CozyConer

サッカーやグルメや旅行やキャンプや…日常のちょっとしたことをつらつらと。JリーグのFC東京を強烈に応援しています。

アウェーでポタリング -ジェフユナイテッド千葉編- 【J特】

2011年04月24日 | FC東京

 いよいよ待ちに待ったJリーグ再開の日、FC東京は4月24日、ジェフユナイテッド千葉とのアウェーゲームから再スタートである。震災前に購入したチケット、一時はどうなることかと思ったが、この日まで暖めておくこととなった。そして今朝、ボクら夫婦は愛車の小径車GIANT HALFWAYと一緒に千葉県にあるフクダ電子アリーナへ向ったのであった。
 JR三鷹駅まで我が家からペダルを漕ぐ。昨日降った雨の為、路面が滑り易い。三鷹駅に着くと自転車を折り畳み、輪行バックへ収納。ここからは千葉行きの総武線に乗り込む。休日は中央線快速が荻窪など通過する為、案外各駅停車の総武線が混雑する。それも御茶ノ水までで、そこから先は一気にガラガラになった。
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 千葉駅に到着すると、早速ジェフのポスターが出迎えてくれた。わざわざその前で自転車を組み立てるボクら…。フクダ電子アリーナ、通常フクアリは、JR京葉線の蘇我駅に近いのだが、千葉からもそう遠くはない。ここから一路フクアリを目指した。
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 潮風を感じると、だんだんスタジアムを目指しているジェフサポやら東京サポの方々が目に入ってくる。お天気も最高だし、サポさんの間を縫うように走るのは爽快だ。
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 キックオフは14時だが、11時少し過ぎた頃到着。この日はキックオフ3時間前に開場だそうで、入場し始めた頃に到着した。既に長蛇だ。
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 ゴール裏のちょいと高い位置の席を確保して、いざ腹ごしらえ。場外のスタ飯が美味そうだ。でも名物と言われているところは何処も混んでいる。カミさんと手分けしてひとまず空いているところを探したらこのケバブ屋さんへ辿り着いた。
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 これがそのケバブ。野菜もたくさん入っていてヘルシーだし、ウマイじゃない。カミさんが並んでいる列へ合流し、ケバブを食べながら次の獲物を狙う。
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 それはココ。フクアリに来たら、喜作のソーセージを食べないでどうするの!ってくらい有名らしい。
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 こんな感じでダイナミックに焼いている。場外に2箇所出店しているが、どっちも長蛇の列だった。根気強く並ぶべし!なるほど、3時間前に開場というのは理にかなっている。
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 手ぶらで行くと紙皿に10本程度盛ってもらえるのだが、タッパ等を持参するとそこへご覧のように山盛りに盛ってもらえる。これで1人前400円はお値打ちモノだろう。何種類かのソーセージが入っていてチョーウマイ!
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 肝心の試合だが、フクアリはサッカー専用スタジアムでピッチと観客席とが近く、とても一体感がある。この写真は東京のサポーターソング「You'll never work alone.」を熱唱しているところだ。当初はスタジアム全体で歌おう、というジェフ側の提案だったのだが、ジェフサポから「東京のサポソンは歌えるか!」とクレームが入り、ご破算になった。今や被災地支援のニッポンのテーマソングと言っても過言ではないのだが、ジェフサポにはお気に召さなかった模様。従ってボクらは被災地へ届け!とばかりに心を込めて歌いました。
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 結果は3点を取られて、しかも東京は1点も返せずに完敗してしまった。途中、米本選手が負傷退場してしまい、ものすごく心配だ。彼は去年、ほぼ1年を怪我で棒に振ったのだ。このゲームが復帰戦と言っても良いくらいだった。それがまたしても…。大したこと無いといいのだが。ジェフは今年は強いかもしれない。なんせFWには204cmの身長を誇るオーロイ選手がいる。この高さは脅威だ。案の定2点をオーロイから取られてしまった。でもまだ事実上の2節が終わっただけだ。この先長いのだから気持ちを切り替えて次のゲームに備えよう…と言いながら去年は降格したんだっけ。
 フクアリは大変素晴らしいスタジアムであった。またソーセージを食べに来てみたい。売り切れてしまった名物料理もあったみたいだ。一緒にJ1へ昇格して、また宜しくお願いしますよ、ジェフさん。
 帰りは、JR京葉線の海浜幕張駅までポタリング。道が広くて自転車にも配慮してあって大変走り易い。ただ、先の震災での液状化の爪跡が危険だ。思わぬところに段差があるので注意しないとコケてしまう。海浜幕張からは武蔵野線直通の電車に乗った。途中、赤いユニフォームを来たサポータ連中が東川口駅から乗り込んで来たけど、皆さん上機嫌。名古屋に勝ったみたいッスね。おめでとうございます。来年は埼玉スタジアムへお邪魔しますよ、自転車で。ゲームは負けたけど、久しぶりの晴天でのポタリングも楽しめたし、ヨシとしましょう。

