CozyConer

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登り応え充分!百蔵山から扇山縦走

2009年03月28日 | 登山・ウォーキング

P1000077  前回百蔵山へ登ったのは2007年の10月だった。その隣に若干高く構えるのが扇山。扇を広げたような優しい稜線の山である。いつか登ってみたいと思っていたので、少々冷え込んだ3月28日の土曜日にチャレンジすることとなった。当初こちらのみ登るつもりだったのだが、どうせなら隣の百蔵と一緒に楽しんでみるか!と縦走を決意したのだが、以前登った百蔵の印象をすっかり忘れており、お気楽なコースとばかり思っていたのだ。今、当時のブログを読んでみて、ちゃんと険しかった、という事実が書いてあったのに愕然。チョー登り応えのある山だったのを完全に失念しており、これを書いている翌日はすっかりと筋肉痛でヨチヨチ歩きになってしまったのであった。さて、そんな急登を登り切ると比較的広い山頂に出る。あいにく晴れてはいるのだが、スキっとしない春らしい天気の為、富士山を拝むことはできなかった。本当なら写真のように雄大な富士が見れるのだろう。すでに膝はガクガクしているが、腹が減っては戦はできぬ、早速昼食のお弁当タイムだ。食後はいつものようにコーヒーを入れて、至極の時を楽しむ。

P1000085  あまりゆっくりもしていられないので、次の本来の目的地である扇山を目指す。扇山へのルートは北側の斜面が多く、非常に冷たい風が吹き付けてくる。ビュービューと音がする。高度を一気に200m程下げると、しばらくは800m付近を上下する道となる。コースタイムは2時間半程度だ。途中、写真のような痩せ尾根があり、木があるから良いものの、うっかり足を滑らせるとちょっと怖い感じだ。1時間以上上り下りを繰り返しているとだんだん飽きてくる。

P1000086  振り返ると、木立の中から先ほど昼食を平らげた百蔵山の容姿が見えてきた。ありゃ急だわ、とあらためて認識した。位置関係からすると、扇山は目前になっているが、その手前に一つピークが待っていた。大久保山だ。これは先ほどの百蔵山よりも標高が高い。しかもまたしても急登である。登っても登ってもまだ先が続くという、まるで人生の縮図のような状況だ。返しても返しても減らない借金みたいな…。それでも少しなだらかになった先には待望の山頂があった。それほど眺望も良くなく、単なる通過点のような役回りでちょっと気の毒な山であった。

P1000093_2

 軽く休憩を取った後、扇山山頂へと向かう。この先、大久保コルにて、JR中央線の鳥沢駅からのルートと合流する。今回はここまで2名程度しかすれ違っていないことに気がついた。あまり人気がないのだろうか。静かな山行である。しばらくすると登山道が大きく開け、扇山の巨大な山頂が目前に広がる。しかも誰もいない。独占状態だ!とはしゃぐにはちょっと寒かった。おやつのドライフルーツをちょいちょいとつまんで、下山の途につく。コースタイムは1時間半程度で鳥沢駅であったが、テンポ良く降りたつもりなのだが少々時間を食ってしまい1時間50分程度で駅に到着、しかしその数分前に電車は出てしまっていたのであった。今回は休憩を入れて7時間弱の山行だ。登り応え、歩き応えの揃った山に感謝を込めて、国分寺の居酒屋へ消えていったのは言うまでもないだろう。


歴史を感じる街 府中散策

2009年03月22日 | まち歩き

P1000051  ここ最近の通勤の楽しみは単行本を読むことだ。好きな本は女流作家の推理モノを好んでチョイスするのだが、今ハマっているのは日本の神話について書いてある本だ。この手の古代ロマンも大好きな分野であるが、神々の名前がややこしくていつも途中で挫折してしまうのだった。今回はしっかりと読み続けようと思っている。そんな折だったからもしれないが、3連休の貴重な晴れ間である土曜日に歴史を感じる府中の街を散策してきた。府中という地名は各地にあり、大化の改新後に国府を置いた場所とのことで、東京の府中はその中でも区別を付ける上で、武蔵府中と呼ばれていたそうだ。今でもその名残で武蔵府中郵便局等の名前が残っている。それだけ歴史深い街である。その証拠に今でも遺跡が発見され続けているのだ。府中で仕事上がりのまぁ坊と待ち合わせて食事を済ませ、まずは大国魂神社へ向かった。ここも歴史がありそうな雰囲気がある。それもそのはず、西暦111年5月5日に創立されたとのこと。境内にはまだ三分咲き程度のしだれ桜が目立っていた。その名の通り、大国主命(オオクニヌシノミコト)を祀っており、出雲の流れを汲んでいる。古事記や日本書紀で微妙に違いはあるものの、スサノオ直系の神とされており、国造りの神として崇められている。出雲を治めていたが、その後アマテラス直系のニニギへ国土を譲り、更にその直系が初代天皇の神武天皇となるので貴重な役回りを神話の中で演じているのだ。そんな国造にふさわしい神が祀られているのが理由で、大化の改新後に国府となったのであろうか。そんな思いを持ちながら、分倍河原の方へ向かったのである。

