寒い国から来たカメラに、同志が増えた。キエフ4aに装着する広角レンズ(35mm)が欲しかったの。

梱包材はロシアの新聞。実はこの『梱包材』が楽しみの一つ。

キリル文字で書かれているから、さっぱりわからぬ。梱包を解くと

本尊が顔を出す。ツァイス・ビオゴンのソヴィエト版『同志(タワーリシチ)』ユピチェリ12(ジュピター12)です。
ジュピター12と言えば、こっちのアングルのほうが有名か。

後ろ玉(フィルム側のレンズ)がむき出し(というかガラス材のまま)。
『どうしてこうなった』と言いたくなるのはこれのほか「ピント合わせリングの内側に絞り調整リングがある」という点。

黒い部分の縁に、滑り止めのためのギザギザがある。これが「絞り調整リング」。スゲー操作しづらい。絞りを調整しているつもりが、ピントを外していることがほとんど。
別のレンズの写真だけど

レンズフードを付けると、このフードで絞りを調整させることができます。ただフードを直接つけるとピントリングと干渉して使えないので

レンズフィルターを付けてスペースを稼ぐことにした。

前の日に動きの渋いところを洗浄し

出撃に備えます。
出撃への備えといえば

光線漏れが「標準装備」なので、対策を施した。

フィルムケースと本体の合わせ目にビニールテープを貼って遮光、カウンターの動きも怪しいので、百均でカウンターも買ってきた。
準備ができたので、初陣。


・・・したんじゃなかったのか?