久しぶりのESCAPEポタ

2011年04月17日 | 自転車

 お天気が良いので久しぶりにクロスバイクでポタリングに出かけてきた。とは言っても特に目的があるワケじゃない。あえて言えば小平市にあるFC東京のグランドへ練習試合を見物に行くというのが目的だったかも。昨日は今期からJ1のヴァンフォーレ甲府との練習試合で、平山選手を怪我で欠く中、高松選手が奮起し4ゲーム合計5-1で快勝した。その翌日だけに主力選手は参加せず、サブメンバー中心で早稲田大学と対戦した。結果は2ゲームで1-0という辛勝…、練習試合だから勝ち負けではなくて、きっと各々課題を解決する場になったんだ、と前向きに捉えることとしようか。中でもロベルト・セザー選手は良い動きをしていた。数日前に成田へ降り立ち、そのまま小平グランドへ直行して練習参加した、というアグレッシブさ。素晴らしいね、セザー!
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 ゲーム後は黙々とファンサービスを行っていたセザー選手、期待しておりますぞ。
 さて、お昼は何処で食べようか、とブラブラ戻っていく途中にちょいと気になるうどん屋さんがあった。武蔵野うどんの「よしふじ」というお店だ。お店に入るとちょうどお昼時もあってほぼ満席。広めの座敷席に案内され、肉汁うどんを注文した。
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 武蔵野うどんはコシがあってやや固めだから茹で上がるまで時間がかかる。ほどなくして出てきたのがコレだ。大盛りにしちゃった。ややグレーがかったうどんで歯応えもあってウマイ。で、ここでサプライズ。なんと日本代表、我らが東京のゴールキーパー権田選手が、(たぶん)奥さんを連れて入ってきた。うぉ~、なんか緊張するし嬉しいね。でも完全なプライベートな空間だったので「応援してます」みたいな声がけはせずに静かに見守っていたのでした…
 さて食後は何処へ行こうか?ちょっと食い過ぎた感じもあったので距離を長く走ってみたいし。あーでもない、こーでもない、とカミさんと相談しながらチンタラ漕ぎ。そして「じゃ武蔵村山までアイスを食べに行こ!」とまたしても食に走ってしまったのであった。
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 小平を出て小一時間、武蔵村山市にある「ヴェルデ」に到着した。なんか東京ヴェルディみたいな名前だけど、ここは「ヴェルデ」というアイスクリーム屋だ。自前で牧場を持っており、その牛乳を使ったジェラート系のアイスやオリジナルのシャーベットのメニューがあり、ボクは写真右側のラムレーズン、カミさんは左側のベルギーチョコ&バニラのダブルを注文した。風が吹くとちょっと肌寒いけど、店の外にあるベンチに座り、美味しく頂戴した。
 で、このまま自宅へ帰ってきたワケだが、なんてことない、単なる食べ歩きならぬ食べポタリングになってしまった。それでもESCAPEで31キロ以上の久しぶりのポタリングは大変気持ちが良かった。やっぱりクロスバイクは乗りやすいですねぇ~。

