夜泣きは適切な対策で簡単に治すことができる--理学博士の夜泣き対策--

夜泣きには明確な原因があります。原因はお母さんの生活習慣、育児の仕方などであり、赤ちゃんや幼児にはありません。

夜泣き対策は早いほど効果も早い

2012-12-02 08:42:08 | 夜泣き

    中谷 勇 元山形大学教授

 夜泣きは、明らかな原因があるから100%治せます。夜泣きの主な原因は不眠症です。不眠症の原因は夜の照明の仕方や遅寝などです。不眠症は原因になることを知れば簡単に治せます。しかし、不眠症が長期間続いて重症になると適切に対策を講じても治るのに1か月程かかることがあります。

 夜泣きは不眠症を治さなければ6歳頃まで続く事があります。6歳頃に不眠症が自然に治るのではなく、不眠症でも忍耐力がついて泣かなくなるだけです。不眠症がさらに続くとうつ病になります。
 夜泣きには、いくつかの原因があるが、もう一つは空腹です。完全母乳などといって生後6か月以降も母乳しか飲ませていない例があります。離乳食が必要なのは、母乳は液体でカロリーが少ないから固形食が必要になります。そのため離乳食から始めるのです。完全母乳と言って生後6か月以降も母乳しか飲ませないと赤ちゃんは空腹で夜泣きをします。母乳の量は生後5、6か月の赤ちゃんが飲む量、約160mlしか出ません。月齢がすすむにつれて体を動かす事も多くなり、成長のためにも摂取しなければならないカロリーもが増えます。
 完全母乳と言って母乳しか飲ませなく生後7、8か月以降、急にミルクを飲ませようとしても哺乳瓶やミルクを拒否し、離乳食もほとんど食べなく、毎晩1~2時間毎に泣く子がいます。月齢相応にミルクや離乳食を与える事が大切です。

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