P1000054  今回歩くコースは、2006年に京王電鉄が企画したウォーキングの府中コースをトレースしてみようと思ってチョイスしたものだ。大国魂神社を出発し、分倍河原、新田川緑道、府中いこいの森、府中競馬場などを回る約9キロのロングコースだ。京王線とJR南武線の分倍河原駅には早速歴史の英雄、新田義貞公の銅像が堂々と飾られてあった。鎌倉時代の末期、後醍醐天皇の命を受け、幕府を倒したと言われている新田義貞、割とボクらの住んでいる近くが決戦の場所であったりする。所沢の小手指古戦場、久米川古戦場、或いはこの分倍河原の古戦場跡だ。なんとも古代ロマンを感じる場所ではないか。

 コースは多摩川の手前を東へ向かい、府中いこいの森というちょっとした公園に差し掛かる。ここは郷土博物館や、梅園などがあって家族連れで楽しめる場所だ。近くにはグランドや体育館が併設されており、スポーツを楽しむこともできる。

 古代ロマンをだっぷりと感じた後、コースは北上し、競馬場を過ぎて府中駅へと向かう。途中道を確認する為に立ち止まる程度の休憩を挟み、2時間半程度でゴール。日が傾くと晴れているとは言え風が冷たい。9キロ歩いた足腰は疲労感一杯だ。帰路に付く途中、喉がカラカラだったので、ついつい冷たい生ビールを求めて居酒屋へ・・・なんか毎晩飲んでいるかもしれない。軽めに仕上げて、さぁ本当に家に帰ろうとしたのにも関わらず、またしても立ち寄ってしまったのが国分寺の多根果実店だ。P1000066 ここはフルーツショップであるものの、国分寺でうまいケーキを食べるならココだ!との声もある程ケーキが美味しい。何故ならここの息子さんがパテシエとしてフルーツをふんだんに使ったケーキを作っているからだ。なのでフルーツショップなのに店先には甘い香りが漂い、ケーキが所狭しと並べてある。つい手土産気分で買って帰ってしまった。帰宅後、熱いコーヒーを飲みながらケーキを楽しんだのは言うまでもない。スイーツに目が無いあなた、オススメですよ。メタボには要注意ですが・・・


あなどれない東京都の山 三頭山

2009年03月16日 | 登山・ウォーキング

P1000010  よく晴れた3月15日の日曜日、東京都の桧原村と奥多摩町の境にある三頭山へ登って来た。前日、実家の父親の具合が悪いと連絡があり、心配していたものの、夕方にはだいぶ回復したようで一安心。近場の山をさっくりと回ってみようと早朝自宅を出発したのであった。

 五日市街道をひたすら走ること1時間半、かつては有料道路で走り屋さん達の腕の見せ所であった奥多摩周遊道路(現在は無料)へ到着。登山口はそこからすぐの「ひのはら都民の森」にある。気を付けなければならないのは、「奥多摩都民の森」という場所もあって、そっちではないのでカーナビの設定には注意して欲しい。9時過ぎに到着したが、無料の駐車場には登山準備の方達と、朝からライダースーツに身を包んだ走り屋さん達が休憩していた。

P1000021  駐車場を出発して三頭山へ向かうが、いくつものコースがある。今回は割りとゆったりと回る「三頭山周遊コース」をベースに歩くこととする。森林館等の施設を抜けるとぐっと坂道がきつくなる。ここから登山らしくなり、しばらくすると鞘口峠(さいぐちとうげ)に到着する。ここで息を整えておかないと更に傾斜がきつくなり、三頭山への急登となるのだ。登っても登ってもまだ続く登山道、高低差で500mちょっとなのだが、甘く見てはいけない。すでにふくらはぎが引きつっている。尾根道に出ても軽くアップダウンが続き、北側の巻き道はまだ雪が残り凍結しているので、足元が滑る。しばらくすると山頂らしき場所に出るが、三頭山は字のごとく、三つの頂から構成されている。東峰(1527.5m)に三角点を置き、中央峰(1531m)、西峰(1524.5m)となっている。ボクらは中央峰山頂にあるテーブルを陣取り、昼食を取ることにした。眺望が良いのは西峰で、富士山から雲取山などのメジャーな山々を見渡すことができる。ただし前日に降った雨と霜が融けたこともあり、ぐちゃぐちゃな足元であった。