松本で蕎麦ポタリングとチャリティーマッチ  【J特】

2011年04月03日 | FC東京

 Jリーグは4月末頃の再開を目指して各チームとも準備をしているが、その合間を縫うようにチャリティーマッチが各地で開催されている。我がFC東京も味の素スタジアムでどうにか開催できないか調整していたようだが、対象となっている電力会社管内での開催が難しいことから、長野県松本市にある松本平広域公園総合球技場「アルウィン」で開催することとなった。これにはここをホームとするJリーグ準加盟JFL松本山雅FC、及びそのサポータや関係者方の多大なるご協力があったとのこと。いろいろ有難うございました。
 となると、この好機を逃す手はない。ボクら夫婦といつもの自転車仲間のT氏は、開催する前日から自転車を愛車に積み込み松本入りしていたのであった。

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 4月2日の夕方に松本駅付近のホテルに到着すると、なんとボクらの宿泊しているホテルの隣にFC東京のバス(通称バモバス)が止まっているではないか。裏の駐車場にはご覧のトラックも駐車している。なるほど、こちらにお泊りなんですね。ちょっと嬉しい。

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 翌日の3日はちょっと曇り気味の朝であった。早々にホテルをチェックアウトすると、一路アルウィンへ。サッカーは14時開始なので、車はそのまま駐車場へ置き、午前中は自転車で蕎麦でも食いに行きましょう!という魂胆だ。GIANTのHALFWAYが3台、中々の光景だ。

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 「がんばろう!ニッポン」のステッカーを貼付して、復興支援へのモチベーションを上げる。

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 ちょっと気温は低いけど、気持ちの良いポタリングだ。道がよく分からず、どうにかこうにか蕎麦集落のある山形村へ向う。このゲートが目印なんだけど、実はちょっと違うところから入った。どこから入ってもこの先はずっと登り坂が続くんだな、コレが。距離にして2キロもないんだけど、心臓が口から飛び出る寸前だった。

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 途中グロッキーになったT氏。この先ボクとT氏は歩いて自転車を押すことに。自重が軽いカミさんはすいすいと登って行ってしまった。

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 途中、青赤サポさんと思われる車に抜かれて、どうにか着いたところが「水舎」というお蕎麦屋さん。風情がある。

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 粗びき蕎麦を注文し、待つ間にアルコール0%ビールで乾杯。うんめ~です、ノンアルコールビール。そしてしばらくして運ばれてきたのがこのお蕎麦。コシがあって美味しかった。大盛りにすればよかった、と後悔。

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 ではアルウィンへ戻りますか、と帰りは下り坂。あっと言う間に到着だ。既に車も渋滞しており、活気が出ていた。FC東京側のゲートを潜ると、もう見慣れた光景になってしまったが、選手達が募金の呼び掛けをしていた。

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 途中で出合ったキャラクタ。山雅FCのチームキャラクタかと思ったら、どうやら違うらしい。あなたはだぁ~れ?

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 いつの間にやら天気が回復し、快晴に。チームフラッグは追悼の意の為に反旗になっていた。

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 このスタジアムは本当にすばらしい。スタジアム自体も綺麗なんだけど、この周りの景色が贅沢だ。北アルプスに囲まれた広大な敷地にあるので開放感抜群。サッカー専用スタジアムなので、ピッチとの距離感も近い。

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 コレが本日のお土産。さぼてんのFC東京勝つサンドと、チャリティTシャツだ。既にSサイズが売り切れており、ボクとT氏のみ購入。Lサイズにしたんだけど、ちょっと大きかった。Mにしとけば良かったなぁ。これらの収益金はすべて募金となるとのこと。

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 今回はすべて自由席だ。ちょっと風が冷たかったので、日当たりの良いバックスタンド最前列を陣取った。山雅サポのチャントは一糸乱れぬ応援で、気合を感じる。見ていて気持ちが良い。

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 今回、東京側は応援はなし。ちょっと物足りない感じはするものの、じっくりとゲームを楽しめるので案外悪くない。ただし、東京のサポーターソング「You'll never walk alone」は東京のホームゲームの様に歌わせて頂いた。これも山雅サポのご好意だ。もはや東京のサポソンではなく、被災された方々、尊い命を落とされた方々へ捧げる歌である。

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 ゲームの方は4-0でFC東京が勝利した。前半に上里、後半に谷澤、鈴木(2得点)が加点した。J2の面目躍如ってところか。山雅FCも要所要所でアグレッシブさが目立ち、得点差以上に楽しめたゲームであった。

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 チャリティーマッチはゲームが終われば敵味方は関係ない。ゲーム終了後にFC東京は今野選手、松本山雅FCは渡辺選手がメッセージを出してくれた。両者とも東北地方に縁があり心を痛めている。サッカー選手はサッカーを通じて支援をしていくしかない。ボクらもサッカーがある限りサポーターとして支援し続けるつもりだ。共に頑張って行こう。You'll never walk alone.


