スローな生活 in富良野

富良野の陶芸家 恒枝直豆 
楽葉窯のブログです。
備前の土を富良野で焼きながら
マイペースに過ごしています。

仕事始めは 土より 

2008-01-07 | お仕事は陶芸
寝正月も終わりです。
七草粥も食べました。
仕事始めです。 と自分に鞭打って動いています。
まずは 土です。粘土の塊の中に混在している石を取り除いています。

これまた地味な作業ですが、触っている粘土は 備前の地下から掘ってきたままの いわゆる原土なので、石があるんですよ。それを薄くスライスして、触って一つづつ取ってるんです。備前では昔からされている作業で「土より(選り?)」と言います。まあ粘土を売っている会社では、機械でフィルターにかけて取り除いているんですが、機械だと完全に取り除いてしまうので、つまらない土になってしまうんですよ。手だと 取りきれないものも出てくるので それがいい感じになってくるんですよねえ。
土を作る作業が 実は作品の出来を左右する一番重要な所だったりします。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2008-01-13 20:03:24
あけましておめでと!!!
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Unknown (conta)
2008-01-14 17:37:09
今年も宜しくお願いします!!!
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Unknown (michi)
2008-01-15 00:38:00
ことよろ~です

この作業、土よりっていうんですね
私も原土使ってみようと思い
スイヒするやり方しか知らないので
自分で適当にこうかな?とやってみてましたが
やはり地道な作業は通る道なのですね。。。
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ついに (conta)
2008-01-16 13:43:58
michiさん>
今年もよろピくです。
「スイヒ」だと水に溶けるものを流してしまったり、小さな石まで取り除いてしまって、均一な粘土になってしまって、スイヒの粘土だけだとイイ感じにならないんですよねぇ。「土味(つちあじ)」って言ってますが(食べるわけではありません)、備前は釉薬をかけないので、粘土の感じがそのまま出るんですよ。イイ感じにするには ここからですよ。
もう一週間もやってると、指が痛いです。

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