お~カナダ! たてよこナナメ歩き

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振り回された

2010-07-08 09:57:22 | 家の売買と引越しとリフォーム
さて、まだまだ話が続いてます。

6月のある日、新しい、きれいな家の建ちならぶ、静かな通りで
一軒の家の前に「売り家」の看板が立っているのを発見しました。
インターネットでチェックしてみると、部屋数は足りてるし、
値段も、今住んでいる家を売ったお金に少し足せばいいくらいです。
不動産サイトでは、売り家の中、部屋の写真なども公開してることが多いのですが、
写真を見た限りでは、いいんじゃないかな~と思いました。
(このサイトの写真が、また上手に撮ってあるんですねぇ。
時々、実際に家を見たとき、よくあんなにきれいに広々とした感じに撮れたもんだなあ~と
実物と写真のギャップに驚くことがありますから・・・)

で、売主のエージェントにメールを送って、中を見せてくれるように連絡しました。

このエージェント氏、ここでA氏ということにしますが、
まあ、こんなにルーズな人がよく不動産の仕事できるなぁと思うくらいひどかったです。
けっこう大々的に宣伝してるんですよ、A氏の巨大な写真を印刷したトラック見たことあります。
まず、すぐにメールの返事が来なかった。何日か経ってやっと連絡が。
約束した日、11時のアポイントでしたが、10時半に電話がかかってきて
「売主の掃除が間に合わなかったから、今日のアポイントはキャンセルします」だって。
それからというもの、一週間音沙汰なし。
次に連絡があって、日時を決めてその売り家に行ったんですが、A氏遅刻!おまけに
「僕、次のアポイントがあるんで、20~30分だけで頼みますよ」だと・・・。
見ている間も、なんだかんだせかすし。
大急ぎで家の中や外を見て回ったわけですが、不完全燃焼。
A氏は超高級スポーツカーでいそいそ、ブル~ンと大きな音をたてて去っていきました。
なんだか家の間取りもよく覚えられないまま、帰宅しました。
数日後、もう一度見たいとA氏に連絡、例によってすぐに返事なし。
返事が来たと思ったら、A氏は直前に一軒売買成立して、バケーションに出かけていました。
なので、「同じオフィスの、違うエージェントが代理で行くので」
という返事で、その次の日曜にアポイントを決めました。

家も住んでいる人によって、メンテナンスがちゃんとできてるかどうか違います。
実は、その家は、ほんまに売る気があるの?と思うくらい汚かったのです。
片付いていないだけでなく、あちこちほこりだらけ、ネコの爪とぎあとだらけ。
いくらなんでも、普通、売りに出したら普段よりきれいにすると思うのですが・・・
それで、家のどこかが壊れたり具合悪くなってたらいやだなあと思いました。
汚いだけなら、掃除すればすむことですが、具合が悪いのは困ります。
ちょうど週末だし、知り合いに自分で改築したことがあって詳しい人がいるので、
頼んで一緒に行って見てもらうことになりました。

日曜の朝、時間厳守で現地に行くと、売主さん夫婦が車で出かけるところでした。
(普通、売り家を見に行くと、売主は出かけててそこにはいないです)
約束の時間を過ぎても、エージェントが現れる気配がありません。
おまけに、そのとき気づいたのですが、「売り家」の看板がなくなっていたのです。
エージェントのオフィスに電話しても、留守番の女性が電話を受けて、
「メッセージ伝えますから待っててください」と言うのみ。
待てど暮らせど誰も来ない・・・そしたら、なんと売主さん夫婦が戻ってきました。
「エージェント来ないの?」と聞いてきました。
そりゃ気になります、私達が見に来てるので、玄関の鍵は閉めずに出かけてるんですから。
「仕方ないわねえ・・・」と言いながら、また売主さんたちは去っていきました。

待つこと30分以上、やっと違うエージェントから電話がかかってきました。B嬢といいます。
彼女は「これからほかのところでアポイントがあるので私はそこへは行けない」と言うのです。
なんだそれは~。完全にあきれてしまいました。これは何!?
すったもんだの末、B嬢は「20分だけ寄るから」と言うので待つことにしました。

その間に、なんと、もう一度売主さんが戻ってきました。
「エージェント、まだ来ないのね、この際、エージェントは通さずに私達で直接交渉しない?」
と言って、携帯の番号をくれました。
なんだか展開がおかしくなってきたぞ?
電話番号を交換すると、また売主さんは去っていきました。

さらに待って、やっとB嬢が、高級ドイツ車からハイヒールカツカツ鳴らして現れ
「私だったらお客さんを待たせるようなことはしないわ」
と言いながら、派手な名刺をくれました。B嬢も派手な感じの人です。髪の毛もすごい色。
話を聞いてわかったのですが、私達がアポイントを取ったのとすれ違いに、
売主さんはその家を売るのをやめたのでした。で、「売り家」の看板がなかったというわけ。

私達は、前回見てから気になっていたところを見て、
知人には家を買うときに要チェックの場所を見てもらいました。
B嬢はその間ずっと仕事の電話をしていたのですが、最後にこちらにやってきて、
自分の宣伝を始めました、私なら、お客さんの扱いはもっといいわよ~と。

あっという間に見終わって、B嬢は自分の仕事へと去っていきました。
もう売りに出ていない家を大急ぎで見て、ほかのエージェントに会って勧誘され、
売主さんからは「直接交渉しない?」と誘いをかけられてしまったが・・・(続く)






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