CozyConer

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冬の散策 ~高尾山~

2006年01月30日 | 登山・ウォーキング

Sa330078 今年初めての山歩きは、東京の明峰、高尾山と決めていた。子供の頃からもう何度となく登っているが、ウォーミングアップ代わりには調度良い山と思って決めたのだ。ただし普通の観光案内に出ているような正面切ったコースは面白くないので、ちょっと裏側から登ることにした。このブログを始めたきっかけも高尾山だった。その時は陣馬高原からのアプローチだったので20キロは歩いたことになる。今回はもっとお気軽に、ということで、JR高尾駅からバスに乗り、小仏で下車してまずは小仏峠に登る事にした。

読んで字の如く、この峠は小さな仏様が奉られていることから名がついたようだ。江戸時代街道の要である関所もあったらしく、この峠が旧甲州街道だ、という説もある。武田信玄の甲斐の国と徳川治める武蔵の国の境目でありこの峠の前後には影信山、城山、高尾山があるので、まさに通り道として機能していたらしい。ここでちょっと誤算があったことを報告しよう。関東地方は1週間程前に大雪に見舞われており、その後割と気温が高い日が続いたこともあって、都会では雪はすっかり消えていた。その感覚で来てしまったものだから、残雪の多さには驚いた。裏高尾に続く尾根道はすっかり雪中行軍となった。

昼食は途中の城山の山頂にある峠の茶屋でなめこ汁を注文し持参したオニギリを食べた。今回も友人のT氏が同行しており、彼の愛妻水筒が目についた。水筒がリュックに入っていたことも水筒の中身が何なのかも彼は知らなかったようだ。奥さんの愛情を山頂で感じるなんて幸せなT君!捨てられないようにね。

高尾山まで来ると返りは薬王院でお参りして帰りたくなる。実は高尾山頂上を目指すには何通りもコースがあるのだが、薬王院を通るのは1つしかない。だからいつも同じコースになってしまう。整備された道を降りるのだが、雪の中を歩いてきた足腰には妙な負担がかかっている。もうニュートンの法則に逆らうこともできずにただひたすらに手足を動かしての下山であった。下山後は恒例のビール一気飲みだが、今回は名物である蕎麦屋で飲むことにした。生ビールで乾杯し、おでんをつまみ、仕上げはとろろ蕎麦だ。ほろ酔い気分で店を後にしたが、我々の足元が泥水だらけで異常に汚れていたらしい。許しておくれ、お蕎麦屋さん。風は多少吹いていたようだが、冬の散策としてはまずまずであった。次は何処に行こうかね?


再会と和歌山の空

2006年01月27日 | 日記・エッセイ・コラム

Sora 本当に久しぶりの再開であった。漠然とした待ち合わせ時間にもかかわらず早めに到着したボクは喫茶店でカフェラテを頼み、単行本を読みふけっていた。あまりにも没頭してた為、携帯電話が鳴ったのも気が付かず、留守録になったところであわてて通話ボタンを押した。懐かしい声が聞こえて、ボクはそのまま会計を済ませて表へ出た。

O氏はボクの社会へ出たとき最初に出会った先輩である。顔と態度がでかく、当時の上司よりも偉そうに見えた。彼から教えてもらったことは、仕事のサボり方と余暇の過ごし方だ。仕事の印象はほとんどない・・・とは言え、今から思えば、電話対応の仕方、上司への言い訳の仕方、接客方法等真似して覚えていったんだろうと思う。その後、O氏は家業を継ぐため会社を辞め、早々に嫁さんをもらって家庭人となっていった。各言うボクもその後を追うように転職し、嫁さんをもらうことになり、なんとなく人生も真似しているような結果となっていた。その後お互いに仕事やら家庭やらで段々と疎遠になり、年賀状だけの付き合いはかろうじて続いていた。何度となく彼の家の近くを通ってみたり、電話をしてみたりしたが会話することもできず、更にそれすらのしなくなって月日だけが過ぎてしまっていた。

再会のきっかけはまったく彼らしいものであった。年賀状にメールアドレスらしきものが印刷されているが、およそ普通の視力の人には見えないサイズである。最高に視力が良くても見えないであろう。なんとか連絡してみようと躍起になって解読した。400万画素のデジカメでマクロ撮影してパソコンで拡大してみる。もうプリンタのドットまで見えるくらい拡大して、考えられるアルファベットを組み合わせてメールしてみた。6通目でエラーが返ってこなかったのでヒットしたのかもしれない、と思い、あとは返事を待つことにした。

