楽園の泉

自転車とかカメラとかのブログ、たまにねこ。

今日は雨だった。

2015-04-05 | 自転車
さすがに鷺舞橋までは無理かもしれないけど、近所10kmくらい走れるかな(あわよくば鎌倉辺りまで)とか考えてましたが、そんな企みはお天道様に見透かされたようです。

どうせこの空模様では近場ですら行けないのだし、先日シフトケーブルも買ってきたことなので、まず鉄レーサー用にシフトレバーのサックを作ることにしましょう。

シフト系のワイヤーを全て取り外し、新しいワイヤーの長さを調整、確認した後に半田処理しまして…



続いてシフトレバーに合わせてスエード革をカットします。


今回も縁をかがる方法で縫い合わせます。


無事に縫い上がりましたが、菱目打ちのサイズが大きい為にレバーの先端を塞ぎきることができませんが、練習だ練習。


シロート仕事にしちゃ、良いんじゃないのv


実はこの後、組み付けるときに大問題が発生。

スマートなサイクロンですが…


それなりの作業のしにくさがあります。


裏側から見ると、こんな感じ。


解説。

ワイヤーは、パンタグラフ側のワイヤー留めを通してワイヤー留めボルトの中を抜けてパンタグラフの外に出て行きます。ワイヤー留めボルトを通り抜けたワイヤーは表側に付いている引き上げナットを回すことによって固定されます。

ワイヤーをここに通すとき、パンタグラフとボルトとパンタグラフの出口が1直線に並んでいないと、ワイヤーが通らないだけでなく、通そうとして穴を突くと、ワイヤーがばらけてしまいます。それを防ぐ為の半田留めですが、半田で太くなったことが裏目に出て、なかなか通り抜けてくれません。

今から考えると、前回簡単に通ったのは単に『運が良かった』ようです。もともと付いていたワイヤーに合わせてカットしたので余裕がそれほど無いこともあって、かなり焦りました。暢気に写真を載せられたのは、無事に済んだからです。次回からは注意せねばいけません。

これとこの兄弟機意外のディレイラーはパンタグラフの外側にワイヤーをリードし、外側に付いたアームに固定されます。確かにこんな作業が増えることを考えたら、そっちのほうが作業は物凄く簡単です。実はこの他に ATB に付いているのも"この"方式なんだよなぁ…orz


ついでに練習で作ったトゥ・クリップのカバーも、同じ革で作り直しました。

鉄レーサーはこの色でコーディネートしてます。汚れの目立たなさ加減からすれば、黒いほうが良いけど、好戦的に見えそうなのを避けているつもり。



手の遊びに、有るトゥ・クリップ達に括り付けたレザーにBROOKSのプルーファイドを塗ってみた。スゲー贅沢。

早く馴染むように、ストーブの前で炙ってるなう。


4 コメント

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お天気は… (ken)
2015-04-05 21:53:57
残念でした^^;
まぁ、もう少し自重しなさいって事で(笑)

Mk-2は、そんなところも魅力ってところでしょうか。
一筋縄ではいかない感じが普通じゃなくて尚良いかと。

今回アップで写っているH-Lのアジャストボルト、頭の出っ張らないタイプで何気に代替が利きづらく貴重だったなぁって、思い出しました。そういう不便さも魅力なのかもしれませんね。

それにしても、立派な財布でも作れそうな感じで革職人していますねェ(^^ゞ
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>>kenさま; (さくらなみき)
2015-04-06 18:40:30
せめて、勤務先に復旧する前にちょっと走っておきたかったんですけどねぇ(つ∀`;)

Mk-2については、もうちょっと簡単なのかと思いましたが、意外に凝っていたのが驚きでした。初代はワイヤーがはみ出ている辺りにワイヤー留めがあるんですよね。このはみ出たワイヤーをどれだけ残すべきかが問題です。代替品が無いことを考えると、現行パーツで固めるのが安全なんですけど、たまにはネジ屋を物色する必要もありそうです。

>不便さ
…新しい機構にはツキモノですからw

>財布
…調子に乗って、小振りなサドルバッグでも作ろうかと画策中v( ̄∀ ̄)v
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Unknown (potere)
2015-04-16 22:10:22
少しずつ自転車をいじるのが好きになってきました。
そして少しずつ自転車に費やすお金も増えてきています (- -;

私は自転車の構造やパーツなどに詳しくないので、メインテナンスなども食わず嫌いみたいな所があったのですが、
さくらなみきさんをはじめ、仲良くしていただいている方のブログを拝見して、
自分でもやってみたいなーと思い、一昨年あたりから少しずつ「いじり」はじめる様になりました。
「ネット様様」で情報を得ては試しているのですが、
やってみないと解らない、経験しないと解らない、みたいなことが自転車にもたくさんあって、
ゆっくりではありますが、経験したことがひとつひとつ知識となって自分に宿って行くのがすごく楽しいです。
ノウハウだったり、コツだったり、そういったものを身につけて行く楽しさてありますよね。

シフトレバーをスウェードで編んだり、ケーブルの半田処理の効能と弊害であったり、
今回も興味深く拝見させていただきました。
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>>potereさま; (さくらなみき)
2015-04-19 18:07:20
いじり始めたのは、パスハンティングがきっかけでした。山の中で不具合が出ても、なんとか帰ってくることができるスキルを持っていないと…って理由です。

自分でいじるようになると、構造も分るので、吊るしの状態よりも自分の用途や癖にあったパーツが選べるようになり、たとえ失敗してもそれが自分の血肉になるのでそんな失敗も楽しいです。というより失敗は悔しいけど、「転んでも楽しい」とうそぶいているのが本音かもしれません。

半田処理は、もともとはワイヤーエンドキャップの代わりなんですが、自分の場合はハンドルの差替えでブレーキケーブルを抜き差しする都合から始めました。今回のシフトケーブルはその応用の予定でしたが、思ったほどの効果が出なかったので、次回からはもうちょっと上手く処理するつもりでいます(←凝りてない)
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