P1000031  さて、下山へと向かうが、ひとつピークを挟んでの下山路となる。途中に大沢山(1482m)を通過するが、この付近から見る富士山は最高である。おもわず見とれてしまう。日本一の山としては出来過ぎといか思えない風貌には参りっぱなしだ。階段状の登山道はよく整備されている。所々迂回路もあり、時間が押してしまったらショートカットも可能だ。ボクらは一番遠回りのコースで三頭大滝まで降りていった。

 東京都にあるお気軽な山のようなイメージであり、都民の森から簡単に登れるのだが、あんがいあなどれない山であった。訪れるのであればそれなりの装備で行く必要があるので、注意して欲しい。


LUMIX FT1

2009年03月08日 | 日記・エッセイ・コラム

P1010411  登山に行くとき、綺麗な写真を撮りたいという願望は常にもっている。しかしいざ登っている最中などは、必死に山肌にすがり付いているので、中々写真を撮ろうという気が起きない。登っているペースを乱すのも結構勇気がいるのである。これまでLUMIXのFZ10というコンパクトデジカメと言えない様な大きさのカメラが主体であった。こいつの良いところは、全域でF2.8という大口径の明るいレンズを装備し、12倍ズームであったことだ。35mm版のカメラに換算すると35mm~420mmまでをカバーする優れものであった。ボクはなんとこのカメラを2台買っているのだ。最初の1台を何処かに置き忘れてしまったのが原因だが、それほど惚れ込んでいたのも事実。LEICAブランドのレンズというのも心がくすぐられる要因でもある。ところがこいつは図体がデカイので、登山となると邪魔な存在となってしまった。また当時としては400万画素もあれば充分な画質も、今では携帯電話のカメラにも劣るような状況で、そのうち買い換えるかな、と思っていた。そんな折に、mixiのマイミクさんから、もう使わないから、とデジカメを譲ってもらった。これが偶然なことにLUMIXであった。FX2と言う軽くて使い勝手の良いカメラだ。ポケットに忍ばせておけば何処でも持ち歩ける手軽さから、当初は頑張ってFZ10を持ち歩いていたのだけれども、いつの間にかFX2がメインになってしまった。3倍ズームは物足りないときが多々あるが、それほど「寄り」の写真は登山時には必要としないことも有難かった。そんなワケで今では主流のFX2だったのだが、やはり登山時のハードな扱いには多少気を使う。それでもどうしてもラフに扱ってしまう為、岩肌にぶつけてしまったり、突然の雨で濡らしてしまうこともあるのだ。どうにか壊れずに耐えてくれているが、そろそろ限界だろうということで、防水型のタフなカメラを物色していた。防水のデジカメというとオリンパスのμシリーズが一番気になっていた。そのうち買い換えようくらいの気持ちで、友人のフリーカメラマン、K-PIX氏に意見を聞いたところ、PanasonicからLUMIXの防水カメラが発売されることを聞いた。早速サイトにアクセスすると、この春に新発売されるという情報と共に、モニター募集ということも知った。え?モニターってことはタダで使わせてもらって、その感想とか書けばいいんでしょ?と勝手に思い込み、それなら任せとけばかりに申し込みを行ったのだ…。ところがそのモニターというのは、「もしこのカメラを買うとしたら幾らがいい?」ということに対する購入金額を提示することから始まった。この金額が実は入札の金額になり、一番高値で札を入れた人から順に上位から何名という形で落札する仕組みだ。で、購入の金額は、落札金額の最低価格で購入することができる。ここでその金額を明らかすることはしないが、まぁ妥当だろう、という金額にして入札してみた。すっかり忘れていた頃に落札したとの通知。ちょっと嬉しいような、今は金ないんだよなぁ~という不安も交じり合って複雑な心境だった。しかも実機を手にしてもいないし…。躊躇したことはしたが、予想の市場価格よりも1万円近く安く買えそうだったので、思い切って購入してしまった。ちょっとモニター募集というのとは違うんじゃないか、とも思ったが落札してしまうと、日々来るのが楽しみになっていた。昨日届いたのが冒頭の写真のカメラだ。この色はネットでしか買えないそうだ。実際に手にしてみると、シャッターボタンは大きくなっているので、例えばスキー等のグローブを着けたままでも押せると思うし、適度な重さがあってホールドしやすい。水深も3mまでなら水中撮影もできるらしいが、あまりそういう使い方はしないだろう。雪山とか雨の中での撮影等に威力を発揮して欲しいと思う。また使い勝手等のインプレッションも機会があったら紹介してみたいと思っているが、しばらくは機能を覚えるだけでももうお腹一杯だ。何でも最近の機器類はそうであるが、単行本並みのマニュアルに実は今ゲンナリしているのであった。三代に渡ってのLUMIXとなるが、末永く宜しくお願いしますね > FT1君