そんな感じで少々さびれた居酒屋で再会を祝した。何から話したらいいのか迷うかと思ったが、お互いに近況を報告し合い、悩みだとか喜びだとか、それこそ凝縮された時間を爆発させるかのごとく喋り合った。最後に会ったのはいつなのかもわからないまま、なんとなく10年位にしとくか、という雰囲気がまた笑いを誘う。でもこの10年位の間にお互いいろんなことがあった。疎遠であったにもかかわらずなんとなく似たような出来事にボクは一つの結論を出したのだけれども、彼はまだその渦中にいることがわかった。顔に刻まれたシワは年輪だけではないな、という思いが廻ってくる。

そんなO先輩が少年のような目で言うのだ。自転車で和歌山の空を見に行きたいと。なんでも渦中(≠火中)の栗は和歌山産らしく、その空がとても綺麗らしい。それをわざわざ自転車で見に行くというのだ。馬鹿げた話ではあるが、まるで片岡義男の小説を読んでるようなその少年らしさは相変わらず彼らしさを感じずにはいられなかった。空を見たって何が解決するわけでも空腹が満たされるわけでもないのに。偶然和歌山の空が写った写真があったので載せてみたが、きっとこれじゃ満足できないんだろうなぁ。

夜も更けた時にさりげなくタクシーを手配してくれて、ボクは家路に付いた。彼らしい演出だと思った。遠慮なくおごってもらった。家に着いたときには何故か涙が止まらなかった。声を出して泣いてしまった。そんな綺麗な空ならばボクだって見てみたい。

Chari_1 もうあまり乗らなくなった玄関に置きっぱなしの自転車を見つめながら、天気が良い日に手入れしてみようと思ってしまった。O先輩、あんた割と無茶するからさ、誰か注意してやんないと危ないよ。和歌山の空を見にチャリで行くなんて馬鹿げた話、誰も付き合ってくれないよ。しょうがないな、あまり気乗りしないけど、少し遠乗りでもしてみるかな・・・


魚介鍋?これが!?

2006年01月21日 | 食・レシピ

Sa330075 また寒さがぶり返してきた今日この頃、皆さん如何お過ごしですか?

先日、まぁ坊んちへ行ったとき、たまげた料理に出くわしたのでご紹介したいと思う。携帯のメールで「今日は魚介鍋」というメッセージがあったので、なんとなくイメージ的には白身魚の切り身やハマグリ、奮発して海老や蟹なんかがくつくつと味噌味かなんかで煮えているのを想像していた。あ~今夜は日本酒かぁ~?とか勝手に想像しながら電車に揺られていたのだ。

しばらくすると、メールにてビールの催促が。確かに温かい鍋にはビールも悪くない。コンビニで仕入れて行くことにした。

ところが準備をしているキッチンを覗き込むと、魚はなんとなく用意されてはいるが、ボクのイメージしているところの鍋料理とはちょっと違う雰囲気が漂っていた。今日、料理のレッスンを受けてきていて、それを食べさせてくれると言う。以下ボクの覚えているところのレシピを紹介する。

・魚は身が硬い淡白なものが良いらしい。この時は鯛のアラと、鱈の切り身だ。これがパプリカでまぶされていた。

・貝はムール貝やハマグリが見栄えがいいらしいが、味はあさりが良いらしく、それが用意されていた。更に貝殻のままのホタテがあった。

・野菜はニンニクをみじん切りにしたのと、タマネギのスライス、トマトのスライス。あとは香草関係。パクチが大丈夫なら入れてもいいだろう。この日はなんとかパセリ(だったか?)。

・オリーブオイルを鍋にたらし、ニンニクと唐辛子の輪切りで香り付けしたらタマネギとトマトを敷き詰める。そこに残りの魚介を火の通りにくいもの順に並べていく。ここで白ワインをほんの少し振りかける。最後に塩コショウする。

以上、これだけである。水も入れない。中火にして15分程コトコトと煮詰めていった。あさりがぱっくりと口を開けたのを目安にすれば良いだろう。野菜から出た水がうまそうなスープになり、鍋蓋をしていたので蒸された魚介類がものすごく食欲をそそられる。注目のお味の方だがこれがまたものすごく美味い!聞くところによるとポルトガルの漁師料理だとか。ニッポンの演歌の似合う漁師料理に比べるとものすごくオシャレだ。スープにいろんなダシが溶け込んでいて、パン(バケット)を浸して食べるともう最高である。

本来「まぁ坊キッチン」のブログで紹介されるであろう内容を、いち早くご紹介させて頂いた。ものすごーく簡単で、しかもちょっとオシャレっぽく見えるからパーティーなんかにいいかもしれない。是非ともお試しあれ!


