昨日の新聞とテレビは「COCO壱番屋」の廃棄ビーフカツが産廃業者によって横流しされた事件が大々的に報道され、産廃業者には捜査の手が入ったことを報じた。
ココイチのパート従業員が非売品である自社製とみられる冷凍カツが、スーパーの店頭に売られているのを発見したのが端緒だというから、このパートさんは殊勲甲である。
その前の日、閉院が決まった皮膚科開業医の待合室で中日新聞を読んでいたら、ココイチ創業者の宗次徳二氏(67)へのインタビュー記事にお目にかかった。
中日新聞の単独インタビューに応じ、昨年保有する壱番屋の株を売却して得た資金全額を「慈善活動に使う」と明言。(ハウス食品にココイチの19%に当たる株を売って得た169億円を当てる。持ち株のほぼすべてを手放し、経営から引退した。)具体的な使い道は未定としつつも「新たな慈善活動を始める可能性もある」と語った。マイクロソフトのビルゲイツ氏のように、日本にも慈善活動を根付かせたいと鳩山由紀夫氏らに読ませたい記事だった。
改めて宗次徳二氏の出自をWikiで見ると、慈善活動の根も、この人の幼少期にあることが分かる。産廃業者の腐った根性に氏の爪の垢でも煎じて飲ませたい。
当方大腸手術の結果食欲不振の後遺症と、嗜好が変わって、外食してもココイチのポークカレー200g・391円しか食べる気にならない貧食だ。
岐阜県交響楽団の演奏会で、ヴァイオリニスト辻彩奈さんの演奏で、NPO法人イエローエンジェルより貸与されている1840年製G.F.Pressendaの音色を2回聞いた。徳二さんからはホールに花籠の贈呈がされていた。
徳二氏も奥様の直美さんも立派な経営者でした。
ココイチへ行くと小さな店の店長も寡黙な人ですが、創業者の意思を継ぐ営業をしています。引き際も立派ですね。