昨日も閲覧数は713PV,402IPと多くの方の閲覧を得ました。多くの方にアルコール依存症の怖さと理解の手助けになればと思います。
----アルコール依存症は、回復はあっても治癒のない病気である。死亡率も極めて高い。本人の社会生活はもちろん家族への影響も深刻だ。この病気に打ち克つには文字どおりサバイバル作戦が必要である。病気の理解、適切な薬の服用、自助グループへの参加など、回復に至る戦術・戦略が不可欠なのである。
回復への全ポイントを収めたこの本「アルコール依存症に関する12章(有斐閣新書)」は、患者と家族の方々、ケアにあたる人々必読の書---(本の裏表紙)とあります。
病院の治療と退院後自助グループに参加が望ましいです。自助グループには二つの団体があり、
・断酒会(社団法人全日本断酒連盟) 実名を名乗り断酒活動する団体 私が受けた病院長はこっちをお勧めでした。
・AA(アルコホリクス・アノニマス) 匿名で断酒活動する団体 匿名なので例会発言や活動が上滑りすると言われました。
どちらも真面目な同士意識・一家意識の強い、宗教活動に似た雰囲気があります。わたしは断酒会に2年所属し遠くは四国まで、各地の記念例会を聞きに連れて行っていただきました。今でも何人かの方と年賀状の交流をしています。
治療はどの病院でもいいというわけではありません。全断連のホームページに推奨病院が掲載されています。きちんと治療プログラムがある病院が望ましい。一般的に、はじめは精神疾患の患者と同じ閉鎖病棟へ入れられ、1週間程度のアルコール抜き生活を強いられ、その後開放病棟へ移されるようです。治療教育がない一般精神病院では診察と禁固生活で自覚を促されるだけでしょう。これでは治療になりません。
私の住む岐阜県では各務原病院、名古屋の八事病院(ここは本格的で院内例会も厳しいと体験談を何度も聞きました)、わたしが治療を受けた2004年当時から良心的ホームページをアップされている、富山市民病院の吉本先生 など有名です。
とにかく、私のように酒が弱いくせに、酒好き、すぐ酔っ払う、適度にほどほどに飲めない、二日酔いはしょっちゅう、時にはからむ、要は酒癖が悪い、こういうのも立派なアル症なのです。
ガード下に酔っ払って寝転んでいる人ばかりがアル中患者ではありません。朝から酒びたり、飲んでは家族に当り散らす、これは重度のアル症です。
とにかくお酒の奴隷となって命を縮めるか、酒を断ち普通の善良な人間に戻るか、本人の自覚が難しければ、とりあえず家族が地域の断酒会例会へオープン参加して、会員の話を聞いて見てください。会員が順番に発言し、どんな酒を飲んできたか「体験談に始まり、体験談に終わる」例会です。聞いた話は会場に置いて行け、どんな頓珍漢な発言でも、毎回同じ内容でもいい、批判禁止です。気楽なものです。
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