飲んだ後はラーメン!

2006年01月16日 | 食・レシピ

Sa330073 土曜日、我が家にてゆかいな仲間たちが集まり、旧正月を祝った。要は新年会ね。折りしも梅雨時の夕立以上の雨足の中、まぁ坊、YUたろう、T氏、K氏、電話にてS氏とブログに登場する面々が集まってくれた。

その模様はK氏のブログにて掲載されてるのでご覧いただきたい。

深夜まで宴は続き、酒が切れたところでお開きとなった。翌朝は案外早く目が覚めてしまい、残り物のおでんをついばんでいた。気温は高く、青空が眩しい朝だ。午前中をブラブラと過ごしたが、YUKIたろうの空腹を訴える言葉になんとなく出かける準備を整え、一路ラーメン屋へ。

飲んだ翌日のラーメンは格別だね。健康を考え油少な目で注文した。海苔もトッピングして食物繊維いっぱいだ。いわゆる横浜の家系ラーメン屋であり、スープはとんこつのこってりした濃厚なものだ。大概我が家で宴会を開くと翌日はラーメン屋に出かけるようになっている。食後しばらくしてまぁ坊とYUKIたろうが気持ち悪くなってしまった。これは酒のせいだろうか?ラーメンだろうか?次回も実験してみよう。


正月らしく七福神めぐり

2006年01月10日 | 登山・ウォーキング

7fukujin1 年末から飲んでは食って寝ての生活で、いかにも肉付きがよくなってきたように感じていた。どうにかならないものかと思っても、この時期は無礼講として許されてしまうのである。

正月のぬるさがまだ抜けきれずに3連休を迎えると、これまたどうしても飲んで食ってになってしまう。かと言って雪山を歩く勇気も装備もないので、近所を散策することした。ネットで七福神めぐりと検索してみると、なんと地元にいいコースがるではないか。

ということで、とりあえずトレッキングシューズを履いて我が家を出発した。普段はバスや車で通る道をひたすら歩く。子供の頃を思い出すこともあった。自転車で走り回ってたなぁ~この辺は…とか。でも昔は畑だった、という個所がとても多くなっている。しょうがないこととは言えちょっと寂しい。

本来駅をスタートして巡礼の順番があるんだろうが、自宅から近いところからの参拝とする。順不同だ。ネットでダウンロードした地図とスタンプ帳を持っていざ最初のお寺へ。お参りしたあとスタンプ台に行くと、ちゃんとしたパンフレットが置いてあった。いろんなうんちくも書かれていて、こいつを1枚拝借して次の寺へ向う。

7fukujin2 市内を歩くと、昔はあまり綺麗ではなかった川が護岸整備されて散策道路ができている。水質も良くなったのか流れている水も綺麗に見える。白鷺と思われる鳥も数羽いて、近所の野鳥マニアがカメラで狙っていたりして、案外近場でもこういう風景に出くわすのか!とあらためて関心した。お寺に行っても重要文化財がゴロゴロしているのだ。

途中、青い空に黒い煙がもくもく上がっていた。そのうちサイレンの音とけたたましいヘリコプタの音が響きだした。黒い煙もだんだんとひどい黒煙となり大きな火事であることが一目でわかった。空気が乾燥しているし、風も強かったので一気に広がったのであろうか。進行方向とは逆だった為、何処がどの程度の被害を受けたのかはわからないが、被害にあった方には気の毒な光景であった。

風は冷たいが、久しぶりの日差しはポカポカと暖かい。上着をその都度調整しないと暑さが溜まってしまう。最後のお寺は、もう何年も前に亡くなった叔父と叔母の菩提寺である。法事の度に訪問しているが、そとのときはあまり感じなかったが、1850年頃の門などがあり、立派なお寺だ。鎌倉時代からあるそうだ。

7fukujin3 今回は思いも寄らぬ近場の散策で、意外な文化に出遭うことができた。鎌倉や京都を訪れるのもいいが、まず地元の歴史はどうなのか?という探訪も楽しいかもしれない。

帰り際に寄った、農家の軒先で販売している野菜を購入したり、普段味わえない小さな感動を得ることができた。

もちろん散策後のビールも堪能した。夕飯は実家の両親とジンギスカン屋でたらふく羊肉をご馳走になり、満足な1日であった。何故かご機嫌になった父親とその後も飲み続けてほろ酔い気分で帰宅したが、せっかくのカロリー諸費も元に戻ってしまった、と気が付いたのは翌日であった。