一時期、狂ったように村上作品を読んだ。
「アンダーグラウンド」以来、何故か遠ざかっていたが、今回「1Q84」発刊を機に
読んでみました。
でも何故この本を選んだのかは自分でもよくわからない。
最初は、時間と空間を行き来するのに少し頭の切り替えが必要で、
最後まで読めるかな?と思ったが、意外に一気に読んでしまった。
あっけない終わりに、まだ続きがあって欲しいと願う気持ちを残させるのが
作者の狙いなのか・・・
自分が異次元の世界から眺めている感覚、本を読んでいる間中
ずっと浮遊していた様な感覚に襲われた。
2004年に初版が出ているが、その時書店で手にとっても
多分読まなかっただろう。
今だから読めたのかもしれない。