サッカーが出来ること 【J特】

2011年04月01日 | FC東京

 3月27日の日曜日、久しぶりにFC東京が味の素スタジアムでゲームを行うというので、友人らを誘って行って来た。この日の相手はJFLの横河武蔵野FCだ。以前の勤め先の近くにグランドがあるので割と親近感のあるチーム。一応練習試合というカテゴリで開催された。

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 震災で大変な時期にサッカーなんて、とプレイする側も見る側もいろいろ葛藤はあるだろう。この日も練習試合ではあるものの、目的はチャリティである。入場無料ではあったが、せめて入場料位は寄付しよう、という方も多かったのではないだろうか。

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 普段のリーグ戦とは違って、メインスタンドとFC東京側のゴール裏のみ開放し、静かなスタジアムであった。味の素スタジアムには福島県から自主的に避難してきた方々が暮らしている。あまり大きな音で騒ぐことは憚れる。ただし、選手入場前の東京サポソン「You'll Never Walk Alone.」のイントロが流れ、皆で大合唱した。東京の選手へ、という感じではなく、招待席におられる避難して来た方々、現地で被災されている方々、そして尊い命を落とされた方々に捧ぐ歌だった。掲げるタオルマフラーがメインスタンド中央の招待されている福島の方々の方へ向っているように思えた。

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 キックオフ前には選手全員、スタンドの観客達で黙祷が捧げられる。味スタが一瞬静寂に包まれた瞬間であった。

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 ゲームの内容はFC東京が8点、横河が2点という結果。あまり勝ち負けは意識してない、とは思ったつもりだけど、やはり勝つと嬉しいね。大竹選手の決めたフリーキックは美しかった。そして、このゲームを裁いたレフェリーが、あのワールドカップ南アフリカ大会でも活躍した西村さんであった。贅沢なゲーム、いろんな人達の協力で成り立っているんだな、と実感する。

 この日は募金と合わせて各選手のお宝もオークションにかけられた。その結果、一千万円以上も集まったということだ。Jリーグを通じて日本赤十字社へ預けられるそうだ。そしてこの翌々日、大阪の長居スタジアムにおいて、日本代表とJリーグ選抜のTeam as Oneとのチャリティーマッチがあった。Team as OneはJリーグを代表する選手で構成されており、即席チームとは言え、ワールドカップを戦ったメンバーが多く、夢の対決であった。結果は2-1で日本代表が勝利したが、J選抜は、あのキング・カズこと横浜FCの三浦選手がゴールを決め、その瞬間どっちが勝ったの負けたのではなくなるような盛り上がり。事前にシナリオがあったとしても、これほど綺麗なシナリオは描けないだろう、というくらいの内容であった。

 サッカー界では鹿島や仙台、水戸が今回の震災の被害にあっている。チャリティゲームで大いに盛り上がり、たくさんの寄付金も集まっていると思うが、なんとか復興して欲しい、皆さん笑顔に戻って欲しい、という願いは現地に届いているのだろうか?鹿島の小笠原選手、いつもならあまり好きじゃないタイプの選手なんだが、彼を見ていると、まるでお地蔵さんのような風貌に見えてくる。故郷を失い、悲しみに暮れているだろうに、一生懸命ゲームに集中している姿は目頭が熱くなる。仙台出身のFC東京、日本代表の今野選手も同じだ。彼らはサッカーを通じていろいろ支援をしようとしている。ボクらJリーグサポータも、そんな選手達の気持ちに応え、出来る限りの応援、支援を行っていこうと思うのだが、これでいいのか?これだけでいいのか?という迷いがあるのも正直なところだ。まだ先は長いと思う。焦らず出来ることから始めよう。