LUMIX FT1 Pnasonicのサイト


春を感じる?スノーシュー 水上編

2009年03月01日 | 登山・ウォーキング

P1010368  今シーズン2回目のスノーシューは水上高原でエンジョイすることとなったのでご紹介しようと思う。2月最後の土曜日、フォレスト&ウォーターさんのツアーに参加すべく、一路関越道の水上ICを目指していた。ところが余裕を持って早朝に出たものの、2箇所の事故渋滞にはまり、結局余裕分のバッファは食いつぶして、どうにか集合時間前に到着。いやぁ~焦りました。今回お世話になるフォレスト&ウォーターさんは、スキーやスノーシュー等のウィンタースポーツから、カヌー、ラフティング、トレッキングなど幅広く企画しており、ボクらはスノーシュー1日コースへ参加させて頂いた。受付を済ませてボクらツアー参加者一行はバスに揺られてスタート地点の水上高原スキー場まで向かったのであった。

P1010380  今回のガイドさんは2名。元気印丸出しのまいこさん、年齢不詳のみっちーさんらの案内でスキー場からスタートを切った。天気は申し分なく、気温もポカポカでとても冬山にいるような感じではない。雪質も前回の北八ヶ岳のパウダースノーに比べるとベッチャリとした重い雪質である。スノーシューで歩き始めると、その重さが更に実感できる。しかし青い空と白い雪のコントラストがとても美しくて、とっても爽快だ。他のメンバーの方々も思い思いに楽しんでいるようだ。

P1010397  今回は暖かいこともあってか、たくさんの動物たちの足跡を見ることができた。まいこさんが丁寧に説明してくれるので、その度に「なるほどなぁ」と関心する。足跡ひとつとってみても、その動物の大きさや行動の仕方が見えてくるのだ。観察とはまさにこういうことなんだなぁ~と思い知らされる。写真はウサギの足跡であるが、右側が進行方向である。で、この足跡から見ると、前足を揃えて、後ろ足は直線状に置いてあるように思えるが、実は前2つの足跡は後ろ足とのこと。確かにウサギが飛び跳ねる姿を思い浮かべると、跳び箱を飛び越える格好だ。従って前足を超えて後ろ足で着地して進むのだ。こういう説明はガイドさん無しでは味わえない貴重なトリビアであった。

P1010387  さて、ガイドのまいこさんがお昼の準備をしている間にボクら一行はしばしスノーシューを外しての雪遊び大会だ。みっちーさんが用意してくれたソリやスノボで雪の斜面を思い思いに滑って遊ぶ。まさに童心に帰る瞬間である。子供の頃、東京にも冬は割りと雪が多く降った。そんな時、小学校にあった築山で、下敷きを使って滑って遊んだことを思い出してしまった。いやぁ~、これは楽しかった。途中、スノボが勢い余って下まで落ちていってしまったアクシデントもあったりして楽しませてもらった。

P1010399  ひとしきり遊んだあとはお腹が空く。まいこさんが「ごはんだよ~!」と声をかけてくれて、いざ昼食タイムだ。大きな寸胴鍋一杯のトン汁。キノコがたくさん入っていてとても美味しかった。トン汁の薬味と言えば七味唐辛子が定番だが、おろし生姜が美味しいよ、と教えてもらい、少々入れてみた。うまい!これいいじゃないですか!我が家でもやってみよう、とまぁ坊と確認しあったのであった。食後に温かい紅茶とお菓子で皆さんと談笑し、お昼の楽しい時間はあっという間に過ぎていくのであった。

P1010391 今回のコースは普段は、普段はゴルフ場とのこと。この広々したフェアウェイは、なるほどスノーシューにはぴったりのシチュエーションである。起伏がないので、ガッツリと歩きたい方にはちょいと物足りないかもしれないが、自然を散策しながらのスノートレッキングとしては申し分ない。何しろ心がリセットされるようだ。

P1010403_2  目前にそびえるのは、昨年の夏に登った至仏山だ。左のピークが至仏山、右のピークが小至仏山だと思われる。あの山の向こうに尾瀬ヶ原が広がっているワケだ。なんとも壮大な感じがする。尾瀬は昨秋、燧ケ岳に登った際、初雪が降り山頂で吹雪くという洗礼を受けたが、できれば今度のゴールデンウィーク前にアヤメ平付近の雪原をスノーシューで歩いてみたいと思っている。

 さて、ツアーも終盤は森の中を下っていく。最後急斜面をお尻で滑り降りるというアトラクションをこなして、再びバスに揺られて事務所へと戻った。今年は雪が少ないとのことで、今回もちょっと心配したけど、お天気にも恵まれて楽しい時間を過ごすことが出来た。スタッフの皆さま、お世話になりました。また機会があったら参加したいと思います。有難うございました。