嬉しい電話

もう何年経ったのだろう　２年？　３年？いやもっとだったか
歳の離れた友人が病院前で倒れていたのは

その友人が倒れる前日　スーパーでたまたま会っていた
その時も　体調が悪そうで　病院に行った方がいいですよ　と話していたのを思い出す


その友人は　その倒れた病院では対処できず　そのまま旭川へ
結局　半身に麻痺が残ったそうだ

繊細で緻密な仕事をしていた彼にとってはショックなことだったと容易に想像できる

しばらく人と会いたくない　と本人の希望でお見舞いにも行けず
あのスーパーで会った日以来　連絡が取れずにいた

仲間のひとりから　「待っててね」という言葉が伝えられてのも　去年　いやその前か

ずっと気になっていた


さっき　その友人から電話があった　まだ言葉も思考も　たどたどしく
でも　嬉しかった　

本人からも　前向きな言葉が聞けただけで　嬉しかった

以前していた仕事はもうできないのだ　と言う内容だったが
それでも　声が聞けただけで　嬉しかった

みんなで　またバカな話して笑える日が　早く来ることを待っています