それだけ宮下先生が全国のアル症患者に親しまれていた証拠でしょう。アルコール依存症は治らない病気です。「回復はあっても治癒はない」一杯でも飲めば元の木阿弥。断酒会につながって生きていくよりしかたがありません。私のような軽症でもひとりでは止め続けることは出来ません。
” 飲んでいるうちは自己を卑下し、誇りを失い、自己破壊的になっている。これから回復するには、「あるがまま」の自分を認め、許す、という「自己肯定の感じ」が生まれてくる必要がある。これが実現して、はじめて自分の生活に自信が生まれ、自信は余裕と落ち着きを生み、周囲の現実を受け入れられるようになる・・、” といわれています。(アルコール依存症に関する12章から)
自己肯定とは大事なことなのですね、仏教講座でも3歳までに絵本を読み聞かせた幼児は、5歳頃になって、自己肯定が生まれるとも、話されました。
昨日、歌手の藤圭子さんがマンションの前で倒れていて自殺の可能性を報道しています。作家の五木寛之氏は「1970年頃のデビューアルバムを聞いたときの衝撃を忘れられない。怨歌だ、当時の人々の心に宿ったルサンチマン(負の心情)から発した歌だ。このような歌を歌う人は生きづらいのではないか」、と追悼の言葉です。(8月23日朝日)
私は彼女が2006年、ニュヨークの国際空港で、多額の現金を持ち歩いていて、一時没収された事件から、彼女の異常性を感じていました。残念です。「あるがままの自分を受け入れる」こと。藤圭子さんはもっと自己肯定感を持って生きてきたら・・と、思わずにはいられません。彼女は浪曲師の父、三味線ゴゼの母と門付で自らも歌い各地を回り幼児の一時期を過ごした。・・哀悼・・・。
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昨日は、この美濃地方は暑かった。多治見は全国トップだった。この1ヶ月の平均気温は、この岐阜地方は多治見を上回っています。今日は午後雨の予報でうれしい。
またしても昨日、豊橋のお婆ちゃんが、警察官を名乗る男に700万円の受け渡し詐欺に引っかかった。お気の毒に、有り金全部でしょう。毎日かかってきます。孤立しないで周囲と雑談して、孤老は注意してください。「身近な犯罪情報、愛知県警パトネットfor スマホ」見てね。
落ち込んだ時、認めてくれる人に近付けばいいのに・・・。
私は周りの他人の良いところ探しが得意になりたいです。
問題飲酒を自覚し、保健所へ相談電話、「いきなり精神病院では抵抗感が大きいだろう。町内問題でも起こしたか。この病気は保健所や病院へ自ら電話してくる病気ではないが・・断酒会という自助グループを紹介するので、何日何時に、岐阜市芥見、東部コミセンへ行くこと」と、親切に応じてくれた、近くの県保健所に感謝しています。
断酒会の勧めで病院を受診しました。昨日のことのようです。
どこも優しく親切だったし、今はどうってこともなく、当時から公表もしていますが、精神病院通院には心の葛藤がすごくありました。それが普通です。
自己肯定は10年近く経って、自分にとってよかったなと実感しているところです。断酒会の家族会、奥様達がよくサポートしてくれ、「治療につながり断酒しつづける人こそ、真の勇者」と、励まして頂きました。
そのうち、懐かしの断酒会例会に顔を出そうと思っています。