知らない世界へ帰りたい(日本探求)

自分の祖先はどんなことを考えていたのか・・・日本人の来し方、行く末を読み解く試み(本棚10)。

「名古屋めし」

2015年09月06日 07時31分32秒 | ふるさと
 NHK-BSの新日本風土記で放映。

■ 「名古屋めし」
2015年7月17日:NHK
 関東でもなく、関西でもない、独自の食文化が育まれてきた名古屋。味噌カツ、味噌煮込みうどん、きしめん、ひつまぶし、モーニング等々...。百花繚乱、どこかB級テイスト漂うその豊かなメニューは、いつしか「名古屋めし」と総称されるようになっている。「名古屋めし」には、「味が濃い」、「量が多い」を初めとした様々な特徴があるが、その底流にあるのは、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の所謂「三英傑」を生んだこの土地の風土である。米作りに向かない土地で大豆作りが奨励され、大豆100%の豆味噌が造り続けられ、人びとに浸透していったのだ。また、尾張徳川家が、庶民の間にも茶の湯を広めたことから、様々な和菓子が生まれ、今の小豆好き、喫茶店文化につながったとされる。番組では、バラエティに富む名古屋めしのルーツや魅力を紹介しながら、名古屋めしをこよなく愛する人たちに迫っていく。


 私の名古屋の食のイメージはドテ鍋です。
 その秘密を教えてくれる内容でした。

 ポイントはやはり「味噌」。
 味噌は米と小麦で造られていると思い込んでいた私。
 しかし事実は違いました。
 それは、原料から大きく3種類に分けられるそうです。
 一般的な「米味噌」の他に、九州を中心とした「麦味噌」、そして東海地方限定の「豆味噌」。
 豆味噌は大豆しか使わず、熟成がゆっくりなので完成までに3年もかかるそうです(他の味噌は1年)。
 
 その「豆味噌」を使った料理が、おなじみの味噌煮込みうどん、どて、串カツ、味噌おでん、味噌カツ等々。
 中でも、味噌おでんの名店が大根を10日間かけて下ごしらえしている様子は圧巻で「美味しいと言われる理由は、それなりのことをしているからや」というご主人の言葉に説得力がありました。

 豆みそは徳川家康の好物でもあったとか。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「幕末・明治の日本は外国人... | トップ | 川瀬巴水木版画集 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ふるさと」カテゴリの最新記事