今日、改めて感じましたが、「古いものをいじって使うの」がやはり性に合っているのかもしれません。上を見ればさらに先達がいるものの、車(Citroen Xantia)然り、自転車(ランドナーや鉄レーサー)然り。
昨日の母親の御用が引き続き残ってまして「出かけること叶わず」という日でしたが、それならと手を染めた
カメラのメンテ。M-1は遮光のためのモルト(簡単に言うとパッキン)がダメになっていたので、残った糊を拭き取って新しいものを貼り付けました。
綿棒にシンナーを含ませてゴシゴシゴシ、カッターの刃をたててシコシコシコ。
裏蓋は外せたんですね。元々の塗装をちょっと削っちゃいました(焦
M-1は他にも
シューのマウントも、余っていた豚革貼りました。
それと、勢いで落とした
OLYMPUS CHROME SIX。中判カメラ(120mmフィルムを使う、古いタイプのカメラ)。いじっているとものすごく面白い。1眼レフカメラと違って『現像されるまでピントが合っているか分からない』。レンズに距離計は付いているけど、ファインダーはただの穴なので、ちゃんとした写真を撮るには正確な距離測定のテクニックが必要。
ご尊顔。一番外側のダイヤルがシャッタースピード用、レンズ周囲が被写体までの距離ダイヤル。ブラケット撮影(”B")から始まって1/200秒まで使えます。レンズ左下の赤い丸いつまみはタイマー。レンズに目立った曇りもなく、撮影できるか楽しみ。写真を撮ることよりもカメラのメカニズムのほうに溺れそうな危険な予感。いや、すでに溺れているか。レンズ沼よりも質が悪い。
ようつべにあげてみた。
(;°Д°)つ【こっちこっち】
最初にいじったのは、シャッターチャージ。撮影のためにシャッターを準備します。
次にいじったのは、タイマー。
最後にシャッターボタンを押します。するとタイマーが作動してシャッターが落ちます。
デジカメは「撮ったものがすぐにWebで公表できる」という最大のメリットがありますが、その高性能のお陰で「本当に自分の撮った写真なのか」つまりカメラが撮っているんじゃないのか、なんてギモンも感じたりして、なかなか小難しい自分なのでありました。
クルマにしても自転車にしても(アナログ)カメラにしても、組み立ては人の手によるものなので、ある程度の知識があればなんとかなる、というのがモノに対するスタンスなのですが、衣類やかばんなどでも、ちょっと修繕すればまだまだ使えるじゃん、という感覚と一緒ですね。
写真については最近「額装」を前提として撮るように心がけていますが、それでも実際に額装する段になると「こんなはずじゃなかった」が日常茶飯事です。
自分はまだ「どういうスタイルで写真を撮りたいか」というものがまだあやふやなのですが、たぶん撮り続けていくうちに自分のスタイルが定まってくるんだと思います。それが来年なのか10年後なのか、ついに来ず仕舞いか、それはシャッターを切った回数と、良い写真を見た回数に比例するのでしょう。
写真を撮っても、そこから額装する、つまり「作品にする」プロセスがこれまた頭痛の種になってまして写真展を間近に控えて「写真って難しい」と頭を抱えている毎日です。
ホント、きゃめらの性能は人の目を超えると
思います。
綺麗なモノは当たり前に綺麗に撮れたりします。
アマノジャクなので、出来るだけ人と違うモノを・・・と思ってますが、結局自分が好きな見方や立ち位置、切り取り方になっちゃうんですね。
なので、それを受け入れる自分がいるかどうか。
其れだけのような気がします。w
適当なドナーを探さなければなりませんw