つが「審査員の採点」に関する物だ。「個々の採点基準がぶれてる!」「なぜあんな高得点(低得点)をつけたのか?」「好みで点を上下するな!」などなど。
 まあ、採点に色々な声が出るのはしょうがない、と筆者は思う。大体、M-1におけるお笑い芸の枠が曖昧だし、それぞれの演者のお笑い芸のベクトルが違うので評価するポイントが個々で違ってしまうし、会場のお客さんの反応が重いうちは採点も辛めになりがちだろうし、個人毎にお笑いのツボも違うしなどなど・・・。風の噂では、審査員を探すのに一苦労しているとか。理由は、採点することの難しさや、一般人からのきつい言葉を投げつけられるからとかで、仕事のうま味が少ないからだとか。ちなみに、それらが関係しているのかどうかわからないけど、今年まで審査員を務めていた上沼恵美子は、番組放送の翌日に今回で審査員は引退すると発表した。
 で、筆者が思うに、やっぱり審査は何かしら改善した方が良いと思うのだ。ま、万人に納得してもらえる物はできなくても、もう少し納得感を得られる物に、と。世間では、「出そろった採点の一番上と下の物を切り捨てる」というアイデアが散見されている。これも良いだろう。ただ思うのは一票の格差ならぬ、“一点の格差”だ。評価基準がバラバラの中で「個人的に好きだから」と10点も15点も差がついたら、演者も視聴者もそこに不満が産まれやすい。(しかも個人の最低採点が80点となっているの中で)
 ということを鑑みた結果、筆者が提案したいのは『採点者個人が、今の演者は前の人達より良かったかどうかランキング』という採点方法だ。これは、演じる度に、前の人達より良かったかどうかでランキングの一番上に来たり、真ん中だったり、一番下だったりにランクインしていき、一番最後の演者が終わるまでランキングが確定しない。で、ランキングが確定したら、採点者毎の順位を演者の得点として、全採点者の個々の演者毎の得点を足し合わせて、得点の一番低い人から三番目までが決勝ラウンドに進む・・・って感じだ。この“良かった”の中には、採点者個々の「面白い」とか「好き」とか色々な考えが含まれるけど、差別化が不明瞭な得点化が無いので“一点の格差”は発生しにくいだろう。
 で、この採点方式だと、全員が演じ終わるまで誰が勝ち残るのかという結果がわからないので、演者も視聴者も最後まで目が離せなくなる。あ、審査員がどうランキングしたかは毎回表示される。まあ、見せることによって、横の繋がりで結果の操作がいくらかできるだろうけど、そこは良心に任せます。大体、優勝しても、しばらくしたらその他大勢に埋没する優勝者も少なくない現状があるし。M-1の価値を高めるには、採点が命でしょうから。そういえば、毎年の採点者達の番組終盤のコメントを聞いていると、多くの人は頭の中でこのような採点を考えているような印象を受けるので、まあ悪くは無いんじゃないかと。
 そいうわけで、筆者的に良いと思われる採点方法を提案したいと思うんだけど、それがテレビ局なのか制作会社なのかどこへ出せばいいのかわからず、まずはそれを調べようと思うし、もう年末なので早くしなければならないと思われ、今日は寝てなんていられないのだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする